この情報は、従来のコースビューのみに適用されます。利用可能なツールは、あなたの教育機関によって管理されています。
報賞を授与することは強力な外的動機付けです。最適な報賞の1つは、よくできた成果を認定することです。コースを通していつでも学生にリワードを授与できるため、学生の意欲を維持し、学生が何を学習できるかを示すことができます。教員は、証明書やOpen Badgeを使って採点を完成させることができます。また、コースで学生が達成した事項の詳細や見本を正確に示すことができます。
こうした証明書やOpen Badgeが学生に授与されます。これらのリワードは、学生が、選択した分野におけるアイデンティティや達成した評判についてコミュニケーションするのに役立ちます。また、こうしたアチーブメントは、仕事や教育の機会をもたらすだけでなく、新たな特権への扉を開く可能性を秘めています。
アチーブメントとは
教員はBlackboardアチーブメントを利用して、学生がアチーブメントの認定を得る機会を創出できます。バッジや証明書の形式で学生にアチーブメントを発表する基準は教員が設定します。
学生は獲得したバッジや証明書から、さらに評価を獲得するために何が必要かを確認できます。また、規定の能力を得るための学習の進捗状況を把握できます。
学生は、Badge Backpackにバッジを発行したり、Blackboard Learn以外で学習したことの証拠を転送したりすることができます。バッジおよびBadge Backpackの詳細については、Badge Backpack (英語のみ) を参照してください。
お使いのバージョンによっては、Learnの一部でバッジ発行者がBadgrではなくMozillaとなっている場合があります。
バッジによる動機付け
ユーザの取り組みを促進するために、競争、得点、レベル、バッジなどのゲーム要素を取り入れます。
10代の若者たちがWorld of Warcraftに熱中する姿を見れば、デジタル空間がどれほど人々を動機付けるのかがわかります。同様に、バッジシステムを取り入れることにより、「ゲーミフィケーション」の形で学生の意欲を掻き立てることができますアチーブメントツールを使用すると、学生の探究心と参加意欲をさらに高めるようなバッジシステムを設計できます。
プロジェクトの完了、スキルの習熟度、または経験レベルに応じてバッジを授与します。学生のバッジのコレクションは、その学生が達成した主要な学習マイルストーンを表します。獲得したバッジは、学生のスキルとアチーブメントの全体像を示します。
さらに、クラスルーム外で獲得した次のようなスキルや知識に対してもバッジを授与することができます。
- 課外活動および放課後プログラム
- ボランティアプログラムおよび地域活動
- 仕事関連のプロジェクト
- 軍隊経験
- 留学
- 学生自治体
- クラブ、グループ、その他の組織のメンバシップ
- インターンシップおよびメンターシップ
- 職業訓練
- コラボレーション、リーダーシップ、コミュニティの構築などのソフトスキル
基本的には、学生がさまざまなバッジを組み合わせて、クラスの内外における成果を示すことができるようにします。さらに、学生が特定の目標に向かって努力する上で役立つスキルを強調するバッジを作成することができます。目標が、大学院の入学許可を得ることであっても、最高の仕事を見つけることであっても、教員は学生と協力して道筋を築くことができます。
学生は、望むものへの道を開くプロセスにいることがわかると、さらなる学習への意欲が非常に高まる可能性があります。教員は学生の「What if」思考段階を手助けする必要があります。学生は新しい発想を生み出す柔軟性を得るとともに、自身が価値を置くことや、自身の教育に重要であると思われるものを判断することができます。
考慮すべき問題
グループへのバッジシステムの導入
学生の取り組みを促進するために、バッジに段階を設けることができます。学生が1つのバッジを獲得すると、次の段階のバッジが示されます。バッジ獲得の難易度は、必ずしも上げる必要はありません。教員は、学生が、教員が推奨する道筋に従ってバッジを獲得できるようにすることも、学生自身の学習経験を計画できるようにすることも可能です。
バッジ収集と特権の結びつき
バッジの獲得とは別のタイプの動機付けを導入できます。たとえば、バッジA、B、およびCを獲得した学生に、人気が高いインターンシップを提供したりします。学生にとって価値ある内容とバッジを関連付けることで、学生はバッジの獲得に意欲を示すようになります。
一定期間バッジシステムを実施すると、バッジ以上の動機づけは不要であるとわかることがあります。
バッジを公開する必要性
引用元: Schenke, Tran, and Hickey. 『Design Principles for Motivating Learning with Digital Badges』HASTAC. 2013年6月5日Web. 2013年7月17日
MozillaのOpen Badges Infrastructureのおかげで、大部分のプロジェクトのバッジ獲得者は、現在取り組んでいるバッジまたは獲得したバッジを公開する条件と時期を決定できます。あるプロジェクトでは自身でバッジを表示するオプションを獲得者に提供していますが、別のプロジェクトでは自動的にバッジが表示されます。動機付けに関する文献によると、選択肢を示すことにより学習者はさらに自主的に管理していると感じ、さまざまなレベルの選択は動機付けと密接な関係があります。ただし、バッジの公開はバッジ獲得者間の競争を招く可能性があります。
学生がバッジを集めるごとに、将来の雇用者、組織、学校による評価が変わる可能性があるためです。学生はバッジコレクションを、Mozilla Open Backpack、ソーシャルネットワークのプロフィール、個人のWebサイト、大学の願書、求人検索サイト、オンラインレジュメに投稿できます。
バッジには信頼できる情報が含まれているので、バッジは個人のスキル、能力、成果、経験、才能の証明になります。誰でもバッジのデータを調べてその価値を確認できます。
バッジの価値が上がるに従い、バッジによって生涯学習の新たな可能性が開かれることになります。
対象者について
バッジを作成する際は、バッジの根拠となる証拠 (エビデンス) へのアクセスを希望する可能性がある人たちを想像してください。
- バッジ獲得者
- 大学院
- 仲間の達成によって動機付けられる人たち
- 情報交換を望んでいる分野の同僚および専門家
- 学生へのインターンシップやメンターシップの提供者
- 将来の雇用者
こうした人々がすべて、バッジシステムの長年にわたる持続に役立ちます。