テストやアンケートをコンテンツエリアに配置する際、フィードバック、期日、場所による制限、制限時間、複数回の実施、表示設定のオプションを設定します。
このトピックのオプションはテストおよびアンケートの両方に適用されます。
テストまたはアンケートオプションのページ
テストまたはアンケートのメニューを開き、[テストオプションの編集]または[アンケートオプションの編集]を選択します。
[テストオプション]または[アンケートオプション]ページで、コンテンツエリアで学生向けに表示する手順や説明を追加できます。
また、テストまたはアンケートの利用可否の設定も管理します。
利用不可のテストと削除されたテストおよびアンケートは、次のように異なります。
- コンテンツエリアに配置された利用不可のテストおよびアンケートは、学生に表示されません。[編集モード]を[オン]にすると、教員とコース作成者は利用不可のテストを確認できます。
- 特定の期間に対し利用可否を制限することができます。表示日は、テストまたはアンケートの利用可否には影響せず、表示のタイミングにのみ影響します。
- コンテンツエリアからテストまたはアンケートを削除した場合、その場所から削除されます。テストまたはアンケートは必要に応じて再度配置できますが、配置できるのは1か所のみです。
- テストまたはアンケートを[テスト]または[アンケート]ページから削除した場合、コースから完全に削除されます。この操作は元に戻せません。
複数の答案
テストまたはアンケートを繰り返して受けられるようにすることができます。複数回受講のステータスは、テストまたはアンケートの一番上の学生欄に表示されます。
学生がテストまたはアンケートを何度でも受けられるようにするには、[回数無制限]を選択します。あるいは、[実施回数]を選択して数字を入力します。
複数の答案がテストに設定されている場合、成績管理の得点として使用する答案を[使用する得点]メニューから変更できます。
強制完了、制限時間、パスワード
このセクションのオプションはテストおよびアンケートの両方に適用されます。
一部のテスト設定により、学生がテストにアクセスできる時間の長さを制御できます。また、パスワードを設定してオンラインテストの安全性を高めることもできます。
強制完了
[強制完了]を有効にすると、学生は、開始したテストを完了する必要があります。学生は、テストに1回だけアクセスできます。[保存]機能を使用すると、学生は回答中に質問を保存できます。ただし、テストを終了して受け直すことはできません。手順に[強制完了]であることが学生に提示され、説明されています。[強制完了]オプションを有効に設定しない場合、学生は進行状況を保存して他の場所に移動し、後で戻ってテストを完了させることができます。
学生が間違ってブラウザを閉じたり、テストページから離れたり、電源切断またはインターネット接続が失われたりした場合、続行することはできません。その場合、学生は教員に連絡し、新しい答案で回答できるよう依頼する必要があります。
[強制完了]オプションは保持しておくこともできます。代わりに、学生に、キャンパスで、Wi-Fiではなくイーサネットケーブルを使用して接続し、監督者の下でテストを受けるよう要請することも可能です。問題が発生した場合、監督者がテストをリセットできます。
例:タイマーによる強制完了
学生はテスト開始後にテストを終了する必要があります。時間が残っている場合でも、テストを抜けて戻ることはできません。接続の問題が発生した場合は、教員に連絡し、[強制完了]オプションのテストをリセットしてもらう必要があります。
例:タイマーのみで強制完了なし
学生が時間制限のあるテストで10分間インターネット接続できなかったとします。接続が回復した後、学生はテストにアクセスして作業を続行できます。[自動提出]が設定されている場合、この学生は作業時間を一部失います。[自動提出]が設定されていない場合、学生は作業を続行でき、教員は提出後に学生の完了時間をチェックできます。
制限時間の設定
教員はタイマーを設定して、学生の完了時間を制限することができます。教員はタイマーを設定して、タイマーの終了時にテストが自動提出されるようにするか、学生が作業を続行して手動で提出できるようにすることができます。教員は提出時に学生の完了時間を確認することができます。
[制限時間の設定]オプションを選択し、[分]ボックスに時間を入力します。追加できる時間は最大420分です。
制限時間の設定されたテストの間、学生には経過時間が表示されます。制限時間のタイマーの警告が、設定した間隔ごとに、時間の残り半分から終了30秒前まで表示されます。
学生がテストを保存して終了しても、タイマーは続行されます。学生による提出またはタイマーによる自動提出のどちらか早い方のタイミングまで、学生はテストへの取り組みに戻ることができます。
制限時間が設定されたテストの学生用の表示を確認 (このトピックに戻るには、ブラウザの[戻る]ボタンを使用してください)
自動提出
タイマーを設定する場合、[自動提出]を有効にすることができます。時間切れになると、テストは自動的に保存され、提出されます。
[自動提出]を有効にしていない場合、学生はタイマーの最長時間である420分を超えて作業を続行することができます。それらのテストは成績管理で[要採点]アイコンとともに表示され、学生が多くの時間を使用したことが警告されます。また、テストは[テスト情報]エリアで[時間超過]ラベルとともに表示されます。制限時間を超過した完了時間に対して、自動的にペナルティが課されることはありません。学生の提出ページで、完了時間に基づいて成績を調整することができます。
例:
火曜日に、学生が自動提出が設定されていない、制限時間60分のテストを開始したとします。その学生は問題が半分残っている状態でテストを終了しました。学生が終了したとき、タイマーは停止していません。水曜日に、学生がテストを再開し、完了して提出しました。この場合の経過時間は16時間19分となります。
完了時間の表示
完了までの時間を表示するには、成績管理から学生の提出物を開き、[テスト情報]セクションを展開します。
Video: Timed Tests
Watch a video about timed tests
The following narrated video provides a visual and auditory representation of some of the information included on this page. For a detailed description of what is portrayed in the video, open the video on YouTube, navigate to More actions, and select Open transcript.
Video: Timed tests shows how to add a timer to tests.
パスワード
教員は、学生がテストまたはアンケートを開くのに使用するパスワードを設定できます。パスワードの最大文字数は15文字で、大文字と小文字が区別されます。
場所の制限
テストまたはアンケートを特定の場所で受けることを必須にすることができます。この場所以外の学生は、テストまたはアンケートを受けることができません。
このオプションは教育機関が作成したIPアドレスの範囲に基づきます。教育機関でこの範囲を作成していない場合、このオプションは表示されません。
IPアドレスによってコンピュータを識別することは、場所を制限する要件を実施するよい方法になります。[テストオプション]ページで、[場所の制限]メニューから場所を選択します。
場合によっては、学生または学生グループに対して、指定された場所 (IP範囲) 以外でテストを受けることを許可することがあります。その場合は、[テストの例外設定]を使用して、特定の学生または学生グループを場所の制限から除外します。
この例外が有効になっている学生は、他の学生に対してはこのテストの場所が制限されている場合でも、任意の場所でテストを受けることができます。
重要なテストでは、システムによって実施されていた制限を教員または監督者が上書きできます。[テストの開始]ページで、学生がテストにアクセスできなかった個々の事由を確認できます。また、この制限を上書きして、学生がテストを継続できるようにするオプションも表示されます。
これらの制限は、その後のレビューが必要な場合にはシステムによって記録されます。
テストの利用可否の設定の例外
既存の利用可否設定に対して、学生またはグループごとに例外を設けることができます。例外を使用して、身体に障害を持つ学生向けに調整したり、技術と言語の違いに応じて調整したりすることもできるでしょう。
特定の学生またはグループにのみテストを配布する公開条件のメンバシップルールを作成した場合、該当する学生のみテストにアクセスできます。[テストの例外設定]のセクションに別の学生またはグループを追加すると、対象者はテストにアクセスできなくなります。表示開始日/表示終了日などの公開条件項目が必要な場合は、公開条件をオンにする必要があります。
例:
実施回数が1回のテストでも、目が不自由なためスクリーンリーダーを初めて使用する学生には複数回の実施を許可できます。
テストまたはアンケートに設定が存在する場合、次の例外を作成できます。
- 試行回数
- タイマー
- 利用可否の設定 : 学生またはグループがテストを利用可能な日時
表示開始日/表示終了日などの公開条件項目が必要な場合は、公開条件をオンにする必要があります。
- 強制完了
- 場所の制限
以下のいずれかのエリアでのみ日時を設定できます : 公開条件またはテストの例外。1つのエリアに日時を設定してから他のエリアに日時を設定すると、最初の設定が上書きされます。
利用を延長する
テストの例外設定を使用すると、特定の学生やグループがテストにアクセスできる時間を長くすることができます。
例:
[テストの利用可否の設定]セクションで、10月1日の午後1時から午後3時までのテストの表示を選択します。
[テストの例外設定]セクションで学生やグループを選択して、テストにアクセスできる時間を長くすることができます。開始および終了フィールドには日時を必ず追加してください。
期日
成績管理で採点期間を使用する場合、期日を設定すればそのテストまたはアンケートを採点期間内と[My Blackboard]メニューのカレンダーに容易に含めることができます。
期日と期日後の提出
期日後の提出を許可しない場合、期日後のテスト/アンケートの開始を許可しないようにするチェックボックスをオンにします。期日後に学生は、テストまたはアンケートを完了できなくなったことを通知するメッセージを受信します。
期日後の提出を許可すると、以下のページにはっきりとマークが付けられます。
- 要採点—テストのみ
- 全答案の表示
- テストの提出の確認
- 成績の詳細
自動採点済みテストでの期日後の提出もこれらのページに表示されます。テストの期日後の提出は手動で確認して、要採点ステータスを削除する必要があります。期日後の提出にアクセスして[保存して終了]を選択すると、自動採点済みテストの成績は学生に公開され、成績が成績管理の列に表示されます。アンケートは匿名で提出されるため、教員は学生の実際の提出物を表示することはできません。ただし、学生がアンケートを期日後に提出した場合は、教員も提出物にアクセスして[保存して終了]を選択する必要があります。その後、[完了]アイコンが成績管理および学生の[成績表]に表示されます。
自己査定オプション
デフォルトでは、導入されたテストは成績管理の計算には含められます。しかし、成績管理の計算に影響を与えずに、復習または練習目的で学生にテストを受けることを許可することができます。
成績管理で学生の得点を非表示にすることで、テストを自己査定に切り換えることができます。学生は総合成績に影響する得点へのプレッシャーを感じずに、テストを受けて学習を強化できます。[テスト結果/学生へのフィードバックの表示]セクションで適切なオプションを選択することで、学生はテストの結果内容を確認できるようになります。すべてのオプションが選択されている場合は、自分が選択した解答と、どの解答が正しいかが学生に表示されます。
オプション | 説明 |
---|---|
成績管理の得点計算にこのテストを含める | 成績管理の計算にこのテストを含めることができます。テストが含まれていないと、得点はどの成績管理の計算にも反映されません。 |
このテストの結果を教員および成績管理に対して完全に非表示にする | 教員に対してこのテストの得点を非表示にし、成績管理の計算から除外することができます。成績管理には[完了/未完了]と表示され、[成績の詳細]ページにN/Aまたはゼロが表示されます。教員は質問に対する学生の解答を参照することはできません。学生は自分の得点を確認できます。 このオプションを選択して、成績管理で列情報を編集する場合、以下のことができません。
|
結果およびフィードバックのオプション
学生がテストまたはアンケートを完了した後、どの結果とフィードバックを学生に表示するか設定できます。1つまたは2つのルールを、メニューから設定できます。いくつかのルールを組み合わせて選択することはできません。最初のメニューでルールを1つ選択すると、2番目のメニューに一部のルールが表示されないことがあります。
ルールが競合する場合、システムは学生または学生のグループに許容度の高い方の設定を許可します。たとえば、学生には最大の試行回数と最長の時間が適用されます。
何も変更しない場合は、学生にはテストを提出後、テスト全体の得点および個々の質問の得点が表示されます。さらにオプションを選択して、正解や教員のフィードバックなど、学生に表示されるものを決定します。
学生には、常にテスト全体の得点が表示されます。このページからそのオプションを変更することはできません。この時点ではまだ得点を表示しない場合は、成績管理列のメニューにアクセスし、学生に列を非表示にします。ただし、学生にテスト列が表示されないようにすると、[成績表]にはテストに関する情報が何も表示されません。学生がコンテンツエリアでテストにアクセスすると、いつテストを提出したかを示すメッセージが表示されます。得点は表示されません。
このテーブルでは、テストおよびアンケート結果とフィードバックオプションについて示します。
オプション | 説明 |
---|---|
時期 | 適切なテスト結果とフィードバックを学生に表示するタイミングを設定します。
|
質問ごとの得点 | 獲得した得点がテストの質問ごとに表示されます。これは、テストの場合のみのデフォルトオプションです。個別の質問の得点を表示しない場合は、チェックボックスをオフにします。 |
回答 | 学生が自分の解答に関する情報を表示できるようにします。
例1 : 多くのフィードバックを表示する 学生が自分のテストにアクセスすると、全体の得点、質問ごとの得点、すべての解答オプションが表示されます。正解または不正解がマークされた提出済みの解答と、フィードバックも確認できます。 例2 : 表示されるフィードバックを減らして不正行為を防止する 学生がテストを異なる日時に受ける場合、すべての学生がテストを完了するまで、利用可能なフィードバックの量を制限できます。 最初のルールとして、最初のメニューで[提出後]を選択し、[各質問の得点]チェックボックスをオフにします。他には選択しないでください。テストの提出後、学生にはテスト全体の得点だけが表示されます。 2つ目のルールとして、[期日後]を選択し、結果とフィードバックをさらに表示するオプションを選択します。連絡事項を作成して、追加のフィードバックを表示できるようになったことを学生に通知することができます。 |
フィードバック | 教員が各質問に対して作成したフィードバックが表示されます。このオプションはテストにのみ表示されます。 |
不正解の質問を表示 | 学生が不正解だった問題または部分的に不正解だった問題が表示されます。このオプションはテストにのみ表示されます。学生がその領域に集中できるように、不正解の質問を表示して複数回実施できるようにすることができます。 |
結果とフィードバックを1度だけ表示
[テスト結果とフィードバックを学生に表示]セクションでは、[1度だけ表示]を選択できます。学生がテストを提出すると、選択した結果とフィードバックのオプションが有効になり、学生に1度だけ表示されます。ただし、学生はテスト全体の獲得した得点をいつでも表示できます。学生がテストから移動するとすぐに、教員が選択した他のオプションがすべて制限されます。学生が新たに選択したオプションを後で表示できるようにする2つ目のルールを適用できます。この2つ目のルールは、1度だけ表示のルールと組み合わせられるのではなく、個別に適用されます。
ルールごとに異なるオプションを選択できるため、一部のテスト結果とフィードバックを最初に表示し、後で他の結果とフィードバックを表示できます。
例:
ルール1 : [1度だけ表示]と[不正解の質問を表示]を選択します。他の学生がテストを受けることができる間に正解が伝わらないように、他のオプションは選択しないでください。
ルール2 : 次のすべてのオプションを選択します。
- 期日後
- 質問ごとの得点
- すべての解答
- 正解
- 提出済み
- フィードバック
期日後、学生に自分の得点とすべての解答オプションが表示されます。正解または不正解がマークされた提出済みの解答と、教員のフィードバックも確認できます。
テストまたはアンケートの表示設定
次の表では、テストおよびアンケートの質問を提示するオプションについて説明します。
オプション | 説明 |
---|---|
一度にすべて | すべての質問を1つの画面に表示します。学生はすべての質問をスクロールして、質問間を上下に移動できます。これを選択した場合は、[前の質問への引き返しの禁止]を選択できません。 |
一度に1つ | 一度に1つの質問を表示します。画面には、質問を移動するためのナビゲーションツールがあります。[提出]機能は、テストまたはアンケートの最後のページにだけ表示されます。[トラックバック禁止]および[ランダムな質問]を選択することもできます。 |
トラックバック禁止 | 学生がすでに回答済みの問題に戻ることを禁止します。トラックバックを禁止する場合、質問は1度に1問のみ表示され、<<、<、および>>機能は学生には表示されません。 |
質問のランダム化 | テストまたはアンケートを行うたびに質問がランダムな順序で表示されます。テストキャンバスに表示される質問番号への参照を含める場合、このオプションを使用しないでください。順序がランダムになることで、質問番号が変更されるためです。 |