JAWSを使用したBlackboard Learnの操作

始める前に

JAWS®を使用してBlackboard Learnのエクスペリエンスを高めるには、いくつかのことを知っておく必要があります。

自動フォームモードを手動に設定

自動フォームモードがデフォルト、すなわち「自動」に設定されている場合に、編集フィールド、コンボボックスまたはその他のコントロール上で矢印キーを移動させると自動的にその動作がフォーカスされ、フォームモードがオンになります。Blackboardのページはコンテンツが集約されているため、ページコンテンツを一行ずつ確認する必要が頻繁にあります。この理由から、自動フォームモードを手動に設定します。

  1. ブラウザを開き、Blackboard Learnをロードします。
  2. [Insert+V]キーを押して[クイック設定]ダイアログを開きます。
  3. 検索フィールドに「自動フォームモード」と入力し、タブを押して結果のリストにフォーカスします。最初の結果は「自動フォームモード」のはずです。デフォルトでは「自動」に設定されています。
  4. スペースキーを、JAWSが「手動」に設定されたとアナウンスされるまで押します。
  5. Enterキーを2回押し、変更を適用してダイアログを閉じます。

ブラウザを起動する前にJAWSを開始する

JAWSは必ずブラウザを開く前に起動してください。そうでない場合、次のことが生じる可能性があります。

  • リンクを一覧表示する[Insert+7]ホットキー、フォームフィールドの[Insert+F5]キー、見出しの[Insert+6]キーを押している最中のエラーなど。
  • バーチャルPCカーソルでは、ページのコンテンツを矢印キーで上下に移動することはできません。

これを修正するため、開いているブラウザウィンドウをすべて閉じ、Blackboard Learnを再度開きます。JAWSがページコンテンツをつかみ、エレメントリストが正常に機能します。


コンテンツに素早く移動

Blackboard Learnの元のユーザエクスペリエンスでは、各ページにカスタマイズオプションが集約されています。これらのオプションを使用することで、実際のページコンテンツの前置き部分からメニューアイテムを追加または削除できるようになります。これらの多くは無視して構いません。

メインのページコンテンツは、[Ctrl+Home]キーを押してページコンテンツ最上部にジャンプしてから、上部にある番号列の[1]キーを2回押すことでほぼ常に見つかります。最初に、見出しによってクイックリンクメニューがマークされ、次に見出しによってページコンテンツの開始部分がマークされます。

この場合の特別な例外は、コースメニューで、コースのページコンテンツの上部に表示されます。このメニューから直接リンクを探して有効化します。そのオプションもすべてコースメニュー見出しレベル2の下にあります。


見出し、リンク、フォームコントロールの見つけ方

JAWSのHTMLナビゲーションコマンドにまだ慣れていない場合、JAWSヘルプの関連する文書を読まれることをお勧めします。

Blackboard Learnをお使いの際、次のコマンドは大変便利です。

  • [H]キーおよび[Shift+H]キーでページの見出し間を移動します。
  • [Insert+F7]キーを押すとJAWSのリンクが一覧表示されます。
  • [Insert+F5]キーを押すと、フォームコントロールが表示されます。
  • [Insert+F6]キーを押すと、見出しの一覧が表示されます。見出しの名前を入力することで、リスト内で簡単にその見出しを見つけることができます。

    :「所属コース」と入力すると「コース」の見出しが見つかり、[Enter]キーでそこにジャンプします。

  • ページ内のテキストを素早く検索するには[Ctrl+F]キーを押します。表示される[JAWS検索]ダイアログに「コース」などのテキストを入力し、[Enter]キーを押します。JAWSによって入力したテキストが検索され、そこに移動します。

ページ内での操作

[Tab]キーと[Shift+Tab]キーを使用して、リンク、フォームコントロール、その他の操作可能なページコンテンツとの間を移動します。Blackboard Learnには、タブ順序で操作できない指導テキストが含まれています。本質的に指導で使われる単語で始まるアイテムがタブ付けされた場合、それらの単語は指導用のため、操作は実行されません。

例:「送信」を押すと、テストが作成されます

[Tab]キーを押しながら、希望のコントロールを探します。

コントロールにタブ付けした後に、エレメントロール (リンク、ボタン、チェックボックス、編集、コンボボックスなど) が聞こえたら、そのエレメントは、その他のアプリケーションで使用するのと同様に利用することができます。


フォームモードの無効化

JAWSでは、JAWSによってユーザがテキストの入力、確認またはコントロールの操作が必要だと認識されると、フォームモードが有効化されます。高音のピッという音が聞こえ、フォームモードが有効化されたことを通知します。

上下矢印キーを使用してページのテキストを確認するには、フォームモードはオフにしてください。

フォームモードをオフにするには、数字パッドの[+]キーを押します。ラップトップモードがアクティブの場合は、[Caps Lock+セミコロン (;)]キーを押します。


アプリケーションモード

リッチコンテンツエディタのコントロールがフォーカスされている場合、JAWSはアプリケーションモードになります。これはフォームモードと同様ですが、例外はモードを変更する際に数字パッドの[+]キーを素早く2回押すことです。最初に[+]キーを押すと、"アプリケーションモード"と聞こえます。 "アプリケーション"という単語が聞こえているうちに[+]キーを再度押します。 JAWSはフォームモードを無効化し、ユーザはページコンテンツを確認することができるようになります。


メニュー

メニューは、リンクを有効化すると表示される、項目が垂直に並んでいるリストです。このリスト内は上下矢印キーを使用して移動します。メニュー項目にはリンクの役割がないため、 コンテキストに注意することが重要です。名前はフォーカスされているときにのみ聞こえます。

メニューが開いている際に[Tab]キーを押すとメニューは閉じます。

メニューを開いて、間違ったリンクを選んでしまった場合、[Tab]キーを押してそのメニューをビューから消去します。ただし、JAWSでは通常フォームモードはオンのままです。


コースメニュー

コースメニューにはリンクが含まれ、成績管理、アセスメント、Wiki、ブログ、グループ、掲示板フォーラム、連絡事項などに移動できます。

このメニューはコースメニュー見出しレベル2にあります。


チェックボックス

JAWSでは、チェックボックスのオン・オフの状態が通常とは異なる方法で報告されます。

  • 同じページで、[スペース]キーを押してチェックボックスがオンになると、「オンです。オンではありません。」と知らせます。
  • [スペース]キーによってチェックボックスがオフになると、JAWSは「オンではありません。オンではありません。」と知らせます。

チェックボックス またはその他のコントロールの状態が不明の場合は、[Insert+Tab]キーを押すとアナウンスが繰り返されます。


リッチコンテンツエディタ

複数行の編集フィールドのほとんどで、テキストの書式設定ができます。これにはコメント、説明などが含まれます。 テキストを書式設定するコントロールは、ツールバーに含まれています。

これらのコントロールは、各ページを下矢印キーで移動中に見つかります。コントロールは多数あります。 [Tab]キーを押して、コンテンツを入力できる編集フィールドに移動します。

スクリーンリーダーは、フォームフィールドにペーストされたテキストを自動的に読み上げません。次のような標準の読み取りコマンドを使用します。[INSERT]+左右の矢印キーを使って、文字/単語を読み上げます。[ALT]+矢印キーを使って、次/前の文を読み上げます。 [CTRL]+矢印キーを使って、段落を読み上げます。また、 フィールドを[TAB]キーで移動し、[SHIFT]+[TAB]で戻ることができます。これで、JAWSがコンテンツの読み上げを開始できるようになります。