コンテンツ管理に何らかのコンテンツを追加する前に、コンテンツをどのように管理するかを計画します。個人およびコースのニーズに最適な方法で、コンテンツを編成できます。

コンテンツ管理内のファイルは、コンテンツエリアレベルでネストしているフォルダ内にツリー構造で編成されています。各フォルダには、また他のフォルダを含めることができます。フォルダにはファイルと他フォルダの両方が格納されています。すべてのフォルダが、ルート(/)フォルダ下の他のフォルダ内に含まれていることを覚えておくのは重要なことです。ユーザ、コース、教育機関、およびライブラリなどのコンテンツエリアは、ルートフォルダのすぐ下に格納されるフォルダです。

フォルダを作成したユーザは、自動的にそのフォルダを使用できるようになります。また、コース領域にフォルダを作成した場合、他のユーザにも表示されます。作成したフォルダを共有する場合、フォルダおよびそのコンテンツを表示する権限を他のユーザに付与します。

フォルダおよびファイルを同じ場所に保存する場合、それぞれ一意の名前を付ける必要があります。


フォルダタイプ

さまざまなコンテンツに個別のフォルダを作成して、フォルダレベルで表示を制御できます。コンテンツを他のユーザと共有する準備ができたら、別のフォルダにコピーまたは移動できます。

フォルダのアクセス権は、デフォルトで継承されます。フォルダのユーザアクセス権を更新すると、これらのアクセス権は、そのフォルダ内に含まれるすべての項目 (フォルダとファイル) にも自動的に適用されます。最上位のフォルダアクセス権を変更する場合、ユーザの特定のフォルダへのアクセスが未承認になっていないか確認することもできます。

Content Collectionのフォルダアクセス権の詳細について

ユーザーフォルダ

ユーザフォルダは、共有の準備ができていないコンテンツを保存するプライベートな個人用フォルダです。コンテンツ管理をナビゲーションバーから選択すると、ユーザフォルダおよびファイルのリストが表示される[マイコンテンツ]画面に移動します。新しいフォルダをこの場所に追加するには、[フォルダの作成]を選択します。

デフォルトでは、これらのフォルダは、フォルダを作成したユーザのみが使用できます。マイコンテンツのフォルダへのアクセス権を他のユーザに付与できます。

コースに関連したコンテンツがユーザフォルダに保存されている場合、このコンテンツは共有化されていないことに注意する必要があります。ユーザが教育機関から退いた場合には、このコンテンツは利用不可となり、システムから削除されます。

コースフォルダ

各コースのコースフォルダは、コースの下にデフォルトの設定ごとに表示されます。各コース内では、ユーザが追加のサブフォルダを作成できます。コース内で新しいフォルダを作成するには、[フォルダの作成]を選択します。

コースのサブフォルダに対する完全なアクセス権 (読み取り、書き込み、管理、削除) を持つデフォルトのロールは、教員、ティーチングアシスタント、およびコース作成者です。テストやアンケート結果など、プライベートなコース情報を保存できます。管理者は、このデフォルトのアクセス権設定を編集できます。サブフォルダと追加のアクセス権をさらに設定する前に、フォルダにどのアクセス権が付与されているか理解する必要があります。

学生など、すべてのコースメンバと共有するフォルダを作成することもできます。新しいフォルダを作成したら、必要に応じて、そのフォルダのアクセス権を更新します。パブリックコースフォルダは、コースに登録しているすべてのユーザとコンテンツ共有するときに適しています。このフォルダには、クラス全体が目を通す必要のあるコース情報や記事が含まれています。

コースフォルダをコース用のワークスペースとして保持し、ユーザーはコースフォルダ内の項目にアクセスできないようにすることもできます。代わりに、コースからコンテンツ管理項目へリンクするようにできます。このシナリオの場合、コースフォルダ全体がプライベートフォルダとなります。このようにするには、必要に応じて、ユーザアクセス権を編集します。

コースコンテンツの保存

一時的な特性を持つコースは、1つのコースに特有のコンテンツを保存するための、コースIDに関連付けられたコースフォルダを使用すると便利です。コースが削除されると、コースIDに関連付けられたフォルダはアクセス不能となります。コースフォルダに保存されているコンテンツを再利用する場合、これらの項目をコピーまたは移動できます。

複数のコースで使用するコンテンツは、教育機関のフォルダまたはユーザフォルダに保存した方が便利です。管理者が教育機関フォルダとそのアクセス設定をどのように設定したかを確認してください。

グループフォルダ

グループフォルダは、コースフォルダと似ていますが、すべてのユーザではなく、特定のグループと共有されます。グループフォルダは、個々のグループまたは組織に使用可能にして、コラボレーション領域として使用できます。グループフォルダを作成したら、アクセス権を編集して、コースグループにフォルダへのアクセス権を付与します。

グループフォルダの詳細


ユーザによるフォルダタイプの検索

アクセス権の設定は、ユーザがコンテンツ管理のフォルダおよびファイルを検索する方法に影響します。ユーザが異なる領域でフォルダを検索するように、フォルダを2種類の方法で設定できます。

次のステップを使用して、学生が[フォルダの検索]ツールを使用してフォルダを検索できるようにします。

  1. コース内のすべての学生に、最上位のコースフォルダに対する読み取りアクセスを許可。
  2. すべてのプライベートフォルダから学生の読み取り権を削除。
  3. コースフォルダの場合、すべてのコースユーザにパブリックフォルダへのアクセス権を追加します。グループフォルダの場合、各グループにそれぞれのグループフォルダへのアクセス権を追加します。

また、学生が[検索]、[指定先へ移動]、[ブックマーク]を使用してフォルダを検索できるように許可できます。

  1. コースユーザに、最上位のコースフォルダに対するアクセス権を付与しないでください。
  2. コースフォルダの場合、すべてのコースユーザにパブリックフォルダのアクセス権を付与します。グループフォルダを使用する場合、各コースグループにそれぞれのグループフォルダへのアクセス権を付与します。

これで学生は、[検索]、[指定先へ移動]、および[ブックマーク]を使用してフォルダを検索できるようになります。

コンテンツ管理で項目を検索および共有するツールの詳細について


プライベートおよびパブリックフォルダ

パーソナルなコンテンツ(プライベートスペース)用のフォルダと、他のユーザが利用可能(パブリックスペース)なフォルダを別々に作成することは、非常に有用なことです。これによって、パーソナルなコンテンツを保存する、自分だけが利用できる特定のフォルダを持てることになります。たとえば、あるフォルダにはペーパーと進行中のプロジェクトとが含まれており、また別のフォルダにはジョブの履歴書やカバーレターなど、まだ共有されていないプロフェッショナルなコンテンツが含まれているとします。これらのパーソナルフォルダに対する追加のアクセス権は、アクセス権を編集しない限り、誰にも許可されません。

文書を共有する準備ができたら、パブリックフォルダにコピーまたは移動できます。コース文書を作成する場合、パーソナルフォルダでドラフトを作成し、完成したら共有フォルダに移動させることができます。これにより、コースメンバが素早くアクセスし、コラボレーションすることができます。