Blackboard Learnには管理者用のEメール機能が含まれ、ユーザ群にすぐにEメールを送信できます。
- すべての教員
- すべての学生
- すべてのユーザ
受信者を指定した後、すべてのメッセージは同じ方法で作成されます。
コースおよびコミュニティでEメールツールを利用可能にする方法の詳細
Eメールの送信
- 管理パネルの[ツール/ユーティリティ]セクションで、[Eメール]を選択します。
- [すべての教員]、[すべての学生]、または[すべてのユーザ]を選択します。
- 件名とメッセージを入力します。
- [送信]を選択すると、メッセージが送信されます。
DMARC処理をオフにする
Blackboard Learn 9.1 Q2 2016およびQ4 2016リリースで、BlackboardはEメールのDMARC処理をオフにする新しい機能を追加しました。独自のメールサーバをホストし、ユーザEメールアドレスを制御するクライアントは、DMARCベースでの拒否の影響を受けることがないため、この機能を無効にできます。
- bb-config.propertiesファイルで、bbconfig.email.use.dmarc.from.overrideを変更し、DMARC処理を無効にします。設定を[false]に変更します。設定をfalseに変更することにより、do-not-reply@localはメールヘッダから削除されます。
- PushConfigUpdatesコマンドを実行して、設定を更新します。
Eメール構成設定の編集
Blackboard Learn 9.1 Q2 2017リリースから、管理者は、bb-config.propertiesファイルの設定を編集する代わりに、ユーザインタフェイスのEメール構成設定を編集します。この方法では、Blackboard Learn環境を再起動せずとも、Eメール構成設定を編集できます。
管理パネルで、ユーザがサポートを依頼する連絡先のEメールアドレスを指定できます。追加のEメール設定も利用可能です。管理パネルに移動します。[ツール/ユーティリティ]セクションで、[システム設定] > [Eメール設定]を選択して編集を開始します。
必要に応じて設定を変更します。完了したら、[提出]を選択します。
設定 | 説明 |
---|---|
主要サポートEメール宛先 | Blackboard Learnから発信されるサポート依頼用のEメールアドレスを入力します。これは、コースの[コントロールパネル]で教員およびコース作成者を表す「サポートに問い合わせ」リンクに使用されるEメールアドレスです。 Blackboard Learnの以前のバージョンでは、このフィールドは[システム管理者] > [サポートの問い合わせ先]にあります。 |
管理者のEメール | このEメールアドレスは、管理者がBlackboard Learnから送信するEメールの[送信者]フィールドに表示されるアドレスです。 |
「送信者」アドレスを上書きする | 送信者のEメールアドレスに上書きするEメールアドレスを指定できます。[はい]を選択した場合は、メッセージの[送信者]フィールドに表示されるEメールアドレスを入力する必要があります。 |
「宛先」アドレスを上書きする | Blackboard Learnから送信されるEメールのコピーを受信するEメールアドレスを指定できます。Eメールは対象の受信者に送信されますが、メッセージのコピーがこのEメールアドレスに送信されます。このEメールアドレスにはBlackboard Learnから送信されるすべてのメッセージのコピーが送信されるため、時間の経過とともに非常に多くのメッセージが収集されます。このフィールドを空のままにすると、Eメールのコピーは管理者のEメールアドレスに送信されます。 |
SMTPのデバッグ | この設定を有効にすると、SMTPインタラクションのログが保存されます。このログは、トラブルシューティングの際に役立ちます。 |
Eメール通知の送信元 | Blackboard Learnから送信される通知Eメールの[送信者]フィールドに表示するEメールアドレスを入力します。 |
メールサーバの設定 | SMTPサーバをセットアップしてLearn内のEメールを管理します。セキュリティを厳重にするには、[認証要求]を選択してSSL/TLSの暗号化を有効化します。[送信]をクリックすると設定が有効になります。この設定ページに最初にアクセスした際に、レジストリにエントリが作成されます。 |
詳細情報 | bb-config.propertiesファイルのEメール構成設定の詳細を確認できます。これらの設定を編集するには、Blackboard Learnインスタンスを再起動する必要があります。 |
メールサーバの設定
送信Eメールに関するセキュリティ向上のため、SMTP認証はBlackboard Learn 9.1 Q4 2017以降でサポートされています。[管理パネル]でメールサーバの設定を完了させることができます。記録を残すために、bb-config.propertiesファイルもパラメータに追加されました。[管理パネル]を使用してレジストリエントリが作成されていない場合は、パラメータで設定を行うことができます。レジストリが作成されている場合は、bb-config.propertiesの代わりに使用します。設定ファイルの変更方法は以下のとおりです。
前回のリリースからアップグレードする場合、以前の設定は保存され、新しい構成がデフォルトとなり、認証または暗号化を使用しない設定となります。管理者は、アップグレード後にこれらの機能を有効化できます。Eメールに関するエラーはそのEメールログに記録されます。
bbconfig.propertiesの抜粋 :
## The boolean flag to indicate whether the SMTP server requires authentication, the value can be either true or false(default) ##
bbconfig.smtpserver.auth.required=@bbconfig.smtpserver.auth.required@
[email protected]@
[email protected]@
## Connection type specifies the way how the emails be encrypted, the valid options are ##
## Default: the emails are not encrypted.
## StartTLS: the emails are encrypted via TLS
## SSL: The emails are emails via SSL
## Any other value (including null) will be token as Default. ##
bbconfig.smtpserver.connectiontype=@bbconfig.smtpserver.connectiontype@
コース内でのEメール使用権限の制限
管理者は、コース内のユーザがEメールツールを使用して連絡を取り合うことのできる範囲を設定できます。コース内で利用可能なオプションにより、Eメールツールでの受信者を制限できます。これにより、学生によるツールの誤使用を防ぐことができます。
以下の権限を設定することで、オプションを管理できます。
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信先] > [すべてのグループ]
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信先] > [すべての教員/代表者ユーザ]
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信先] > [すべてのオブザーバーユーザ]
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信先] > [すべての学生/参加者ユーザ]
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信先] > [すべてのティーチングアシスタント/アシスタントユーザ]
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信先] > [すべてのユーザ]
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信先] > [グループの選択]
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信] > [オブザーバーユーザを選択する]
- [コース/コミュニティ (ツール)] > [Eメールの送信] > [ユーザの選択]
管理者権限で無効にしたEメールの設定を、教員が有効化することはできません。たとえば、学生によるコース内のすべてのユーザへのEメール送信を制限した場合、そのオプションはグレーで表示され、教員がコース内で有効化できなくなります。