従来のコースビューで利用可能なツールは、あなたの教育機関によって管理されています。Ultraコースビューでは、インストラクタはルーブリックを常に利用できます。
ルーブリックは一貫性のある公平な採点を行うために有益です。また、学生が期待される内容に集中するためにも役立ちます。
ルーブリックは得点ツールの1つで、採点対象の作業を評価するのに使用できます。ルーブリックを作成するとき、割り当てる作業をいくつかのパートに分割します。さまざまなスキルのレベルで、各パートに関連付けられた作業の特徴についてわかりやすい説明を入力できます。
学生はルーブリックを使用して、採点対象の作業の要件を満たすために必要な取り組みについて整理することができます。学生が作業を完了する前にルーブリックへのアクセスを許可することで、採点方法を明確化することができます。
Video: Create Rubrics
Watch a video about creating rubrics
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Video: Create rubrics shows how to create a rubric for assessing and grading student work.
ルーブリックについて
コース内に複数のルーブリックを作成できます。ルーブリックは行と列で構成されます。行は基準に対応します。列は各基準の成績レベルに対応します。次の2つのタイプのルーブリックを作成できます。パーセンテージとパーセンテージ範囲。
新しいルーブリックは4行と4列で作成されます。最大で15列、15行を追加でき、1行と1列を残してすべて削除することができます。ルーブリックを課題と掲示板に関連付けることができます。
現在、ルーブリックを関連付けられるのは質問のないアセスメントのみです。小さな画面では、ルーブリックを作成できません。小さなデバイスでは、ルーブリックは読み取り専用になります。
ルーブリックのタイプ
コースでは、次の2つのタイプのルーブリックを作成できます。
- パーセンテージベースのルーブリック
- パーセンテージ範囲のルーブリック
パーセンテージベースのルーブリック
パーセンテージベースのルーブリックの場合、基準の合計パーセンテージが100%である必要があります。使用できるのは整数のみです。合計パーセンテージが100になれば、0%に設定した行を追加できます。
パーセンテージが100にならない場合、画面下に警告メッセージが表示されます。メッセージ横の[基準を調整する]を選択すると、パーセンテージが自動調整され、100に等しくなります。あるいは、必要に応じて、手動でパーセンテージを更新できます。
達成レベルについては、1つの列に100%の値を設定する必要があります。使用できるのは整数のみです。
パーセンテージ範囲のルーブリック
パーセンテージ範囲のルーブリックについては、各アチーブメントレベルに点数の範囲があります。採点時に、特定の成績レベルに対して適切なパーセンテージレベルを選択します。システムは、加重x成績パーセンテージx項目の点数で獲得する点数を算出します。
ルーブリックの作成
ルーブリックは、課題、テスト、掲示板、または成績表から作成できます。
課題、テスト、掲示板から
課題、テスト、掲示板の作成時または編集時に、新しいルーブリックを作成できます。また、項目が採点ずみでなければ、既存のルーブリックを関連付けることもできます。各課題、テスト、または掲示板には、1つのルーブリックのみ関連付けることができます。
現在、ルーブリックを関連付けられるのは質問のないアセスメントのみです。
- 課題、テスト、または掲示板のページで、[設定]アイコンを選択して[設定]パネルを開きます。
- [追加のツール]セクションで、[採点ルーブリックを追加] > [新しいルーブリックを作成]を選択します。
- [新しいルーブリック]ページで、タイトルを最大255文字で入力します。タイトルを追加しないと、タイトルとして「新しいルーブリック」と日付が表示されます。
- [ルーブリックの種類]を選択 :パーセンテージとパーセンテージ範囲。
デフォルトで、4つの基準行と4つの達成レベル列が表示されます。行または列の追加や削除、名前の変更ができます。セルをポイントして、[編集]と[削除]アイコンにアクセスします。行または列を追加する場所のプラス記号を選択し、タイトルを入力します。新しい行または列が必要ない場合は、削除できます。
達成レベルを追加すると、パーセンテージが自動的に追加されます。たとえば、100%と75%の2つのレベルの間に達成レベルを追加すると、新しいレベルには88%が割り当てられます。必要に応じて、パーセンテージを調整できます。どこかをクリックして変更を保存します。
新しい達成レベル、既存の達成レベルに、オプションで説明を追加できます。達成タイトルは最大で40文字です。基準および説明セルは最大で1,000文字です。HTMLコードをタイトルやセルに追加することはできません。別のドキュメントからテキストをペーストできますが、書式設定は移行されません。
[Enter]キーを押しても、セルでは新しいパラグラフは開始されません。[Enter]キーは完了したことを確認します。作業内容が保存され、編集モードになります。
教育機関が設定したゴールに対して達成度を測定する場合、ゴールをルーブリックの行に関連付けることができます。[ゴールを設定]を選択して、開始します。ルーブリックの基準に関連付けたゴールは、学生には表示されません。
ルーブリック列は、最高得点から最低得点までの範囲です。この順番は変更できません。
成績表から
成績表から既存のルーブリックの作成、編集、コピー、削除、レビューができます。ルーブリックはアルファベット順で表示されます。
- 成績表で、[設定]アイコンを選択します。
- [成績表の設定]パネルでは、既存のルーブリックが[コースルーブリック]セクションに一覧表示されます。前述のセクションの手順を使用してルーブリックを作成します。
Video: Associate Rubrics
Watch a video about associating rubrics
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Video: Associate rubrics shows how to associate an existing rubric to an assessment.
ルーブリックをアセスメントに関連付ける
アセスメントが採点済みでなければ、既存のルーブリックを課題やテストに関連付けることができます。各アセスメントには1つのルーブリックのみを関連付けることができます。
現在、ルーブリックを関連付けられるのは質問のないアセスメントのみです。
- 課題またはテストのページで、[設定]アイコンを選択し、[設定]パネルを開きます。
- [追加のツール]セクションで、[採点ルーブリックの追加]を選択して既存のルーブリックを表示します。ルーブリックはアルファベット順で表示されます。
- 採点にルーブリックを使用していなければ、ルーブリックのタイトルを選択して、タイトル、行、列、パーセンテージを変更します。行または列の追加や削除も可能です。
- [追加]アイコンを選択して、ルーブリックをアセスメントに関連付けます。リマインダ : 各アセスメントまたは掲示板には、1つのルーブリックのみ関連付けることができます。
ルーブリックを関連付け、学生の課題やテストの提出物を表示すると、成績ピルにルーブリックアイコンが表示されます。
関連付けの削除
採点したアセスメントからルーブリックを削除できます。成績はそのまま残ります。成績とルーブリックの関連付けはなくなりますが、手動で追加した成績として表示されるようになります。
[設定]パネルに戻り、関連付けたルーブリックのタイトルをポイントして、[削除]アイコンにアクセスします。
ルーブリックの学生ビュー
学生は課題、テスト、掲示板を開く前および答案を開始した後に、ルーブリックを表示できます。学生は[この項目はルーブリックを用いて採点されます]を選択して、ルーブリックを表示します。
学生はルーブリックと手順を同時に表示できます。各ルーブリックの基準を展開してアチーブメントレベルを表示し、採点対象の作業の要件を満たすために必要な取り組みについて整理することができます。
ルーブリックの管理
ルーブリックにアクセスする場所によって、オプションが異なります。項目の[設定]パネルと[成績表の設定]パネルからルーブリックにアクセスできます。
ルーブリックの編集
採点にルーブリックを使用していなければ、ルーブリックのタイトルを選択して、タイトル、行、列、パーセンテージを変更します。行または列の追加や削除も可能です。
採点にルーブリックを使用した後は、ルーブリックを編集できませんが、編集や名前の変更が可能なコピーを作成できます。
ルーブリックのコピー
[成績表の設定]パネルから、ルーブリックのメニューを開き、[複製]を選択して既存のルーブリックのコピーを作成します。コピーされたルーブリックが、タイトルに日付と「コピー」が追加されて開きます。必要に応じて、編集が可能です。[保存]を選択して重複ルーブリックを保存します。
既存のパーセンテージベースのルーブリックをコピーしてパーセンテージ範囲のルーブリックに変更すると、すべての説明が消去されます。
この項目の採点にルーブリックがすでに使用されている場合、ルーブリックをコピーし、複製バージョンを編集することもできます。項目の[設定]パネルから、ルーブリックを開きます。画面下部の[コピーを作成]を選択します。テストや課題の採点に使用したルーブリックのコピーを作成すると、新しいルーブリックが項目に関連付けられます。元のルーブリックを使用して計算された成績が保存されますが、それらの成績は上書きに変換されません。新しいルーブリックを使用して、そうした提出物を再採点できます。
小さなデバイスでは、ルーブリックをコピーできません。
ルーブリックの削除
ルーブリックを採点に使用していても、コースからルーブリックを永久に削除することができ、成績はそのまま残ります。成績とルーブリックの関連付けはなくなりますが、手動で追加した成績として表示されるようになります。
ルーブリックを永久に削除するには、成績表で[成績表の設定]パネルを開きします。
ルーブリックを使用したゴールの関連付け
新しいルーブリックまたは既存のルーブリック内で、基準行の下に表示される[ゴールを設定]リンクを選択して、関連付けるゴールを追加、編集、削除します。[目標と基準]ページが表示されます。ルーブリックに関連付けられたゴールは、学生には表示されません。
ルーブリックを使用したコースのエクスポートとアーカイブ
ルーブリックはエクスポートおよびアーカイブのパッケージに保存されます。
元のコースをUltraに変換すると、パーセンテージ範囲とパーセンテージベースのルーブリックが説明なしで変換されます。元のコースでルーブリックが15行または15列よりも多い場合、最初の15行または15列だけがUltraコースに引き継がれます。その他すべてのルーブリックタイプは、点数や点数範囲などのパーセンテージのルーブリックに変換されます。従来のルーブリック設定は、学生への表示など、Ultraルーブリックのデフォルト設定に変わっています。
キーボード操作
矢印キーを使用してルーブリックのセルを移動できます。最初は、ルーブリック表の左上のセルにフォーカスされています。[Tab]キーを押すと、次の順にフォーカスが移動します。
- 最初の[列の追加]機能
- 最初の列見出しセルなど
- 最後の[列の追加]機能で[Tab]キーを押すと、次の行の一番上の[基準の追加]機能にフォーカスが移動します。
- 次の行の基準見出しセル
- その行の最初の達成レベル
- 行全体
- 次の行の[基準の追加]機能など
ルーブリックのセルで[Enter]キーを押して、そのセルの[編集]機能にフォーカスを移動させることができます。[Enter]キーをもう一度押して、編集操作を開始します。編集モードで[Enter]キーを押すと、編集モードが終了し、編集していたセルにフォーカスが戻ります。
列見出しを編集しているときに編集できるのはその見出しのみです。[Tab/Enter]を押すと見出しが終了し、セルにフォーカスが戻ります。
基準見出しを編集しているときは、すべての基準見出しを編集できます。タブのフォーカスは入力箇所を縦に移動します。タブが最後の入力箇所から移動すると基準編集モードが終了し、そのセルにフォーカスされます。
達成レベルの説明セルを編集しているときは、その基準の達成レベルの説明セルすべてを編集できます。タブはパーセンテージから説明に、そして次のレベルのパーセンテージに移動します。最後の入力箇所のタブは編集モードを終了すると、その行の最後のセルにフォーカスが戻ります。
ルーブリックとコンテンツ間のフォーカスの移動
ルーブリックと、課題などの採点中のコンテンツ間を移動することができます。
フォーカスが最後の基準見出しにあるときに、[Tab]キーを押すとルーブリックパネルの上部付近にある非表示のアンカー機能 (「フォーカス」と表示され、コンテンツを指している) にフォーカスが移動します。
ポイントしたときではなく、フォーカスされているときのみアンカー機能が表示されます。キーボードユーザのみがその機能を認識できます。
フォーカスが[Focus]ボタンにあるとき、[Tab]キーを押すと、ルーブリックパネルの上部からタブ移動可能な最初の要素である[閉じる]ボタンに移動します。
[Enter]キーまたはスペースバーを押して、コンテンツ部分の最初のタブ移動可能なエレメントにフォーカスを移動します。
フォーカスがコンテンツの最後から2番目のタブ移動可能な要素にあるとき、[Tab]キーを押すとコンテンツの上部付近にある非表示のアンカー機能 (「Focus」と表示され、ルーブリックパネルを指している) にフォーカスが移動します。
フォーカスが[Focus]ボタンにあるとき、[Tab]キーを押してコンテンツ部分のタブ移動可能な最初の要素にフォーカスを移動します。
[Enter]キーまたはスペースバーを押して、ルーブリックパネルのタブ移動可能な最初のエレメントにフォーカスを移動します。