フォルダおよびファイルを編成する場合は、位置に基づいてアクセス権が継承されます。
コンテンツ管理にフォルダおよびファイルを追加する場合は、どのユーザおよびユーザリストによってコンテンツが共有されるのかを必ず念頭に置いてください。
フォルダを編成する場合、ファイルごとにではなく、フォルダごとにアクセス権を管理する方が便利な場合があります。同じユーザによって共有される項目が別々のフォルダに分散されていると、管理が困難になる場合があります。たとえば、あるグループプロジェクトで使用する全ファイルが含まれたフォルダを作成します。このようにすると、グループのメンバでフォルダ全体を共有できるため、各種フォルダに保存されている、別々の項目に対する権限を管理する必要がなくなります。
ファイルは、ファイルを追加したユーザには自動的に利用可能となりますが、その他のユーザにファイルを参照してもらう場合は共有にする必要があります。
ファイルは、その存在先であるフォルダからアクセス権を継承します。特定のユーザまたはユーザリストに読み取り権および書き込み権があるフォルダにファイルを追加すると、この新しく追加されたファイルの読み取り権および書き込み権が同じユーザに付与されます。
フォルダのアクセス権は、デフォルトで継承されます。フォルダのユーザアクセス権を更新すると、これらのアクセス権は、そのフォルダ内に含まれるすべての項目 (フォルダとファイル) にも自動的に適用されます。最上位のフォルダアクセス権を変更する場合、ユーザの特定フォルダへのアクセスが未承認になっていないか確認することもできます。
アクセス権
アクセス権は、ユーザまたはグループが、コンテンツ管理のファイルまたはフォルダを使用できる機能を決めます。
- 読み取り権のあるユーザは、項目を参照、開く、ダウンロードのみできます。
- 書き込み権のあるユーザは、読み取り権のほか、ファイル名や設定などの項目を編集または上書きすることもできます。ユーザにフォルダの書き込み権がある場合、フォルダ内に新しい項目 (フォルダおよびファイル) を作成することもできます。
- 削除権のあるユーザは、読み取りおよび書き込み権のほか、項目を削除することもできます。
- 管理権のあるユーザは、項目を完全に制御でき、アクセス権を他のユーザに付与できます。
個々のユーザへのアクセス権の割り当て
コンテンツ管理で、アクセス権を割り当てるフォルダまたはファイルに移動します。
- ファイルまたはフォルダの行で、[アクセス権]列にあるアイコンを選択します。
- [アクセス権の管理]ページで、操作バーの[特定のユーザの選択]を選択します。
- [ユーザの追加]ページで、ユーザ名を1つ以上入力するか (複数のユーザ名を入力する場合はカンマで区切る)、または[参照]を選択します。
- 参照するには、検索条件を[検索]ボックスに入力して[検索]を選択します。
- 追加するユーザ名の横にあるチェックボックスをオンにして、[送信]を選択します。
- [ユーザの追加]ページで、該当するアクセス権のチェックボックスをオンにします。
- [送信]を選択します。
グループへのアクセス権の割り当て
時間節約のために、次のようなユーザグループにアクセス権を割り当てることができます。
- 自分が指導するコースのすべてのメンバ
- 指導するコースについて、特定のロールを持つユーザ全員 (ティーチングアシスタント全員など)
- 指導するコースの選択したグループに割り当てられているユーザ全員
学生にアクセス権を追加することができますが、まだ見せたくないファイルに誤ってアクセスできてしまう可能性があります。たとえば、担当のコースで、ファイルを学生のビューから"非表示"にしたり、公開条件/条件付きで利用可能なルールを適用したりする場合があります。コンテンツ管理からファイルを含むフォルダにアクセスする権限を学生に付与すると、意図した時期よりも早くファイルが表示できるようになる可能性があります。詳細については、よくある質問のトピックをご覧ください。
グループにアクセス権を設定する場合、オプションは選択したグループに基づいて異なります。
- コンテンツ管理で、アクセス権を割り当てるフォルダまたはファイルに移動します。
- ファイルまたはフォルダの行で、[アクセス権]列にあるアイコンを選択します。
- [アクセス権の管理]ページで、操作バーの[場所による特定のユーザの選択]を選択します。
- リストからグループを選択します。
- [コースユーザ一覧の追加]ページの[コースの選択]セクションで、該当するコースの横にあるチェックボックスをオンにします。
- [ロールの選択]セクション (一部のユーザグループのみ使用可能) で、該当するユーザの隣にあるチェックボックスを選択します。または、対象ユーザをロール別に絞り込みます。
- [アクセス権の設定]セクションで、該当するアクセス権のチェックボックスをオンにします。
- [送信]を選択します。
アクセス権の編集
コンテンツ管理で、フォルダまたはファイルに移動します。
- ファイルまたはフォルダの[アクセス権]アイコンを選択します。
- [アクセス権の管理]ページで、[ユーザ/ユーザリスト]列のロールの横にある項目のメニューを開きます。
- [編集]を選択します。
[削除]は、ファイルまたはフォルダのロールおよびアクセス権を削除します。削除したロールをリストアする機能を選択します。
- [アクセス権の編集]ページで、[アクセス権]のタイプの横のチェックボックスをオンまたはオフにします。フォルダの場合は、[上書き]チェックボックスを選択し、すべてのフォルダコンテンツおよびサブフォルダのアクセス権にこれらの変更を加え、既存のすべてのアクセス権を置換します。[上書き]を選択していない場合は、選択したアクセス権がすべてのフォルダコンテンツおよびサブフォルダに追加されますが、既存のアクセス権は削除されません。
- [送信]を選択します。
- [OK]を選択してコンテンツ管理に戻ります。
フォルダのアクセス権を上書きするオプション
親フォルダに対するアクセス権を編集または追加する場合、強制的にすべてのファイルおよびサブフォルダにこれらのアクセス権を継承させる[上書き]オプションを利用できます。たとえば、フォルダに対する読み取り権および書き込み権が追加された場合、[上書き]を選択していると、そのフォルダ内の項目に対するすべてのアクセス権が、読み取り権および書き込み権にリセットされます。削除権などの他のアクセス権のあるフォルダ内の項目は、読み取り権および書き込み権のみに戻されます。
[上書き]オプションが選択されていない場合、ファイルおよびサブフォルダには、親フォルダに付与される追加のアクセス権が自動的に許可されますが、ファイルおよびサブフォルダの既存のアクセス権は削除されません。たとえば、フォルダに対する読み取り権、書き込み権、および管理権が追加された場合、フォルダ内の個々の項目に読み取り権、書き込み権、および削除権がすでに許可されているとすると、ファイルに対する読み取り権、書き込み権、削除権はそのまま残り、管理権が追加されることになります。
フォルダの権限を編集した後、項目の権限を編集できますが、これらの権限は次回親フォルダの権限が編集された時点で上書きされます。目的およびオーディエンスが同じである項目を1つのフォルダ内に保存しておくことをお勧めします。それにより、権限の管理が容易になります。