画像の座標指定問題について
ホットスポット問題では画像が表示され、学生は、教員がその画像内に作成した1つ以上のホットスポットにピンをドロップする必要があります。画像の座標指定問題は、さまざまな学科に適しています。たとえば、解剖学コースでは、学生に人体の部位を特定するように求めることができます。地理コースでは、地図上の特定の場所をマークさせることができます。外国語コースでは、特定の衣類を選択する問題を出題できます。生態学や生物学のコースでは、メイン画像に描写されている生息環境にどの動物種または個体が属するか、または属さないかを特定するように求めることができます。可能性は無限大です。
ホットスポット問題の種類
ホットスポット問題を作成する場合、さまざまなオプションがあります。
- 標準ホットスポット : 学生に画像を表示して、画像内に作成した1つ以上のホットスポット内にピンをドロップするように求めます。学生にホットスポットの場所は示されません。
- 多肢選択ホットスポット : 学生に画像を表示して、教員が作成した1つ以上のホットスポット内にピンをドロップするように求めます。学生にホットスポットの場所が示されます。正解のホットスポットは1つだけで、残りのホットスポットは不正解です。
- 複数回答ホットスポット : 学生に画像を表示して、教員が作成した1つ以上のホットスポット内にピンをドロップするように求めます。学生にホットスポットの場所が示されます。正解のホットスポットは1つ以上あり、残りのホットスポットは不正解です。
ホットスポット問題の作成
アクセシビリティとホットスポット問題に関する詳細情報。
- 新しい課題またはテストを作成するときは、プラス記号を選択してメニューを開きます。既存のテストでは、問題を追加する場所のプラス記号を選択します。
- [ホットスポット問題を追加 ]を選択します。
- デフォルトの10点値を編集して、問題の点数を更新します。
- 問題文のテキストを、リッチコンテンツエディタの[問題#のテキストを作成します]フィールドに追加します。
- 画像 (JPEG、JPG、GIF、PNG、BMP) をアップロード領域にドラッグアンドドロップするか、[デバイスからアップロード]ボタンを選択してファイルピッカーを使用します。
- [ホットスポットを追加]ラベルの横にある四角記号を選択して、アップロードした背景画像に四角形のホットスポットを作成します。毎回、四角形、円形、または多角形のホットスポットを選択できます。
1つの画像に複数のホットスポットを追加できます。その場合、複数の正解と不正解の選択肢を作成できます。[ホットスポットを学生に表示]オプションを有効にする場合は、不正解の選択肢を用意することをお勧めします。その場合、ホットスポット問題タイプは多肢選択問題タイプと同じように機能します。
- ホットスポットを、画像上の希望する場所にドラッグアンドドロップします。
ホットスポットの配置にはキーボードコントロールを使用できます。
- ホットスポットの各辺と角にある四角形を使用すると、ホットスポットのサイズを変更できます。
ホットスポットのサイズ変更にもキーボードコントロールを使用できます。
- 正解のホットスポットのチェックボックスを選択します。
各ホットスポットに説明を追加できます。これはオプションであり、ホットスポット問題の保存時に必須ではありません。
- [自動フィードバック]のトグルボタンをオンにして、学生に正解と不正解のフィードバックを提供します。
これはオプションであり、ホットスポット問題の保存時に必須ではありません。
- [保存]を選択して問題をテストまたは課題に追加します。
- ホットスポットの作成を容易にするために、[ズームイン]、[ズームアウト]、[全画面表示] (展開ビュー) オプションを使用できます。
ホットスポット問題を保存するための要件
- 学生が画像内の正しい位置にピンをドロップするように促すコンテンツを問題テキストフィールドに追加します。
- ホットスポット問題に使用される画像を追加します。
- 画像に1つまたは複数のホットスポットを追加します。ホットスポットは正解の選択肢にも不正解の選択肢にも使用できます。
- 少なくとも1つのホットスポットを正解として選択します。
その他のオプション
- 問題に関連付ける点数を更新する。デフォルト値は10点です。
- 複数のホットスポットを追加する。複数のホットスポットを追加すると、問題の性質が変わり、複数回答を持つ多肢選択問題のように機能します。追加のホットスポットを不正解の選択肢として使用できます。
- 各ホットスポットに説明を追加する。画像内に複数のホットスポットがある場合、ホットスポットの説明は教員がホットスポットを特定するのに役立ちます。この情報を使用して、学生が正しいホットスポットを正解として選択したかどうかを確認できます。また、この情報を学生と共有して、学生が答案を見直す際に特定のホットスポットについて詳細な情報やコンテキストを提供することもできます。ホットスポットの説明は、教員には常に表示されます。学生には、答案を見直すときに表示されます。ただし教員がアセスメントの正解を表示するように設定している場合に限られます。正解とホットスポットの説明を表示するように選択できるのは、個々の成績を投稿した後、期日の後、アセスメントのすべての成績を投稿した後、および特定の日時です。
- 正解および不正解の自動フィードバックを追加する。自動フィードバックは、特に不正解だった学生にとって有益です。自動フィードバックを使用して、正解を見つけられるコースコンテンツの場所に学生をリダイレクトすることができます。
- 学生にホットスポットを表示する。これは、ホットスポット問題を多肢選択問題や複数回答問題のように機能させたい場合に便利です。学生に画像内のホットスポットが表示されます。一部のホットスポットは正解で、それ以外のホットスポットは不正解の選択肢です。
間違えてアップロードした画像の削除
置き換える必要があるアップロード画像の上にある[すべてを削除]ボタンを選択します。これにより、画像とその画像に関連するすべてのホットスポットが削除されます。
使用しないホットスポットの消去
消去したいホットスポットをマウスまたはキーボードショートカットを使用して選択します。次にアップロード画像の上にある[ホットスポットを消去]ボタンを選択します。これにより、選択したホットスポットが消去されます。
複数のホットスポットを選択する場合 : ホットスポットの選択は維持されるため、新しいホットスポットを連続して選択するたびに、選択された状態になります。選択が終了したら、キーボードまたは[ホットスポットを消去]オプションを使用するだけで、選択したホットスポットをすべて削除できます。
[ホットスポットを学生に表示]オプション
このオプションを有効にすると、画像内に作成されたすべてのホットスポットが学生に表示されます。これにより、ホットスポット問題の性質が変わり、多肢選択問題や複数回答問題のように機能するようになります。これは、複数のホットスポットがあり、一部のホットスポットが不正解の選択肢として使用される場合に推奨されます。
以下の例は、学生に胸骨だけを選択するように指示する問題です。ただし、問題では2つのホットスポットが示されています。学生は2つのホットスポットのうちどちらが正解かを決定する必要があります。このホットスポット問題は、多肢選択問題のように機能します。
ホットスポットが表示された状態の学生表示 :
アクセシビリティとホットスポット問題
Product Ultra Teamは、新しいアクセシビリティの強化と支援技術のサポートを提供するための取り組みを続けています。以前は、ホットスポット問題に解答するには、マウスの使用と、眼と手の協調運動が必要でした。現在は、キーボードを使用して、以下を実行できます。
- 問題テキストを追加する
- 画像をアップロードする
- 画像を削除する
- ホットスポットを追加する
- ホットスポットの説明を追加する
- ホットスポットを選択する
- 正解のホットスポットと不正解のホットスポットを選択する
- ホットスポットのサイズを変更する
- ホットスポットの位置を変更する
- ホットスポットを削除する
- 問題の設定を調整する
- 正解および不正解のフィードバックを追加する
キーボード操作とショートカット
- テストまたはアセスメントにホットスポット問題を追加すると、フォーカスが通知バナーの「ヘルプドキュメント」リンクに移動します。
- [Tab]を押すと、点数フィールドに移動します。ここで問題の点数を更新できます。
- [Tab]を押して問題テキストフィールドに移動し、問題テキストの説明を追加します。
リッチテキストエディタのキーボード操作の詳細情報をご覧ください。
- [Tab]を押すと、[デバイスからアップロード]ボタンに移動します。ここで画像を選択できます。使用できる画像の形式は、JPEG、JPG、GIF、PNG、BMPです。
- 画像のアップロードの進行状況を示すモーダル画面が表示されます。進行状況が100%に達する前であれば、[Tab]キーを押して[キャンセル]ボタンを押すとアップロードをキャンセルできます。画像が正常にアップロードされると、モーダル画面が自動的に消えて、画像がページに表示されます。
- [Tab]を押して、以下のアクションを実行するためのキーボードコントロールをお読みください。
- 一般的なコントロール
- [Tab]と[Shift+Tab]でホットスポットを選択する
- 矢印キーでホットスポットを移動
- [Shift] +矢印キーでホットスポットのサイズを変更する
- [Alt] / [Option] +矢印キーを使用して、ホットスポットを少しずつ (1ピクセルずつ) 移動またはサイズ変更する
- [Delete]キーを選択して選択済みのホットスポットを削除する
- [Shift+Z]でズームイン
- [Shift+X]でズームアウト
- [Shift+F]でビューを拡大
- [ESC]でビューを閉じる
- 四角形と円形のコントロール
- [Shift] +矢印キーでホットスポットのサイズを変更
- [R]キーで、新しい四角形のホットスポットを追加 (フォーカスがキャンバスにあるとき)
- [C]キーで、新しい円形のホットスポットを追加する (フォーカスがキャンバスにあるとき)
- 多角形のコントロール
- [P]キーで、新しい多角形のホットスポットを描画 (フォーカスがキャンバスにあるとき)
- [ESC]キーで描画モードを終了
- 矢印キーで描画アイコンを移動
- [Option] / [Alt] +矢印キーで描画アイコンを正確に移動
- [Enter]で新しい多角形のポイントを追加
- [Delete]キーで最後に作成したポイントを削除
- 一般的なコントロール
- アップロードした背景画像の四角形、円形、または多角形のボタンを選択すると、その形のホットスポットを追加できます。フォーカスは作成されたホットスポットに移動します。
- 画像と作成したホットスポットを削除するには、[すべてを削除]ボタンを押します。
- すべてのホットスポットを作成したら、[Tab]キーを使用して下のセクションを移動できます。[ホットスポットを学生に表示]をオンにして、学生が画像内のホットスポットを見られるようにします。
- [Tab]キーを押して、各ホットスポットに説明を追加します (任意)。
- [Tab]キーを押して、[キャンセル]ボタンに移動します。
- [Tab]キーを押して、ホットスポット問題を保存します。
ホットスポット問題の作成についての動画を見る
次のナレーション入りの動画は、このページに含まれる情報の一部を視覚的および聴覚的に表現したものです。動画に描かれている内容の詳細については、YouTubeで動画を開き、[その他のアクション]に移動して、[文字起こしを表示]を選択します。
動画 : ホットスポット問題では、ホットスポット問題の作成方法について説明します。