/users、/coursesなど、コンテンツ管理の各最上位レベルの各ディレクトリは、文書保存に関連付けられています。管理者は、各文書保存の設定を管理できます。
文書保存の設定
[文書保存の管理]ページには、システムの文書保存の場所および詳細が表示されます。/users、/coursesなど、コンテンツ管理の各最上位レベルの各ディレクトリは、文書保存に関連付けられています。管理者は、以下のような各文書保存の設定を管理できます。
- JDBC設定
- 保存および一時的な保存の場所および設定
- 削除監査記録の設定およびレポート
- [管理パネル]の[Content Management]で、[詳細設定]を選択します。
- [ドキュメントストア]を選択します。以下の表では、ドキュメントストアのメニューからオプションの1つを選択して実行できるタスクを示しています。
目的 選択 JDBCプロパティの設定 [JDBC設定]をクリックします。[JDBC設定]ページが表示されます。 文書保存の場所の変更 [一時的な保存設定]を選択します。[一時的な保存設定]ページが表示されます。 文書保存の一時的な保存場所の設定 [一時的な保存設定]を選択します。[一時的な保存設定]ページが表示されます。 文書保存から削除された項目についてのレポートの作成 [削除監査記録レポート]をクリックします。[削除監査記録レポート]ページが表示されます。 削除済み項目の追跡日数の設定 [削除監査記録設定]をクリックします。[削除監査記録設定]ページが表示されます。 - [送信]を選択します。
管理者は、文書保存の一時的な保存場所を設定できます。データを複製しておくと、クラッシュからの復旧に使用できることがあります。この場合、データベースバックアップとこの一時的なファイル場所を組み合わせることで、クラッシュが発生した場合でも、ほぼ最新の状態にシステムを保つことができます。このバックアップの場所は、データベースまたは外部保存場所のいずれにも設定できます。メインの保存場所とは同じ場所にはできません。
コンテンツ管理における保存ディレクトリの物理的場所の変更
コンテンツ管理の保存ディレクトリの物理的な場所を変更するには、次の手順を実行します。
- bb-config.propertiesファイルで、コンテンツ管理ファイルの文書保存の場所を指定します。
- PushConfigUpdatesコマンドラインツールを実行して変更を反映させます。
一時的な保存設定の構成
- [管理パネル]の[Content Management]で、[詳細設定]を選択します。
- [ドキュメントストア]を選択します。
- ドキュメントストアのメニューで、[一時的な保存設定]を選択します。以下の表に使用できるフィールドを示します。
フィールド 説明 一時的な保存場所 Windowsの一時的な保存場所 一時的な保存場所のパスを入力します。 一時的な保存設定 一時的な保存期間 [処理しない]を選択すると、ファイルは一時的な保存場所に永久的に残ります。[x日で削除する]オプションを選択すると、この期間だけファイルが一時的な保存場所に残ります。
削除した項目の回復
ユーザがアイテムをコンテンツ管理から削除すると、アイテムは選択された一時的な保存期間だけ、一時的な保存場所に保存されます。管理者は、削除監査記録レポートを使用して、一時的な保存場所のアイテムのパスを検索できます。アイテムが検索されたら、管理者は、ユーザにEメールで送信できます。
一時的な保存期間に設定した時間が経過すると、管理者は、データベースバックアップからアイテムを検索しなければなりません。
削除監査記録レポートの生成
[削除監査記録レポート]ページでは、管理者は、ユーザによってコンテンツ管理内の特定のサブディレクトリから削除されたデータのレポートを生成できます。このデータは、コンテンツ管理から削除された単一のファイルをバックアップから取得する選択的なファイルリカバリで使用されます。このデータは、[監査記録設定]で保存されている場合にのみ利用可能です。
- [管理パネル]の[Content Management]で、[詳細設定]を選択します。
- [ドキュメントストア]を選択します。
- ドキュメントストアのメニューで、[削除監査記録レポート]を選択します。以下の表に使用できるフィールドを示します。
- [送信]を選択します。
フィールド 説明 削除監査記録レポート 最上位ディレクトリ名 ここに、最上位ディレクトリ名が表示されます。 サブディレクトリパス レポートの生成元となるサブディレクトリへのパスを以下に入力します。 開始日 レポートを開始する日付を入力します。MM/DD/YYの形式を使用してください。 終了日 レポートを終了する日付を入力します。MM/DD/YYの形式を使用してください。
JDBC設定
管理者は各文書保存について、Javaデータベース接続性(Java Database Connectivity、JDBC)設定をカスタマイズできます。JDBCとはJavaスタンダードの1つで、これによりコンテンツ管理などのJavaアプリケーションをデータベースに接続できます。コンテンツ管理は、接続の「プール」とも呼ばれるグループ接続を使用して、データベースに対して情報の読み取りや書き込みを行います。項目、すなわちプール内の接続によって、Javaスレッドがデータベースリソース使用できるようになります。エンドユーザがデータをリクエストする場合は通常、各リクエストはプールから1項目を消費します。ただし、ユーザリクエストと必要接続数には1対1の関係は存在しません。リクエストが完了すると、接続は別のユーザ用に解放されます。
データベースリクエストが利用可能接続数より多くなると、データベース接続が利用可能になるまでそれらのリクエストがキューで待機します。
コンテンツ管理の使用率が非常に大きくなると、一般的に必要な接続プールの最大サイズが増加します。この場合、データベースが同時に処理できるリクエストを増やすことができます。ただし、最大プールサイズが大きすぎると、CPUおよびメモリの要件がさらに増えるため、データベースのパフォーマンスが低下する可能性があります。最大プールサイズが低すぎるとデータベースへの負荷は減りますが、接続が解放されるまでのユーザリクエストの待機時間が長くなるため、ユーザリクエストの処理時間が長くなる可能性があります。
教育機関は、各文書保存について一意の利用パターンを有することができます。たとえば、ユーザのバーチャルハードドライブ使用率は高いがコース領域を使用していない場合は、/users文書保存の最大接続数を増やし、/courses文書保存の最大接続数を減らすことを検討してください。
JDBC設定の構成
- [管理パネル]の[Content Management]で、[詳細設定]を選択します。
- [ドキュメントストア]を選択します。
- ドキュメントストアのメニューで、[JDBC設定]を選択します。以下の表に使用できるフィールドを示します。
JDBC設定 フィールド 説明 JDBC設定 接続の有効期限 接続は開いたままになっていても、使用できない場合があります。これは「ハングしたJava接続」と呼ばれることがあります。開いているすべての接続が自動的に期限切れになると、最終的にハングしている接続が閉じます。自動的に接続が閉じるまでにデータベース接続を開いたままにする分数を入力します。新しい接続は、必要に応じて、最大接続数として設定されている数まで作成されます。 最大接続数 接続プールに存在できる最大の接続数を入力しますこの値が高すぎると、データベースサーバが消費するリソースが増えるため、パフォーマンスが低下する場合があります。この値が低すぎると、接続が利用可能になるまでリクエストがキューで待機する可能性があるため、リクエストの処理時間が長くなる場合があります。 最小接続数 データベース接続プールサイズの最小値を入力します。 無効接続タイムアウト期間 無効接続がタイムアウトになってプールから削除されるまでの時間を秒数で入力します。無効接続とは、データベースとコンテンツ管理との間でアクティビティが一切送信されていない接続です。 - [送信]を選択します。