この情報は、Ultraコースビューのみに適用されます。
この情報は、Ultraユーザエクスペリエンスのみに適用されます。
コースアクティビティレポート
コースアクティビティレポートは、学生のパフォーマンスやコースでの活動状況を理解するのに役立ちます。このレポートは、Ultraコースと、Ultraベースナビゲーション機能を持つ元のコースの両方で利用できます。
成績を表示する権限を持つすべてのロールは、コースアクティビティ レポートにアクセスできます。総合評価機能をオンにすると、コースアクティビティレポートの機能が向上します。次のことができます。
- 総合評価、提出期限を過ぎた日数、コースに費やしている時間、最終アクセスからの日数に基づいて、成績が低迷している学生を特定する
- 学習進度が遅れている学生にメッセージを送信して、コースアクティビティを増やすように促す
- コースで成績の良い学生を祝福し、指導者になるように依頼する
- コース警告をカスタマイズして、総合評価が特定の値を下回った場合、提出期限に間に合わなかった場合、特定の日数コースにアクセスしていない場合に、苦戦している学生を特定する
- データを他のツールで分析するために、テーブル表示をCSV (カンマ区切り値) ファイルにダウンロードする
- 情報をコースの他の教員や指導者と共有するために、散布図をPDFまたは画像としてダウンロードする
Learn UltraまたはLearn Ultraコースビューの総合評価は、元のバージョンのLearnでは外部の成績と呼ばれます。
このページのトピックは次のとおりです。
管理者向け : コースアクティビティレポートと学生アクティビティの詳細レポートを表示するには、ユーザのロールに“コース/コミュニティのコントロールパネル (成績管理) >成績の表示”権限が必要です。管理パネルの[通知設定]で、学生の最終アクセス、学生の低い総合評価、学生の期限遅れの警告を教育機関レベルで管理できます。
コースアクティビティレポートへのアクセス
コースの[分析]タブから[コースアクティビティ]を選択します。
ベースナビゲーションの[成績]セクションからレポートにアクセスすることもできます。コースの横にある円グラフボタンを選択します。
「自分のパフォーマンス」トピックにアクセスして、ベースナビゲーションの[成績]セクションで学生が使用できるレポートを確認してください。
コースアクティビティレポートにアクセスする最後の方法は、[成績表]設定の[学生のパフォーマンス]セクションを使用します。成績表の上部にある[設定]ボタンを選択して設定パネルを開き、[コースアクティビティを表示]を選択します。
テーブル表示
学生がコースで作業を行い、レポートに表示するデータがある場合は、テーブル表示を使用できます。
テーブルの表示は、設定、コースにおける学生アクティビティ、コースで収集されたデータによって異なる場合があります。
- 学生 : 学生の姓と名。学生に関する次の追加情報も表示されます (存在する場合) : 優遇措置、追加の名前、名前の発音の録音、発音の説明、代名詞、学生ID。
- 総合評価 : コースにおける学生の総合評価。総合評価列がオンになっていない場合、または採点済みの教材がない場合、この列には情報が表示されません。この列は24時間ごとの早朝に更新されるため、レポートの総合評価が現在の成績表と一致しない場合があります。
- 期限遅れ : アセスメント、採点対象の掲示板、採点対象の日誌など、設定された期日までに完了していないアクティビティの数をカウントします。教育機関は、コースアクティビティレポートに期限遅れの情報を含めるかどうかを選択できます。期限遅れのカウント方法の詳細については、このページの「期限遅れのカウントについて」のセクションをご覧ください。
- コース滞在時間 : 学生がコースでアクティブだった時間。コース滞在時間は、学生がコース内で何かを選択したときから、学生がコース外の何かを選択するまでの時間がカウントされます。学生がコースセッションからログアウトした場合は、コース内での最後の操作までの時間のみがカウントされます。この列は24時間ごとの早朝に更新されます。
- 最終アクセスからの日数: 学生が最後にコースにアクセスしたときからの日数をカウントします。学生がコースにアクセスするたびに、最終アクセスからの日数が0に戻ります。学生がコースに一度もアクセスしたことがない場合、最終アクセスからの日数はヌルとなり、“--” が表示されます。
レポートにはいくつかの制限があります。
- レポートには、学生数3000人という制限があります。大規模なコースの場合、3000人の学生のみが表示されます。
- 学生数が3000人を超えるコースの場合、期限遅れは計算されません。ヌル値"--"のみが表示されます。
- コースに登録されている学生がいない場合、テーブルは使用できません。
表オプション
- 学生を選択して[メッセージを送る]ボタンを選択すると、メッセージを送信できます。複数の学生にメッセージを送信した場合、各学生は個別にメッセージを受信するため、ほかにどの学生がメッセージを受け取ったのかはわかりません。
- [ダウンロード]ボタンを選択して、テーブルをCSVとしてダウンロードします。エクスポートしたファイルには、以下の列が含まれます。
- 氏名 (姓)
- 氏名(名)
- ユーザー名
- 学生ID
- 総合評価
- 総合評価の警告
- 期限遅れ
- 期限遅れの警告
- コース滞在時間
- 最終アクセス日
- 非アクティブ日数
- 最終アクセス警告からの日数
- テーブルで学生を選択して[学生の概要]を表示し、学生の追加情報、成績、進捗状況などを確認します。詳細については、「学生の概要」のトピックをご覧ください。
散布図
散布図のY軸は学生の総合評価を、散布図のX軸は学生のコース滞在時間をそれぞれ表します。学生のパフォーマンスを他の学生やアクティビティレベルと関連させて、幅広い観点で確認できます。表示されるデータは24時間ごとの早朝に更新されます。散布図にアクセスするには、[コースアクティビティ]タブを使用するか、アクティビティストリームの警告通知を選択します。
注 : 散布図はスクリーンリーダーと互換性がありません。
1つのドットが1人の学生を表しています。コースに費やした時間が長い学生ほど、成績が良くなる傾向があります。次のことができます。
- 右上の+または–のアイコンを選択して、ズームインまたはズームアウトします。特定の領域にフォーカスするには、図のどこかを選択し、ドラッグしてズームインします。
- コースに費やしている時間が長くて成績が低い学生や、パフォーマンスが優れている学生など、変則的な傾向を視覚的に特定します。
- ドットを選択すると、学生の氏名、総合評価、期限遅れ、コース滞在時間、非アクティブ日数、警告が表示されます。コース滞在時間は、学生がコース内で何かを選択したときから、学生がコース外の何かを選択するまでの時間がカウントされます。学生がコースセッションからログアウトした場合は、コース内での最後の操作までの時間のみがカウントされます。
- 紫色の点は、少なくとも1つの警告がある学生を示します。警告セクションには、学生に適用可能な警告が表示されます。
- [詳細を表示 ]を選択すると、学生アクティビティの詳細レポートが表示され、学生の週ごとの進捗状況を確認できます。詳細については、「学生アクティビティの詳細レポート」のトピックをご覧ください。
- [ダウンロード]ボタンを選択すると、散布図をPDFまたは画像ファイルとしてダウンロードできます。散布図は、他の教員、職員、クラスの指導者と共有できます。
レポートにはいくつかの制限があります。
- レポートには、学生数3000人という制限があります。大規模なコースの場合、3000人の学生のみが表示されます。
- 学生数が3000人を超えるコースの場合、期限遅れは計算されません。ヌル値"--"のみが表示されます。
- コースに登録されている学生がいない場合、散布図は使用できません。
警告設定
指導スタイルに合わせて警告をカスタマイズすることができます。
- コースアクティビティ レポートの[警告設定 ]を選択して、[警告設定]パネルを開きます。
- [成績表]設定の[学生のパフォーマンス]セクションで警告を調整できます。成績表の上部にある[設定]ボタンを選択して設定パネルを開きます。
設定に基づいて、警告を受けた学生がコースアクティビティレポートで強調表示されます。また、新たな学生が警告を受けた場合は、アクティビティストリーム通知も受け取ります。
アラートをカスタマイズするには、いくつかのオプションがあります。
- 学生の総合評価が特定のパーセンテージ以下である場合
- 学生の期限遅れの回数が一定の数以上である場合
- 学生の最終アクセスからの日数が一定の日数以上である場合
警告対象になる学生の非アクティブ日数はデフォルトで15日に設定されていますが、コースごとに警告を調整できます。総合評価や期限遅れの警告送信のデフォルト設定はありません。
アラートを削除するには、アラートのフィールドを空のままにします
また、低い総合評価警告や最終アクセスからの日数警告の設定に基づいて、学生がアクティビティストリームで警告を受け取るかどうかを選択することもできます。
学生はコースの期限遅れの警告設定に基づく通知は受信しません。学生が期限遅れの警告をオプトインしている場合、警告はコンテンツ項目ごとに送信されます。
警告フラグ
警告のある学生は、コースアクティビティレポートでフラグで強調表示されます。大規模なコース内でも、リスクのある学生を特定できます。
表ビュー
テーブル表示では、総合評価、期限遅れ、最終アクセスからの日数に設定した警告条件を満たす学生の横にフラグが表示されます。フラグにカーソルを合わせると、警告の種類が表示されます。
警告で学生リストをフィルタリングして、より多くの注意が必要な学生に焦点を当て、必要に応じてメッセージを送信できます。次の3つのフィルタオプションがあります。
- すべての学生
- 警告のある学生
- 警告のない学生
CSVダウンロードでは、低い総合評価の警告列、期限遅れの警告列、最終アクセス警告列に、学生がいつ警告を受け取ったかが示されます。
散布図
散布図では、少なくとも1つの警告がある学生は紫色の点で表示されます。ドットを選択すると、学生の詳細が表示されます。[警告]セクションには、選択した学生が受け取ったすべての警告が一覧表示されます。
アクティビティストリーム
新たな学生が警告条件を満たすたびに、アクティビティストリームで警告を受信します。概要の通知では、低い総合評価、期限日超過、最終アクセスからの日数の警告がある学生の数を確認できます。
アクティビティストリームで通知を選択すると、[コースアクティビティ]レポートに移動します。レポートは、警告のある学生にフィルタリングされています。
アクティビティストリームの学生警告の概要は、学生数が10人以上、2000人以下のコースでのみ利用できます。この範囲から外れた登録のあるコースには通知が届きません。コースで2週間以上のアクティビティがない限り、アクティビティストリームに警告は表示されません。
また、警告を受けるのに十分なアクティビティや成績データがある場合は、コースの開始時に通知が届きます。
これらの警告が送信されるためには、学生の50%以上が1つ以上の採点対象項目を持ち、特定の学生が過去1週間に30分以上のアクティビティを行っている必要があります。
アクティビティストリーム設定で、これらの通知をオン/オフすることができます。[学生の警告]の下にあるチェックボックスをオン/オフして、コースアクティビティレポートに関連する警告を調整します。[学生の警告]の左にあるチェックボックスをオンにすると、すべての通知に設定が適用されます。[アクティビティストリーム]ページの上部にある[設定]ボタンを選択してこのパネルを開きます。
通知情報
次の表は管理者および教員向けです。この表は、管理者のシステム設定と、対応する教員のアクティビティストリーム設定、通知メッセージ、および警告をトリガーするルールを示しています。
夜間のプロセスで、警告のある新しい学生がいるかどうかが特定され、コース内の学生の警告の概要を含む通知が教員に送信されます。 
たとえば、学生の警告には、最終アクセス警告を受けた5人の学生、低い総合評価の警告を受けた3人の学生、期限日超過の警告を受けた10人の学生を含めることができます。
管理者通知設定 | アクティビティストリーム設定 | 通知メッセージ | ルール |
---|---|---|---|
利用可能な学生のアクティビティ | アクティビティデータが使用可能な場合、参加している人、または助けが必要な人を特定します | このコースの学生アクティビティを確認します。 アクティビティデータは、参加している学生やサポートが必要な可能性のある学生を特定するのに役立ちます。 | コース内の学生の過去1週間のアクティビティの中央値は、30分以上である必要があります。 この通知は、コースごとに1回だけ送信されます。 |
利用可能な学生の成績データ | 成績データが使用可能な場合、成績をアクティビティレベルと比較します | このコースの学生アクティビティと成績を確認します。 学生の成績をアクティビティレベルと比較してください。 | コースに登録している学生の50%以上に、少なくとも1つの採点済み項目が必要です。 この通知は、コースごとに1回だけ送信されます。 |
学生の最終アクセス警告に関する警告 (教員向け) | 最終アクセス警告 | 学生の警告 : 最終アクセス警告 : 1人 | 新たに最終アクセス警告を受けた学生が少なくとも1人います。この警告は、教員が設定した特定の日数内に学生がコースにログインしていない場合に発生します。 |
学生の低い総合評価に関する警告 (教員向け) | 低い総合評価 | 学生の警告 : 総合評価の警告 : 1人 | 新たに低い総合評価の警告を受けた学生が少なくとも1人います。この警告は、学生の総合評価が、教員が設定した特定のパーセンテージを下回った場合に発生します。 |
学生の期限遅れに関する警告 (教員向け) | 期限遅れの警告 | 学生の警告 : 期限日超過の警告 : 1人 | 新たに期限日超過の警告を受けた学生が少なくとも1人います。この警告は、教員が設定したよりも多く学生が期限日を超過した場合に発生します。 |
管理者向け : この機能は、すべてのコースで使用できます。設定は必要ありません。
期限遅れカウントについて
期限遅れカウントにより、学生が期限どおりに作業を提出しているかどうかを把握できます。期限遅れカウントの設定に一致する学生は、コースアクティビティレポートの表と散布図、ダウンロードされたCSVファイル、およびアクティビティストリームに表示されます。期限遅れカウントの警告に一致する新たな学生のアクティビティストリーム通知を毎日受信します。
期限遅れは、次の状況で学生が期限日までに提出しなかった場合にカウントされます。
- グループアセスメントおよび形成的アセスメントを含むアセスメント
- [提出物をオフラインで収集]オプションが選択されているアセスメント - 答案を作成し、期限日後に提出日時を入力する場合
- [学生の名前を非表示にする]オプションが選択されているアセスメント – すべての学生の提出物が採点され、学生の名前が再表示された後にのみ警告を受信します
- 採点対象のSCORMパッケージ内の掲示板および日誌で、SCORM設定で[個別SCOを採点]オプションが選択されているもの
- LTIやRespondusなどのその他のサードパーティ機能
期限遅れカウントの例外 :
- 期限日の優遇措置を受ける学生は、作業に「期限遅れ」のマークが付くことはありません。
- 期限日の例外が設定されている学生は、期限日の例外を過ぎても提出がない場合にのみ期限遅れとなります。
- 優遇措置を受ける学生は、作業に「期限遅れ」のマークが付くことはありません。優遇措置を受ける学生は、優遇措置を受けたアクティビティで期限日を過ぎることはありません。
- 期限日のある非表示のコンテンツや、日付、時刻、パフォーマンスのリリース条件があるコンテンツは、期限遅れカウントに含まれます。
- 個々のコースメンバまたはグループに対して期限日とリリース条件が設定されているコンテンツでは、期限を過ぎた場合、条件に含まれる学生またはグループのみ期限遅れとしてカウントされます。
- 期限日付きで成績表に追加された新しい項目は、期限遅れのカウントに含まれません。
管理者向け : 期限遅れカウントの設定オプションは管理パネル内にあり、"コースアクティビティレポートに含まれる期限遅れの測定基準と警告"と呼ばれています。デフォルトの状態はオンです。期限遅れオプションがオフに設定されている場合でも、コースアクティビティレポートには学生の総合評価、コース滞在時間、最終アクセスからの日数が表示されます。