採点するテストへのアクセス
採点が必要なテストは、[要採点]ページまたは成績管理からアクセスします。
成績管理の列は、コースで作成およびリンクされたテストごとに自動的に作成されます。提出済みのテストで未採点のものは、要採点アイコンで示されます。システムによってさまざまなタイプの問題が採点されますが、作文問題、記述問題、ファイル提出問題のように手動の採点が必要な問題もあります。
テストを匿名で採点したり、特定の質問に対するすべての解答を採点したり、質問に対するすべての解答に最高評価を付与することができます。テストから質問を削除したり、テスト答案をクリアして、学生がテストをもう一度受けることを許可することもできます。
未提出の学習活動に関するリマインダの送信
未提出の学習活動がある学生とグループのメンバに、成績管理列からEメールリマインダを送信することができます。学生は、システムによって生成されたEメールを受け取ります。これには、コース、学習活動および期限日 (教員が設定している場合) が記載されています。
[要採点]ページでのテストの採点
学生が多数登録し、採点可能な項目が多数あるコースでは、最初に採点が必要なテストの判別に[要採点]ページが役立ちます。
進行中のテストは[要採点]ページには表示されません。
たとえば、期日でソートして、教育機関が指定する期限までに最終テストを採点するようにできます。採点可能な項目のすべてに対して所要時間が指定されている場合、[要採点]ステータスを使用することにより、項目の表示をカスタマイズできます。リストをソートし、フィルタを適用して、最も緊急性の高いテストを最初に採点することが可能です。
[コントロールパネル] > [成績管理]セクション > [要採点]ページ
成績管理でのテストの採点
成績管理には、採点可能なすべての項目が表示されます。項目数によって、採点作業のための時間の計画方法に影響が生じることがあります。また、採点する際に学生の以前の成績を表示すると便利な場合もあります。
成績管理にアクセスするには
- [コントロールパネル]で、[成績センタ]セクションを展開します。
- [成績センタ全体]または[テスト]のスマートビュー(使用可能な場合)を選択して、テストの結果にアクセスします。
単一のテストを採点するには
- [要採点]アイコンが付いている、学生のテストのセルを探します。
- セルのメニューにアクセスし、[答案]を選択します。[テストの採点]ページが表示されます。
1つのテストのすべての答案を採点するには
- テストの列のメニューにアクセスします。
- [答案の採点]を選択します。[テストの採点]ページが表示されます。
[テストの成績]ページ
[テストの成績]ページでは、学生や答案間の移動、ルーブリックの表示、匿名採点、テスト情報の表示が可能です。
[テスト情報]リンクを展開してステータス、説明、関連する日付と時刻を表示します。教員は、学生がテストを再提出できるよう、テストの答案をクリアできます。また、成績を付けるため、教員が、進行中のテストを提出することもできます。
テストに、点数を割り当てる必要のある質問がある場合、テストステータスは[要採点]で、[得点]は0です。
- [テストの成績]ページで、自動的に採点されない質問の得点をそれぞれ入力します。また、既存の点数を変更することもできます。
- オプションで、ルーブリックを作文問題、記述問題、またはファイル提出問題に関連付けた場合、[ルーブリックの表示]を選択してルーブリックを使用して質問を採点します。
- オプションで、個々の質問に固有の[解答へのフィードバック]を追加します。作文など、個々の質問へのフィードバックを表示したい場合、[質問の設定]ページでこのオプションを選択します。[解答へのフィードバック]テキストボックスはデフォルトで表示されますが、教員がこのオプションを選択するまでは学生にフィードバックが表示されません。正誤問題問題、並べ替え問題、組み合わせ問題の解答に対して個別にフィードバックを提供することはできません。
- オプションで、コメントを[学生へのフィードバック]ボックスに入力します。
- 必要に応じて、コメントを[教員用のメモ]ボックスに入力します。このテキストは学生に表示されません。
- [保存して終了]を選択し、採点をどこから始めたかに応じて[成績管理全体]、[要採点]ページ、または[成績の詳細]ページに戻ります。
-または-
[保存して次へ]を選択すると、次の学生が表示されます (いる場合)。
-または-
矢印を使用いて、前後の学生に移動します (いる場合)。
1つのテストで複数の答案を許可した場合は、すべての答案を採点するまで学生の成績は公開されません。
フィードバックの記録を追加する
答案を採点する際、音声または動画で記録したフィードバックをエディタに埋め込むことができます。コース上の採点済みの項目のほとんどで、フィードバックエディタ内に記録オプションが表示されます。学生は教員がテキストに埋め込んだ音声や動画の内容を確認できます。
学生の名前を非表示にしてテストを採点する
テストを採点する際、作業中にユーザ名を非表示にして、重要なテストにおいて偏見をなくすことができます。
匿名での採点により、偏らない公平性を高めることができます。誰からの提出物かわからないため、学生の過去のパフォーマンス、クラスへの参加状況、葛藤、人種、性別、学生の既知の素質などによって採点に不必要な影響が及びません。この方法は、先入観なしで採点が行われたことが学生に保証されるため、学生と教員の関係性にも役立ちます。
匿名で採点する場合、すべての識別情報が非表示になり、結果はランダムな順序で表示されます。それぞれの学生には番号(学生8など)が割り当てられます。
[要採点]ページにアクセスするには
- テスト答案のメニューにアクセスします。
- [ユーザ名を非表示にして採点]を選択します。[テストの採点]ページが表示されます。
成績管理にアクセスするには
- テストの列見出しのメニューにアクセスします。
- [ユーザ名を非表示にして採点]を選択します。[テストの採点]ページが表示されます。
[テストの成績]ページから、以下の操作を行います。
- [ユーザー名を非表示]を選択します。
- [OK]を選択します。採点が実行中の場合、現在処理中の答案に対する未保存の変更内容は失われます。[テストの成績]ページが更新されて新しい答案が表示され、すべての識別情報が非表示になります。
質問ごとにテストを採点
テストごとに、特定の質問に対するすべての解答を採点することを選択できます。答案間を移動して、同じ質問を学生ごとに表示して採点することができます。ある質問に対して提示された解答のみに集中できるため、時間の節約になります。すべての学生がどのように解答しているかを確認し、その特定の質問においてグループがどのように機能したかについてのフィードバックを即座に提供することもできます。また、すべてまたは多数の学生に対して得点調整が必要な質問に、再度アクセスする必要がある場合にも、質問ごとの採点を使用できます。
同時に、学生名を非表示にして質問を採点することもできます。すべてのテストの答案は、すべての質問のすべての解答を採点するまで、[要採点]のステータスのままです。
- 成績管理で、テストの列のメニューにアクセスし、[質問の採点]を選択します。
-または-
[要採点]ページで、テストのメニューにアクセスし、[採点 (質問別)]を選択します。
- [質問の採点]ページでは、ステータス([採点済み]、[要採点]、[実行中])ごとに質問をフィルタリングすることができます。必要に応じて、[ユーザ名を非表示にして採点]チェックボックスをオンにすることもできます。
- それぞれの質問を表示するには、[解答]列の番号を選択します。
- [解答の採点]ページで、[質問情報]リンクを展開して、質問を表示します。匿名での採点を選択していない場合は、[ユーザ名の非表示]を選択します。ポップアップウィンドウで[OK]を選択します。
- 学生の得点の横にある[編集]を選択します。
- [得点]ボックスに成績を入力します。オプションで、個々の質問に固有の[解答へのフィードバック]を追加します。フィードバックボックスは、論述問題などの特定の質問のタイプにのみ表示されます。[送信]を選択します。
- オプションで、ルーブリックを作文問題、記述問題、またはファイル提出問題に関連付けた場合、[ルーブリックの表示]を選択してルーブリックを使用して質問を採点します。
- すべての学生の解答を採点したら、[質問に戻る]を選択して[質問の採点]ページに戻ります。
最高評価の付与または削除
表示している質問に対するすべてのテスト提出物に最高評価を与えることができます。後続の提出物にも最高評価が与えられます。最高評価を与えた後に、[最高評価の削除]をすると、自動採点に戻したり、以前入力した手動採点に戻したりできます。
- 前セクションの手順1から3を行い、[解答の採点]ページにアクセスします。
- 質問を表示するには、[質問情報]リンクを展開します。匿名での採点を選択していない場合は、[ユーザ名の非表示]を選択します。ポップアップウィンドウで[OK]を選択します。
- [最高評価を与える]を選択して質問に最高評価を割り当てるか、[最高評価の削除]を選択します。
- [質問の採点]ページに戻るには、[質問に戻る]を選択します。
質問の値の編集、削除、変更
[テストキャンバス]または[アンケートキャンバス]で、質問を追加、編集、削除できます。学生が答案を提出する前に、教員は、質問セットまたはランダムブロックの追加、質問の並べ替え、テストやアンケート情報の編集を行うこともできます。
答案が提出された後に、質問を追加したり、質問セットの質問数を変更したり、ランダムブロックの定義やオプションを変更することはできません。
テストまたはアンケートを配置した後に、学生が答案を提出した場合は、質問を削除できます。影響のあるすべての答案は採点し直されます。また、影響のあるすべてのアンケートは更新されます。質問の番号は自動的に更新されます。テストの提出内容が存在する場合に質問を削除すると、その質問は、取得可能な得点とともにテストから削除されます。テストの答案は、その質問がテストに含まれていなかった場合と同じように再採点されます。
Bb Annotate
コースでのインライン採点にBb Annotateを使用することができます。Bb Annotateは、学生にカスタマイズ可能なフィードバックを提供するための、より強固な機能セットを備えています。提供される機能には、サイドバーの概要ビュー、手書き描画ツール、さまざまなカラー選択などがあります。
Bb Annotateの採点ワークフロー
[課題の提出]ページで、サポートされているファイルタイプがブラウザで開きます。次のタイプのドキュメントをブラウザで表示したり、注釈を加えたりできます。
- Microsoft® Word (DOC、DOCX)
- Microsoft® PowerPoint® (PPT、PPTX)
- Microsoft® Excel® (XLS、XLSX)
- OpenOffice®ドキュメント (ODS、ODT、ODP)
- デジタル画像 (JPEG、JPG、PNG、TIF、TIFF、TGA、BMP、HEIC)
- ソースコード (Java、PY、C、CPPなど)
- 医用画像 (DICOM、DICM、DCM)
- PSD
- RTF
- TXT
- WPD
Visual BasicなどのOffice Suiteマクロはサポートされていません。
注釈セッションは1時間後に期限が切れます。セッションの期限が切れる前に、警告メッセージが表示されます。完了した注釈、フィードバック、およびファイルはページに保存されます。後で戻って作業を再開することができます。
アニメーションGIFは、注釈目的ではPDFビューアで最初のフレームのみが表示されます。アニメーションGIFを表示するには、提出物をダウンロードします。
元の書式設定と埋め込み画像は保持されます。学生がサポートされていないファイルを提出した場合は、そのファイルをダウンロードすることを求めるプロンプトが表示されます。エディタで作成された課題の提出物は、インライン採点に対応していません。
Bb Annotateは、Firefox、Chrome、Edge、Safariの現行バージョンでサポートされています。
レスポンシブデザインの一環として、メニューは画面サイズに基づいて変化します。小型~中型の画面では、[ドキュメント表示]設定に、表示しているページ番号が表示されます。注釈ツールは、[注釈ツールの表示]アイコンの下にスタックされます。小型の画面では、[コンテンツライブラリ]は非表示になります。
メニューオプション (左から)
- サイドバー : 提出物のサムネイル、アウトライン、または注釈ビューを表示します。
- ページ : 矢印を使用して、提出物内の別のページに移動します。
- パン : ページ上で提出物を移動します。
- ズームとサイズ変更 : 提出物をズームイン/アウトしたり、ビューを調整してページ/幅に合わせたり、最適なサイズを選択したりします。
注釈ツール : 各ツールを選択して、ツールの特性を確認します。
各ツールの選択内容は提出物ごとに保存されます。
- 描画、ブラシ、および消しゴム : 提出物に、さまざまな色、太さ、不透明度で手書き描画します。消しゴムを選択して、注釈を削除します。消しゴムを使用して、手書き描画の一部を削除するか、[削除]アイコンを選択して描画全体を削除することができます。
- 画像またはスタンプ : あらかじめ組み込まれたスタンプを選択するか、独自のカスタマイズされたスタンプまたは画像を作成して、提出物に追加します。
- 元に戻す : 最後の操作を元に戻す、または取り消します。
- やり直し : 最後の操作を繰り返します。
- テキスト : 提出物にテキストを直接追加します。テキストを移動、編集、変更したり、テキストのフォント、サイズ、配置、色を選択したりできます。
- 図形 :線、矢印、四角形、楕円形、多角形、およびポリラインを選択します。各図形には独自の設定があり、色、太さ、不透明度などを個別に変更できます。
コメント : コメントでフィードバックを提供します。コメントは、提出物の横のパネルに表示されます。コメントを匿名にするには、[匿名]ボタンを選択します。コメントを匿名にするオプションは、教育機関がオンにしている場合のみ使用できます。
学生は注釈付きのファイルにアクセスできますが、自分の提出物に注釈を追加することはできません。
印刷またはダウンロード : 注釈付きの提出物を印刷またはダウンロードします。
一部のブラウザに内蔵されたPDFビューアに関する既知の問題として、注釈が正しく表示されないことがあります。注釈付きPDFを表示するには、Adobe AcrobatなどのネイティブPDFビューアを使用してください。
- 検索 : 提出物で特定のテキストを検索します。
コンテンツライブラリ : 再利用可能なコメントのライブラリを作成します。ライブラリにコメントを追加、編集、削除、および検索することができます。メニューから提出物ページに直接コメントを追加することもできます。プラス記号を選択して、コンテンツライブラリに新しいコメントを追加します。コメントを入力したり、クリップボードにコピーしたり、編集したり、ライブラリからコンテンツを削除したりすることができます。キーワードまたは語句を入力して保存されたコメントを検索できます。<
コンテンツライブラリは、SaaS環境でのみ使用できます。
- 強調表示 : 提出物の特定の部分を選択して、強調表示します。提出物内のテキストを強調表示すると、追加メニューが表示されます。選択したセクションを強調表示したり、取り消し線、下線、波線を引いたり、コメントを記入したりできます。
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