数式エディタ

数式エディタを使用して、テスト、課題、掲示板、日誌に方程式や数式を挿入できます。オプションとして数式エディタがあるリッチテキストエディタには、LaTeX数式を入力することもできます。数式エディタは、スマートフォンやタブレットなど、ブラウザやオペレーティングシステムを問わず実行できます。数式エディタはWIRISによって作成され、MathMLなどのマークアップ言語によって設定された標準に基づいています。

このページのトピックは次のとおりです。


数式エディタの使用

リッチテキストエディタで+アイコンを選択して、数式エディタにアクセスします。メニューで[数学]を選択します。

Image of the rich text editor, with the + menu open and Math in the dropdown

上部にあるさまざまなタブを選択することで、数式エディタの各種機能にアクセスできます。

Image of the math editor showing an equation including a fraction that is partially complete, with two green boxes indicating blanks

数字、文字、記号はキーボードを使用して入力します。数式エディタで適切なアイコンを選択して、平方根の作成などの複雑な数式を作成します。

ヒント : 下付き文字や分数など、数式のテキストのレベルを変更するオプションを使用している場合は、キーボードの矢印キーを使用するとデフォルトのレベルに戻すことができます。数式内を移動するには、キーボードを使用することをお勧めします。

Image of a completed math equation in the math editor, showing symbols, fractions, and subscripts

数式エディタで数式を作成するためのオプションには、次のようなものがあります。

  • 基本的な演算 : 加算、減算、乗算、除算、平方根、指数、分数
  • ギリシャ文字 : アルファ、ベータ、ガンマなど•
  • 行列解析
  • 積分、導関数、極限
  • 三角関数 : サイン (sin)、コサイン (cos)、タンジェント (tan)
  • フォントのスタイルとサイズ

WIRISのWebサイトで、数式エディタのすべての機能に関する詳細情報を確認できます。

数式エディタのタブで使用できる全アイコンの一覧を参照する

数式エディタの使用の詳細


リッチテキストエディタでのLaTeXの使用

LaTeXは、プレーンテキストで記述されたコーディング規則に基づいて数式の画像を作成するために使用できるソフトウェアです。Learnのリッチテキストエディタは、LaTeXコーディングをレンダリングできます。

数式にLaTeXを使用する方法と一般的な数式を作成する方法の詳細情報を参照する

LaTeXで複数行にまたがる数式は、Learnのリッチテキストエディタではレンダリングできません。複数行の数式は、/beginで始まり、/endで終わります。

LaTeX数式をリッチテキストエディタで入力するには、特定のコードを$$記号の間に記述します。

[保存]を選択して、数式が画像としてどのように表示されるかを確認します。正しく表示されるまで、リッチテキストエディタに戻って数式の編集を繰り返すことができます。テストや課題などの一部のアクティビティでは、リッチテキストエディタに保存して、レンダリングされたLaTeX数式をプレビューすることができません。その場合、提出物を後でチェックして、数式が正しくレンダリングされたことを確かめる必要があります。

太字にしたりフォントサイズを変更したりするなど、数式の外観の変更はリッチテキストエディタではできません。数式のフォントスタイルやサイズを変更するには、リッチテキストエディタで数式内の任意の場所を選択してから数式エディタを選択します。数式エディタで行ったすべての変更は、ユーザが保存してLaTeXコードに追加すると適用されます。

LaTeXで書式設定された数式の例

二次方程式の解の公式はLaTeXで書式設定できます。

Rendered image of the quadratic formula

1. リッチテキストエディタに「$$」と入力します。

$$

2. 次に、数式のLaTeXコードを入力します。

$$x = \frac {-b \pm \sqrt {b^2 - 4ac}}{2a}

3. 末尾にも「$$」と入力して数式を閉じます。

$$x = \frac {-b \pm \sqrt {b^2 - 4ac}}{2a}$$

Image of the quadratic formula written in LaTeX in the rich text editor: $$x = \frac {-b \pm \sqrt {b^2 - 4ac}}{2a}$$

4. リッチテキストエディタで[保存]を選択します。数式はPNG画像としてレンダリングされます。インターネット接続とコンテンツのサイズによっては、画像のレンダリングに数秒かかる場合があります。

Image of the rendered version of the quadratic formula above a question

5. リッチテキストエディタで[編集]を選択して、LaTeXコードに戻ります。

Image of the ellipsis menu of a question showing the Edit button in the dropdown

6. 数式を編集して、リッチテキストエディタ内でLaTeXコードをプレーンテキストとして上書きします。たとえば、二次方程式の解の公式の末尾に+1を追加します。

$$x = \frac {-b \pm \sqrt {b^2 - 4ac}}{2a}+1$$

Image of the quadratic formula plus one written in LaTeX in the rich text editor: $$x = \frac {-b \pm \sqrt {b^2 - 4ac}}{2a}+1$$

7. [保存]を選択して、数式を新しい画像としてレンダリングします。

Image of the rendered version of the quadratic formula plus one above a question

8. 数式のスタイルをさらに調整できます。リッチテキストエディタで、LaTeXコード内のどこかを選択します。

Image of the LaTeX equation for the quadratic formula plus one within the rich text editor, with the text cursor highlighted

数式エディタを開きます。

Image of the quadratic formula plus one in LaTeX, with the + menu and the math editor option highlighted

数式のスタイルを変更します。たとえば、数式の一部を太字にしたり、フォントサイズを変更したりすることができます。

Image of the quadratic formula plus one in the math editor, with a large font size and square root bolded

9. 数式エディタで[保存]を選択します。スタイル調整後の二次方程式の解の公式のLaTeXコードは、次のようになります。

$$\style{font-size:36px}{x=\frac{-b\pm\sqrt{\boldsymbol b^{\mathbf2}\boldsymbol-\mathbf4ac}}{2a}+1}$$

Image of the quadratic formula plus one written in LaTeX in the rich text editor, with styles applied: $$\style{font-size:36px}{x=\frac{-b\pm\sqrt{\boldsymbol b^{\mathbf2}\boldsymbol-\mathbf4ac}}{2a}+1}$$

10. リッチ テキストエディタで[保存]を選択して、調整した数式を画像としてレンダリングします。

Image of the rendered quadratic formula plus one in 36 px font

アクセシビリティ機能

数式の画像は高品質であるため、ズームインしても画像は鮮明です。

数式の代替テキストは、Learnのプロフィールの言語設定に基づいて自動的に生成されます。スクリーンリーダーの言語、速度、音声などは、ローカルデバイスの設定に従います。スクリーンリーダーと代替テキストを快適に使用できるよう、Learnの言語設定はローカルデバイスの設定と必ず一致させておいてください。

Image of the user profile in ultra, with the language menu highlighted in blue

言語が数式エディタまたはリッチテキストでサポートされていない場合、数式は英語で読み上げられます。

キーボードショートカットの詳細

数式エディタでサポートされている言語