採点セクションについて
[課題の作成]ページで、[採点]セクションは次の3つのグループに分割されています。
- 提出オプション : 学生がその課題を提出できる回数やその課題の対象者などの一般的な設定を選択します。
- 採点オプション : 匿名採点と委託採点を設定します。
- 成績の表示 : 学生に成績を表示するかどうかなどの、成績管理列の設定を選択します。
1. 提出物の詳細
学生の提出物に関するオプションを選択します。
課題タイプ : [個別]、[グループ]、または[ポートフォリオ]を選択します。課題の提出物としてポートフォリオを義務付けることができます。
実施回数 : [1回のみ実施]、[複数回実施]、または[回数無制限]を選択します。[複数回実施]または[回数無制限]を選択した場合は、成績管理で使用する答案を指定することもできます。
盗作ツール : 所属している教育機関がSafeAssignサービスを有効にしている場合は、使用する盗作ツールオプションを選択します。SafeAssignを利用できない場合、これらのオプションは表示されません。
2. 採点オプション
課題を匿名で採点することを選択したり、自身の採点タスクを支援する他の採点者を割り当てることを選択したりできます。
匿名採点を有効にする
匿名採点を有効にすることで、重要な課題の採点で偏見をなくすことができます。採点時に学生の名前が表示されないようにして、答案を匿名化できます。学生の過去の成績、クラスへの参加状況、軋轢、人種、性別、学生の既知の素質などによって採点が不当な影響を受けることがなくなります。この方法は、先入観なしで採点が行われたことが学生に保証されるため、学生と教員の関係性にも役立ちます。
[匿名採点を有効にする]チェックボックスをオンにした後に、学生の匿名を自動的に解除するタイミングを選択します。
- 特定の日付 : 匿名採点を無効にする日付を指定します。その日付の終了前に、匿名の解除が自動的に開始されます。
- すべての提出の採点後 : 期日の指定。学生が答案を提出した後に、期日が経過して、さらに教員によってその答案が採点されると、学生の匿名が解除されます。
匿名採点を手動で無効にするには、[匿名採点を有効にする]チェックボックスをオフにします。
委託採点を有効にする
複数の採点者による採点とフィードバックは、信頼性と一貫性の向上、および偏見の解消に役立ちます。自身のコース内の特定のユーザを、学生の課題提出物の特定セットの採点者として割り当てることができます。大きなクラスの場合は、ティーチングアシスタントとその他の採点者の間で採点タスクを分担できます。
[課題の作成]ページで、採点タスクを支援する採点者と最終採点者を選択します。
- [採点オプション]セクションで、[採点の委託を有効にする]チェックボックスをオンにすると、選択可能な採点者と最終採点者のリストを表示できます。[表示]メニューを使用して、リストをフィルタリングします。
- 各採点者の名前の横にあるメニューを使用して、採点する提出物を割り当てます。
- すべての提出物
- ランダムセット : 選択した数の学生のランダムセットを採点します。ランダムセットを採点するために複数の採点者を割り当てた場合は、学生は均等に分配されて、同じ学生が複数のランダムセットに含まれることが極力回避されます。
- グループ : 選択したコースグループのメンバであるすべての学生を採点します。
- なし
- コース内のすべての教員は、他の採点者が割り当てた内容を確認できます。他のロールに、他者によって追加された得点、フィードバック、自分用のメモを表示できるようにするには、[表示設定]列のチェックボックスをオンにします。学生には、他のユーザが追加した自分用のメモは表示されません。
- [採点の調整]列で、各学生の最終成績とフィードバックを決定できる人を選択します。すべての教員は、採点を調整できます。教員は、ティーチングアシスタントおよび採点者に対して、採点の調整を許可することができます。採点を調整するユーザは、最終採点者とも呼ばれます。
採点の正確性と一貫性を確保するには、すべての委託採点者に対して採点時にルーブリックの使用を義務付けます。
3. 成績の表示
成績管理で成績を表示する方法と、[成績表]で学生に対して成績を表示する方法を選択します。[第1]の選択内容のみが学生に表示されます。
課題の得点を採点計算に含めることを選択することもできます。
課題の要件に基づいて、[成績表]で学生に対して成績と統計情報を表示しないことを選択できます。