ブラウザのサポートポリシー
ブラウザのテストおよび検証方法
Anthologyでは、ブラウザのテストと検証について、主に2つの事項を考慮しています。
- Blackboardは、最新のブラウザ、特にブラウザの自動更新によってエンドユーザのアップグレードが迅速に行われるブラウザをテストおよび検証したいと考えています。
- Blackboardは、クライアントで使用されているブラウザを広範にテストおよび検証したいと考えています。
テスト済みおよび検証済みとしてリストに掲載されたブラウザについて、Anthologyは主に次の2つの方法でクライアントのサポートに取り組んでいます。
- Blackboard Learnのリリース前は、利用可能なブラウザとオペレーティングシステムの組み合わせをテストし、ブラウザに関する問題がある状態でのリリースを回避します。
- Blackboard Learnのリリース後は、次のようにクライアントの問題に迅速に対処します。
- ご使用のブラウザにかかわらず、プラットフォームテクノロジーに関するサポートケースを受け付け、解決を支援し、解決のために問題のエスカレーションを行います。
- 製品リリースで発生したブラウザに関する問題を、他のタイプの問題と同様に解決するよう取り組みます。
ブラウザ
Anthologyでは、Blackboard Learnのリリースに向けて、4つの主要ブラウザのテストおよび検証を実施します。
この対象となるのは、一般的に特定のオペレーティングシステム (OS) に関連付けられているブラウザです。これらのブラウザは、従来型のソフトウェア更新パスに従い、新バージョンが一般提供として定期的にリリースされます。
- Apple® Safari®
また、チャンネルベースの迅速なソフトウェア更新パスによって更新される、オペレーティングシステムに依存しない3種類のブラウザも含まれます。
- Google Chrome™
- Mozilla® Firefox®
- Microsoft® Edge®
これらのブラウザについて、Anthologyはテスト時点で最新の「安定版」リリースチャンネルをテストします。安定版とは、ユーザ向けにリリースする前に、ブラウザのベンダーによる十分なテストが行われているチャンネルです。
さらに、AnthologyはFirefoxの特別な拡張サポート版 (ESR) チャンネルをテストおよび検証しています。このチャンネルは安定版チャンネルのサブセットで、組織全体での導入用に設計されています。詳細については、Firefoxの拡張サポート版ページを参照してください。
ブラウザでのレンダリングに対するAnthologyのアプローチ
Blackboard Learnのレンダリングレイヤは、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、カスケーディングスタイルシート(CSS)、およびJavaScriptで構成されており、それらの言語の最新の標準に準拠しています。
Blackboardのユニバーサルデザインアプローチは、相互運用性を重視しています。つまり、可能な限り特定のブラウザ固有のコードを記述せず、カプセル化も最小にして、ブラウザ間の相違に対応します。
- Blackboard Learnのレンダリングレイヤは、ブラウザウィンドウの主要な部分にWebページを描画する、ブラウザのレンダリングエンジンとやり取りします。
- すべてのブラウザレンダリングエンジンは、HTML、CSS、およびJavaScriptにおける、標準に準拠したマークアップに適合するように設計されています。これには次のものが含まれます。
- Safari、Chrome、Operaで機能するWebKit
- Chromeの最新バージョンで機能するWebKitのバージョンであるBlink
- Firefoxで機能するGecko
Blackboard Learnのレンダリングレイヤに対するこの設計アプローチにより、ブラウザの新バージョンがリリースされても、引き続きLearnの現行バージョンで機能します。
新しいブラウザバージョン
一部のベンダーでブラウザの新バージョンのリリース頻度が増えているため、Anthologyのポリシーでは、一般提供として市場にリリースされた、またはサポートされているリリースチャンネルを通じてリリースされたブラウザの、すべての新バージョンをサポートします。これには、リリースに対するテストの完了後にリリースされたブラウザも該当します。Blackboardは、暫定的にサポートしているブラウザについて、クライアントによって発見されたブラウザに関する重大な問題に最優先で対処します。新しいブラウザに対しては、テストサイクルの頻度を高めることで、システムが正しく機能し続けるようにし、サポートしているブラウザに関するクライアント向け文書を適宜更新します。
旧バージョンのブラウザ
Blackboardが、最良の機能が得られるようにBlackboard Learnの最新バージョンを利用することを推奨するのと同様に、ブラウザのベンダーも、ソフトウェアの最新バージョンを推奨します。ベンダーによっては、旧バージョンのブラウザを使用すると、新しいバージョンのLearnでのレンダリングに関する問題が発生する場合があります。また一部の新しいバージョンのブラウザでは、Learnの旧バージョンでレンダリングに関する問題が発生する場合があります。
Anthologyのサポートでは、クライアントからのこれらのブラウザに関する問題の報告を受け付け、フルサポートしているブラウザで問題の再現を試みます。問題が再現できない場合、Anthologyでは、Blackboard Learnによってフルサポートされているブラウザバージョンへの移行をクライアントに推奨します。場合によっては、SaaSを使用していない場合は、Learnのバージョンを更新することも推奨されます。
クッキーおよびJavaScript
ご使用のブラウザにかかわらず、Blackboard Learnでは、適切な指導と学習を行うために、ユーザのブラウザでセッションクッキーとJavaScriptを有効にする必要があります。
Blackboard Learnでは、Learnへのログイン時に、ユーザが必要に応じてクッキーの開示ステートメントに同意するための機能も提供しています。このツールの詳細については、「セキュリティ管理 - データの使用とプライバシーの開示」のトピックを参照してください。
支援ソフトウェアおよびアクセシビリティ
Blackboard Learnとスクリーンリーダーの最適な組み合わせは、Windows®システムではChromeTMとJawsです。Mac®では、Safari®とVoiceOverになります。
Anthologyでは、すべての製品ができるだけ利用しやすくなるよう尽力しています。支援技術の詳細については、BlackboardのアクセシビリティまたはBlackboard LearnのUltraユーザエクスペリエンスのアクセシビリティにアクセスしてください。