成績管理のデータの二重登録を防ぐため、オフラインで採点してから、成績を成績管理にインポートできます。スプレッドシートやカンマ区切り値 (CSV) ファイルなどの外部ソースから、成績をアップロードすることもできます。データは正常にアップロードされるように特別にフォーマットして、既存の成績管理のデータと同期させる必要があります。
所属の教育機関がこの機能を使用していれば、Grades Journeyを使用して各コースや課題の成績情報を保存、共有できます。
Video: Work Offline with Grade Center Data
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Video: Work Offline with Grade Center Data shows how to set download options, download the Grade Center file, upload the new file, and select which grades to change.
成績管理からの成績のダウンロード
データのすべてまたは一部を成績管理からダウンロードすることができます。
匿名採点が有効になっている項目は、ダウンロードファイルに含まれません。
- [オフラインで作業]メニューにアクセスして[ダウンロード]を選択します。
- この表の説明に従ってダウンロードするデータを選択します。
ダウンロードするデータ オプション 説明 すべての成績管理 すべての列と関連データが含まれます。コメントは含まれず、オフラインで追加できません。 選択した採点期間 メニューから採点期間を選択します。選択する前に採点期間を作成しておく必要があります。 選択した列 メニューから、1つの列とそのデータを選択します。[この列のコメントを含める]のチェックボックスをオンにします。コメントは[簡易コメント]機能または[手動上書き]タブからダウンロードされます。含まれるコメントテキストはオフラインで編集できます。 ユーザ情報 ユーザ名など学生のデータを含む列が含まれます。 - ファイルの区切り文字として、[カンマ]か[タブ]を選択します。
- ダウンロードされたデータに、[非表示の情報を含む]を設定するかどうかを選択します。非表示の情報には、ダウンロードされたファイルのビューから非表示とした列および学生が含まれています。
- ダウンロード先を選択します。コンテンツ管理にアクセス権がある場合は、コンテンツ管理のフォルダを参照して選択します。
- [送信]を選択します。
- 次の[成績のダウンロード]ページで[ダウンロード]を選択し、ファイルを保存します。
成績の履歴データのダウンロード
- [レポート]メニューにアクセスして[成績の履歴の表示]を選択します。
- [成績の履歴]ページで、[ダウンロード]を選択し、ファイルの[区切り文字のタイプ]を選択します。
- [コメントを含める]に[はい]を選択します。ダウンロードの際にコメントを除外する場合は[いいえ]を選択します。
- [送信]を選択します。
- [ダウンロード]を選択して、コンピュータにファイルを保存します。
オフラインでの作業
ファイルをダウンロードして適切な編集ソフトウェアで開くと、ファイルを編集することができます。成績管理全体をダウンロードした場合、成績を変更および追加でき、ファイルを保存してアップロードできます。1つの列をダウンロードした場合、成績とコメントを追加または変更でき、ファイルを保存してアップロードできます。
コメントの編集
コメントは、1つの成績管理項目と、関連付けられたコメントを含めるオプションを選択した場合にのみダウンロードされます。ダウンロードおよびアップロードされたコメントは成績用で、[簡易コメント]機能または[手動上書き]タブでアクセスできます。[答案の表示]または[採点]ページでアクセスできる、答案用のコメントではありません。
ダウンロードされたファイルには、コメントに関連する4つの列が含められます。コメントをオンラインで追加した場合、ダウンロードに含まれます。あるいは、コメントをオフラインで追加して[成績管理全体]にアップロードし、[簡易コメント]機能または[手動上書き]タブに表示できます。
コメントを[採点通知]または[ユーザへのフィードバック]列で追加または編集します。
画像や音声ファイルなど、リッチメディアへのコメント内のリンクは、オンラインで挿入して編集します。
成績とコメントへの編集が完了したら、ファイルを保存して[成績管理全体]に戻り、アップロードします。
コメント関連の列
列名 | 説明 |
---|---|
採点通知 | 教員またはTAのみに表示される、成績管理列固有のコメント |
メモの形式 | スマートテキスト、プレーンテキスト、またはHTML |
ユーザへのフィードバック | 学生に表示される、成績管理列固有のコメント |
フィードバックの形式 | スマートテキスト、プレーンテキスト、またはHTML |
フィードバックの形式のオプション
形式のタイプ | 説明 |
---|---|
スマートテキスト | リンクを自動的に認識し、[Enter]キーをパラグラフタグと認識し、HTMLタグを受理します。 |
プレーンテキスト | テキスト領域に入力されたとおりにテキストを表示します。プレーンテキストは、HTMLコードをレンダリングしません。HTMLコードはテキストとして表示されます。 |
HTML | HTMLタグを使用してユーザがコーディングしたテキストを表示します。 |
外部ファイルの書式設定
外部のデータと成績管理のデータを同期させるには、各学生と成績管理の各列に対して、固有の識別子が必要です。各学生に使用される固有の識別子は、学生のユーザ名です。各列に使用される固有の識別子は、列のID番号です。列のID番号はシステムによって生成されるもので、変更や削除はしないでください。アップロードされたファイルの中で、列のID番号を持たない列は、成績管理で新しい列として作成されます。
外部ファイルから成績管理に追加する列は、満点の点数が0のテキスト列として追加されます。テキスト列は、加重、合計、平均、最小/最大などの集計対象列に含めることはできません。アップロード後、テキスト列を他の列タイプに変換して、満点の点数を追加します。
成績管理にアップロードした各データファイルには、ヘッダー行を含め、その後に各レコードをそれぞれ1行で保存している必要があります。
成績管理にアップロードされたデータファイルのフォーマットは、データを個別の列に解析するために使用する区切り文字のタイプによって異なります。データファイルには、ファイル拡張子XLSの付いたタブ区切りファイル、またはファイル拡張子CSVの付いたカンマ区切りファイルがあります。
カンマ区切りファイルの各列のデータは、引用文字で囲む必要があります。最も一般的な記号は、引用符 (" ") です。タブ区切りファイルの各列のデータには、引用文字は必要ありません。
外部データの操作のヒント
データを成績管理にアップロードする際には、タブ区切りファイルの使用をお勧めします。タブ区切りファイルを使用する場合、引用文字は必要ありません。ファイルはMicrosoft® Excel®で直接開くことができます。
アップロード用に正しくフォーマットされたファイルを取得するには、最初に成績管理全体をダウンロードして、それをテキストエディタまたはスプレッドシートアプリケーションで開きます。既存の列は、今後のアップロードの際に含める必要のある列のID番号を持ちます。
バッチファイルの標準
バッチファイルとは、システムにアップロードする大量の情報を格納するTXTファイルです。各バッチユーティリティには、バッチファイルの作成についての具体的な説明が含まれています。以下のバッチファイルの標準はすべてに共通しています。
- ファイルタイプは次のいずれかである: TXTまたはCSV。
ワークシートをCSVファイルとして保存すると、Microsoft Excelバージョン2003以降ではすべてのフィールドに二重引用符が自動的に挿入されます。
- ファイルはDOS形式である必要があります。MACまたはUNIX形式のファイルはDOSに変換してください。
- 各フィールドは二重引用符で囲みます。例: "ENG_201"と指定します。
- フィールド内に引用符がある場合は、次の文字がフィールドの終了を示す文字でないことを示すため、エスケープ文字を指定します。エスケープ文字はバックスラッシュ(\)です。例: "\"ENG_201\""と指定します。
- 各フィールドは、カンマ、コロン、またはタブのいずれかで区切る必要があります。[自動]を選択した場合、各バッチファイルには1種類の区切り文字のみを使用できます。例 : "ENG_201"または"English Literature"または"ENG_201":"English Literature"と指定します。
- 各レコードは別の行に置く必要があります。
- レコードの間に空白行を含めない。空白行が処理され、エラーを返します。
- ほとんどのブラウザに関連するタイムアウト制限のため、各バッチファイルのレコードが500を超えないようにすることをお勧めします。
成績管理へのファイルのアップロード
成績エントリに「未完了」が含まれているファイルをアップロードすると、ヌルが設定され、成績またはテキストが表示されません。成績エントリに「完了」が含まれいるファイルをアップロードすると、1次表示で[完了/未完了]になっている列の満点の点数の最大値 (成績項目の場合は100%) に対して、成績の上書きが設定されます。数値エントリが含まれるファイルをアップロードすると、数値入力となります。
- [オフラインで作業]メニューにアクセスして[アップロード]を選択します。
- 自分のコンピュータ、またはコンテンツ管理 (アクセス権がある場合) でファイルを参照します。
- 区切り文字タイプ : [カンマ]、[タブ]、[自動]を選択します。[自動]を選択すると、システムは選択したファイルで使用されている区切り文字を自動的に検出しようとします。
- [提出]を選択して、ファイルをアップロードします。
- [成績の確認のアップロード]ページで、アップロードするファイルのデータのリストを確認します。アップロードから除外するデータのチェックボックスをオフにします。この方法により、ファイルのデータの必要な列だけをアップロードすることができます。
[データの表示]列を確認して、正しいデータがアップロードされていることを確認します。間違って表示されたデータがある場合、フォーマットファイルが適切でない可能性があります。[データの表示]には、ファイルの各列のサンプルデータだけが表示されます。
- サイズの大きいファイルの処理には非常に時間がかかり、莫大な処理時間を要するファイルの場合は警告メッセージが表示されます。処理時間を短縮するには、大きなファイルは分割してアップロードします。
- [提出]を選択して、ファイルを確認してアップロードします。