Blackboard Learnのアクセシビリティ
Blackboardはすべての製品とサービスでユーザビリティとアクセシビリティに力を入れています。アクセシビリティで長年にわたり中心的存在であったことと合わせて、当社の製品は、国際的に認められたWeb Content Accessibilityガイドライン (WCAG)、さらに1973年リハビリテーション法第508条修正版に定められた各種基準に沿って設計、開発されています。世界的に認められているWCAG 2.1 Level AA Success Criteriaを満たすよう取り組むとともに、当社製品に対して第三者による定期的なアクセシビリティテストを実施することで業界標準への適合性を評価しています。
すべての文書は英語版のみが提供されています。
アクセシビリティへの対応 : Blackboard Learnの元のユーザエクスペリエンス
アクセシビリティに対するBlackboardの方針についての詳細
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Blackboard Learnのページの構造について
ページを適切に構成し、見出しを使用してユーザが操作できるように、論理的な見出しの構造が整備されています。アプリケーション全体で一貫性のある見出しが使用されています。これにより、ユーザはアプリケーション内の任意のページの構造をすばやく理解し、ページの該当セクションやコンテンツ項目に簡単に移動できるようになっています。
ユーザが表示しているページを識別するために、必須のH1見出しが用意されています。Blackboard Learnでは、ページタイトル (例 : 「コース文書」) は常にH1です。
H2見出しは、ページの主要セクションを説明するために使用されます。H2見出しは非表示であり、スクリーンリーダーのユーザは、主要なページセクションに直接移動できます。たとえば、コースページにはH2見出しが2つあります。1つはコースメニューの見出しで、もう1つは、コンテンツページの操作バーのすぐ上にあるメインコンテンツの見出しです。
H3見出しは通常、ページのコンテンツ項目または主要コンテンツエレメントのタイトルとして使用されます。たとえば、[コース文書]ページにある課題のタイトルはH3になっているので、ユーザは簡単に課題を見つけることができます。
ページを視覚的に整理するために、多数のエレメントは、マウスやキーボードから表示操作を行うまで非表示の状態になっています。操作した後に、これらのエレメントがアクティブになり、典型的なキーボード操作モデルに従います。
フレームの廃止に伴い、DIVおよびiFrameを導入しました。
BlackBoard Learnの主要ナビゲーションの技術的な変更により、目の不自由なユーザのナビゲーションがより簡単に行えるようになりました。
Learnアプリケーションでは、フレームが完全に廃止され、HTML5準拠のDIVとiFrameが導入されました。この変更により、ページの印刷、アクセシビリティ、ページナビゲーションが向上しました。
この変更により、スクリーンリーダーのユーザにとってページの位置、ナビゲーション、ページのタイトルの識別に関するアクセシビリティが改善されています。
ランドマーク
ランドマークは、ARIA (Accessible Rich Internet Applications Suite) に基づいて指定されます。ARIAとは、WebコンテンツおよびWebアプリケーションに対して、障害を持つ人々のアクセシビリティを向上させる方法を定義したものです。Blackboard Learnには、次のようなランドマークが含まれています。
- アプリケーション
- バナー
- 補足
- コンテンツ情報
- コースメニュー
- コンテンツエリア
- フォーム
- メイン
- ナビゲーション
- 検索
Blackboard Learnのキーボード操作
Blackboard Learn 全体を通して、メニュー間の移動、メニューを開く操作、およびメニューの項目選択には、業界標準のキーボード操作が使用されています。キーボードの操作パターンはブラウザ(Internet Explorer、Firefox、Safari、Chrome)ごとに異なりますが、特定のブラウザ内での操作は共通であり一貫しています。以降のセクションでは、ユーザエクスペリエンスやBlackboard Learnのコースビューによって操作が異なる場合は、注記で示しています。
MacでFirefoxまたはSafariを使用していて、キーボードからBlackboard Learnを操作することが困難な場合、オペレーティングシステムおよびブラウザの設定を確認して更新してください。これを行うことで、キーボード操作用に適切に設定されます。詳細については、この情報を参照してください。
コンテンツエディタ内のキーボード操作
Blackboard Learnのコンテンツエディタは、サードパーティのTinyMCEによる技術に基づいています。アクセシビリティ対応のコントロールと、キーボードショートカットによって、コンテンツエディタで作成されたコンテンツの書式設定ができます。Blackboard Learnのコンテンツエディタは、サードパーティのTinyMCEによる技術に基づいています。
キーボードを使用してエディタツールバーに移動する場合は、[Alt]+[F10]を押します。Macでは[Fn]+[Alt]+[F10]を押します。箇条書きリストなどのオプションを選択するには、矢印キーを使用します。
コースのクイックセットアップガイドのキーボード操作について
クイックセットアップガイドウィザードは、折りたたみ式のオブジェクトであり、標準の操作を使用します。教員がはじめて自分のコースを開くときに、このウィザードがデフォルトで開きます。また、[コントロールパネル]から[カスタマイズ]セクションを展開してアクセスすることもできます。ブラウザの検索ツールに「Welcome」と入力し、キーボードの[ESC]キーを押します。
クイックセットアップガイドでのナビゲーション
クイックセットアップガイドで押すキーとその動作を示します。
- キーボードの[↑]と[↓]のキー:折りたたまれているセクション名の間を移動します。
- キーボードの[スペースバー]または[Enter]キー:セクションが開きます。セクションが開いても、カーソルはまだ見出しにあります。サブリストに移動するには、[Tab]キーを押します。サブリストはラジオボタンとしてコーディングされているので、矢印キーを使用して項目間を移動できます。項目にカーソルを止めると、その項目が選択されます。
- キーボードの[スペースバー]:項目のアクティブ/非アクティブを切り替えます。
- キーボードの[Tab]キー:折りたたまれているセクションを開いたり、セクション内のオプションを切り替えたりします。セクションの最後に到達した後に再度[Tab]キーを押すと、次の折りたたみセクションのタイトルに移動します。
構造ステップでのナビゲーション
構造ステップ内では、使用する構造を選択する必要があります。構造を選択しないと、現在の構造が使用されます。
構造を読み上げやプレビューを行うには、各構造に移動します。リンクを開いてコース構造の詳細を確認するには、以下のリストの順序でキーを押します。
- キーボードの[Tab]キーを押して、リストのリンクを開きます。キーボードの[スペースバー]を押して、説明に進みます。
- 再度[Tab]キーを押して、次のリンク、[ヘルプ]ページに進みます。
- [Tab]キーを押して、サンプルコンテンツに進みます。これは、ステップの最後のリンクです。
- [Tab]キーを押して、構造ステップに戻ります。
構造ステップを一度離れたあとにそのステップに戻ると、選択していた構造が開かれます。
使用する構造を選択するには、キーボードの[スペースバー]を押して選択します。再度[スペースバー]を押すと、構造が選択解除されます。視覚的には、この操作で[この構造を使用する]ボタンがオン/オフになります。
アクセシビリティ対応キーボード配列
ドラッグアンドドロップ機能を使用してリスト内の順番を変更することができる箇所では、キーボードを代わりに使用することもできます。アクセシビリティ対応キーボード配列ツールに、このページの項目が一覧で表示されます。また、キーボードコマンドを使用して、項目を並べ替えることもできます。
スクリーンリーダー
スクリーンリーダーを快適にお使いいただくため、Windows®システムではChromeTMおよびJAWS®を使用し、Mac®ではSafari®およびVoiceOverを使用してください。
Blackboard Learnではスクリーンリーダーのチュートリアルを作成し、アプリケーションにスクリーンリーダーでアクセスするユーザがシステムを正しく使用するための情報を提供します。
クイックリンク
クイックリンクツールを使用すれば、Blackboard Learnアプリケーションの任意のページにある見出しやセクションをすばやく見つけ出し、その場所に直接移動できます。左上にある[クイックリンク]アイコンを使用すると、ポップアップウィンドウが表示され、ページ内のランドマークとナビゲーションリンクが表示されます。
キーボードを使用してクイックリンクツールを開く場合は、SHIFT + ALT + Lを押します。グローバルナビゲーションメニューを開く場合は、CTRL + ALT + Mを押します。このページのその他のキーボードショートカットも、クイックリンクツールに表示されます。
コンテンツエディタの数式
SP 10で、コンテンツエディタの数式エディタ機能であるWIRISが導入されました。SP 10では、JavaアプレットでWIRISプラグインが提供されていました。そのため、Javaをサポートできないプラットフォームでは数式を編集できません。SP 12では、WIRISエディタのベースがJavaScriptとなり、Javaへの依存性が排除され、iOSを含めた、ブラウザでJavaを実行できないプラットフォームでも完全な数式編集機能を利用することができるようになりました。ただし、JavaScriptが有効化されたブラウザを実行できるすべてのプラットフォームに対して、WIRIS数式エディタの機能が展開されているわけではありません。
非アクセシブルなアプレットベースのエディタからJavaScriptベースのエディタに移行すると、アクセシビリティが改善します。
インタラクティブツール
すべてのインタラクティブツール (掲示板、Wiki、ブログ、および日誌) の利便性を高めました。各リリースではあらゆるユーザの利便性が向上していますが、特に支援技術を使用しているユーザの利便性が向上しています。スレッドの新しい読み取り方法はシンプルであり、スクリーンリーダー技術とともに使用できます。また、ナビゲーションの邪魔になるものをページから取り除いたので、スクリーンリーダーおよびキーボードのみを使用するユーザも、インターフェイスを楽にナビゲートできるようになりました。
アクセシビリティに対するBlackboardの方針については、http://www.blackboard.com/accessibilityを参照してください。
アクセシビリティのトレーニングリソース
同時開催のコース、「The Accessibility MOOC: Inclusive Online Course Design」に登録してください。アクセシビリティが向上したオンラインコースとコンテンツを学生に提供する方法を学ぶことができます。
自分のペースで学習できる無料のコース「Universal Design and Accessibility for Online Learning」に登録してください。このコースは、アクセシビリティの優れたコースを作成するためのガイドとなるものであり、CourseSitesから利用できます。[自己登録]を選択します。
Universal Design and Accessibility for Online Learningコースのアーカイブ
コースのアーカイブのコピーをダウンロードし、教育機関に合わせてカスタマイズし、活用してください。このアーカイブ (1.9 MB) は、Blackboard Learn 9.1 SP 8以降と互換性があります。アーカイブは解凍したり、開いたりしないでください。システム管理者がコースをシステムにリストアする必要があります。
*新製品および将来の製品アップグレード、更新、機能強化を含む当社の開発の取り組みに関する声明は、現時点での当社の意図を表明しています。ただし、事前の通告なしに、変更、遅延、中止される場合があります。また、このような製品、アップグレード、更新または機能性の利用可能性は、実際に一般のお客様が利用できるようになるまで何ら保証されません。