QTIパッケージについて

教員とコース作成者はサードパーティのコンテンツを参考に、カリキュラムと教科書などの補完教材を作成することがあります。互換性を確保できるよう、発行者と他のコンテンツ作成者は業界標準に沿ってこの教材を開発します。

業界標準によって、学習管理システムが整い、このコンテンツを処理できるようになります。IMS Global Learning Consortiumは、学習管理システムに関係なく、問題とコースとの間の互換性をサポートするために、Question and Test Interoperability (QTI) 規格を策定しました。

教育機関がBlackboard Learnの最新リリースを使用する場合、教員はQTIパッケージをインポートおよびエクスポートして、アセスメントに使用できます。

QTIパッケージからインポートされた問題は、元のコースビューでのみサポートされています。

QTIパッケージでサポートされる内容

  • Blackboard LearnはQTIパッケージにおいて、次の特定の問題タイプをサポートします。正誤、複数選択、複数回答、空欄埋め、および小論文。
  • 問題に埋め込みメディアが含まれている場合、HTML 5とHTMLのオブジェクトタグがインポートされます。HTML5がエクスポートされます。
  • タグ、カテゴリ、およびアライメントなどの問題のメタデータはサポートされておらず、インポートもエクスポートもされません。
  • 追加のQTI回答処理を使用している問題はスキップされ、インポートされません。
  • 問題設定オプションが合致しない場合、Blackboard Learnは設定によって問題と回答のテキストの忠実度に優先順位付けをします。たとえば、試験システムによっては想定される回答ごとに異なる部分的な評価割り当てが設定されているが、Blackboard Learnでは正解の回答リストが保持されている場合があります。この場合、すべての回答オプションは正解としてインポートされ、Blackboard Learnの継続適合性のためレビューできるようになっています。

アセスメントツールごとに機能が異なり、さまざまなメディア、HTML、および数式処理機能があるため、解答間を移動して、常に問題をレビューしテストする必要があります。


QTIパッケージのインポート

QTIパッケージを問題プールとしてコースにインポートする必要があります。問題をインポートした後、アセスメントに使用できます。

  1. コースで、[コースツール] > [テスト、アンケート、プール] > [プール]に移動します。
  2. [QTI 2.1パッケージのインポート]を選択します。
  3. コンピュータまたはコンテンツ管理を参照して、QTIパッケージを見つけます。
  4. [送信]を選択します。
  5. Blackboard Learnがパッケージを処理した後、ステータスページから結果を確認します。[プール]ページに戻るには、[OK]を選択します。

プールの問題を編集できます。準備が整ったら、テストの問題を使用します。

テストの問題の使用

QTIパッケージをインポートしたので、テストの問題を使用できます。プールの問題を使用してテストを作成するには :

  1. コースで、[コースツール] > [テスト、アンケート、プール] > [テスト]に移動します。
  2. [テスト] > [テストの作成]を選択します。
  3. 名前を入力し、必要に応じて説明または手順を入力します。[送信]を選択します。
  4. [問題の再利用]メニューから、[問題の検索]を選択します。
  5. プールの問題など、コースのテスト問題のライブラリが提供されます。QTIパッケージのインポートから作成されたプールを選択します。
  6. 使用する問題を選択して、[送信]を選択します。
  7. テストに問題が追加されます。

QTIパッケージのエクスポート

Blackboard Learnにインポートされるのと同様に、QTIパッケージは問題プールとしてエクスポートされます。アセスメントの問題を問題プールに移動させ、QTIパッケージをエクスポートします。

  1. コースのどのアセスメントからでも問題を使用してプールを作成できます。
  2. プールを作成した後、[プール]ページに戻ります。
  3. プールのメニューで、[QTI 2.1パッケージのエクスポート]を選択します。
  4. パッケージがコンピュータにZIPファイルとしてダウンロードされます。