従来のコースビューで利用可能なツールは、あなたの教育機関によって管理されています。Ultraコースビューでは、インストラクタは成績表を常に利用できます。

成績評価について

成績管理では、項目が採点されると、デフォルトでは数値の得点が学生のセルに表示されます。成績評価を使用して、成績を別の方法で表示することができます。成績評価では、項目の得点をその項目の満点と比較してパーセンテージを算出します。このパーセンテージは得点の範囲にマッピングされ、A、B、C、または合格/不合格などの成績が表示されます。この情報は表形式で表示されます。

成績管理には、パーセンテージに割り当てた文字に基づく、デフォルトの採点スキーマのコピーが含まれています。教育機関は、このスキーマを編集し、すべてのコースで使用する一般的な採点スキーマを反映させることができます。成績評価は割り当てられた素点に基づくため、成績管理グリッドに表示される四捨五入された成績と異なることがあります。

デフォルトの成績評価を、成績管理の1つ以上の列に関連付けることができます。項目を採点すると、成績管理グリッドのセル、および学生には[成績表]に成績の値(文字)が表示されます。列を作成または編集するときに、学生に対して得点を非表示にすることを選択できます。

成績評価の最大値を100%より大きくすることもできます。たとえば、学生が100%以上を獲得したら、その得点にA+を割り当てることができます。

作成した成績評価は、成績管理で列を作成および編集するときに、[1次表示]メニューおよび[2次表示]メニューにオプションとして含めることができます。

表示メニューの詳細


成績評価の例

評価区分による成績評価 : ショートテストでの受講者の行の数値の得点は100点満点中88点でした。87%から90%未満はB+という成績評価では、この学生の88点はB+となります。このショートテストの成績管理列にB+が表示されます。列の成績を学生に公開する場合、文字の成績が[成績表]に表示されます。

テキストによる成績評価 : 課題での学生の数値の得点は100点満点中78点でした。たとえば、「優秀」、「とても良い」、「良い」、「普通」、「頑張りましょう」など、テキストの言葉に基づく採点スキーマを作成します。学生の得点78は「良い」になります。このショートテストの成績管理列には、「良い」が表示されます。列の成績を学生に公開する場合、テキストの言葉による成績が[成績表]に表示されます。

テスト曲線による成績評価 : テスト採点スキーマを作成し、そのスキーマをすべてのテスト列に関連付けます。Aを取得するには94%以上必要です。ただし、特にテストの場合、低い点数を理由として調整を行う場合があります。別のカスタム採点スキーマとそのテストの列を関連付け、それらの低い得点に適用する曲線を反映させることができます。このテスト曲線スキーマでは、Aは90%から100%までの得点と等しくなります。テスト曲線の成績評価は必要な数だけ作成し、適切な列と関連付けることができます。


成績評価の作成

  1. 成績管理で、[管理]メニューにアクセスし、[成績評価]を選択します。
  2. [成績評価]ページで[成績評価の作成]を選択して名前と、必要に応じて説明を入力します。入力した名前が[成績評価]ページと、列を作成または編集するときに[1次表示]および[2次表示]のメニューに表示されます。
  3. [スキーマのマッピング]セクションには、2つのデフォルト行にパーセンテージの範囲が表示されます。この2つの範囲を編集して、合格/不合格スキーマをカスタマイズできます。

    :合格/不合格

    合格/不合格の成績評価
    対象範囲となるスコア 該当する成績 手動で入力した成績 該当する得点
    50%から100% 合格 合格 75%
    0%から50%未満 失敗 失敗 25%

    次のオプションにより、他の種類の成績評価を作成できます。

    • [新しい行をここに挿入]を選択します。追加の値のために複数の行を挿入します。たとえば、A、B、C、D、Fの5つの文字を成績に使用する場合、表には5行が必要です。
    • 表から行を削除するには、[行の削除]を選択します。1つ以上の行を残す必要があります。
    • [対象となるスコア]ボックスに成績値のパーセンテージ範囲を入力します。各成績値のパーセンテージ範囲は固有で、最初に小さい値を表示して開始する必要があります。また、値を重複させ、得点が範囲内の2つの数字の間に収まるように、範囲と範囲の間に隙間が発生しないようにします。80~90%の範囲には90%までのすべての成績が含まれますが、90%は含まれません。一番上の範囲では、100%など最上位の値が含まれます。

      ダッシュ記号はエントリとして使用できません。ダッシュはヌル値を示します。

      A = 90 - 100%

      B = 80 - 90%

      C = 70 - 80%

      D = 60 - 70%

      F = 0 - 60%

    • [該当する成績]ボックスに、新しい成績値を入力します。
      • A、B、C、D、F
      • 1、2、3、4、5
      • 合格、不合格
      • 可、不可
      • 優秀、とても良い、良い、普通、頑張りましょう

        成績値は重複させることができません。

    • 成績を手動で指定する場合は、使用するパーセンテージ値を[設定される得点]ボックスに入力します。パーセンテージは、最初の列の対応するパーセンテージ範囲内に収まるようにします。たとえば、手動でA (90 - 100%) と採点した成績は、95%として計算されます。満点が100点の項目の場合、評価区分から数値の得点に成績評価を変更すると、セルにはAではなく95が成績として表示されます。
  4. [送信]を選択します。

JAWS®を使用した成績評価の作成の詳細


成績評価の編集

既存の採点スキーマを編集して、その変更をコース内に保存できます。たとえば、評価区分の成績が得られるようにパーセンテージを下げることができます。成績評価の新規作成と既存の成績評価への編集は、現在のコースにのみ表示されます

デフォルトの採点スキーマを保持する場合は、そのスキーマをコピーして、値を編集します。教育機関はこのスキーマを編集して、教員に使用させたい一般的な採点スキーマを反映させることができます。

教員がデフォルトの成績評価を編集した後に、教育機関が変更を加えても、その変更はコースには反映されません。

成績評価を編集するときは、最上部から作業を開始し、最初の成績値の値を編集してから次の行に移動します。次に、行を削除または挿入します。成績評価を保存する前に別のコース領域へ移動すると、保存していない変更は失われます。

成績評価を成績管理の列と関連付けてから、その成績評価を編集すると、編集した内容は自動的に表示されます。たとえば、テキストの採点スキーマを編集し、優秀秀逸に変更できます。


成績評価のコピーと削除

成績管理の既存の成績評価は、コピーしたり削除したりできます。たとえば、デフォルトの文字の採点スキーマに若干の変更を加える場合は、そのスキーマをコピーし、編集することで保持できます。[成績評価]ページで、成績評価のメニューにアクセスし、[コピー]または[削除]を選択します。

コピーされた成績評価は、Letter(2)のように、名前に数字が付加されてリストに表示されます。

デフォルトの評価区分の成績評価は、成績管理の列と関連付けられていない場合のみ削除できます。評価区分の成績評価が存在しない場合、[評価区分]は、[1次表示]メニューおよび[2次表示]メニューに表示されません。

成績評価にチェックボックスがない場合は、その成績評価は成績管理の列に関連付けられているため、削除できません。


成績評価の関連付け

成績列を作成または編集する場合は、[1次表示]と[2次表示]のメニューで成績評価を選択することができます。1次表示として選択した成績評価は成績管理に表示される成績値で、学生には[成績表]に表示されます。2次表示は、[1次表示]の横の成績管理のみに、括弧で囲まれて表示されます。学生には、2次表示は表示されません。

  1. 適切な列のメニューにアクセスし、[列情報の編集]を選択します。
  2. [列の編集]ページの[1次表示]メニューで選択を行います。カスタムの成績評価を作成してある場合は、リストに表示されます。5つのデフォルトオプションが表示されます。
    • 得点 : 数値の成績が、デフォルトとして設定されています。選択を行わない場合、得点はグリッドに表示されます。
    • 評価区分 : 評価区分による成績が表示されます。デフォルトの採点スキーマを使用して、成績を文字で割り当てます。たとえば、得点が21/30の場合は70%に等しく、Cとして表示されます。
    • テキスト :テキストの成績評価を作成して関連付けた場合は、テキストが列に表示されます。たとえば、テキストの値として、「優秀」、「とても良い」、「良い」、「普通」、「頑張りましょう」や、「十分」、「不十分」などがあります。テキストの成績評価が存在しない場合に[テキスト]オプションを選択したときは、列のセルにテキストを入力できます。列の結果を[成績表]で学生と共有すると、成績にテキスト値が表示されます。

      カスタムのテキストの成績評価を作成せずに、数値の得点をテキストに変換し、その後数値の得点に戻した場合、変換できない値は、変換後、ゼロで表示されます。成績としてテキストを含める場合は、テキストの成績評価を作成し、適切な列と関連付けることをお勧めします。

    • パーセンテージ : パーセンテージが表示されます。たとえば、得点が21/30は70%です。
    • 完了/未完了 : 学生が項目を提出すると、獲得した得点に関係なく、列に完了アイコンが表示されます。
  3. オプションで、[2次表示]メニューから選択します。デフォルト設定は、[なし]です。[1次表示]と[テキスト]として選択したオプション以外は、同じオプションがこのリストに表示されます。成績列のセルからは2次値を編集できないため、デフォルトの[テキスト]オプションは成績列に表示されません。

    自己評価の場合、[1次表示]が[完了/未完了]であるため、[2次表示]は定義できません。

  4. [送信]を選択します。

成績管理グリッドに、選択した成績表示が表示されます。列の成績表示を選択していない場合、デフォルトの得点のみが表示されます。