ユーザの登録について

[ユーザ]ページにはコース内の登録済みユーザがすべて表示され、各ユーザの設定を管理できます。多くの場合、教育機関は登録された学生のコース登録を処理し、学生のアカウントを管理します。

教育機関側がこれを許可し、適切なアクセス権が与えられている場合は、ユーザの追加と削除や、パスワード、担当、プロフィール情報、およびコースのアクセス設定の変更が可能です。

[ユーザ]ページには、[コントロールパネル]の[ユーザとグループ]からアクセスします。

3種類の方法でユーザを登録できます。これらのオプションは、[ユーザの登録]メニュー、または[一括登録]オプションで使用できます。

  • ユーザの作成 : ユーザを作成して自動的に登録します。
  • ユーザーを検索して登録 : システムに既存のアカウントを持っているユーザを登録します。
  • ユーザーのバッチ登録 : 一度に複数のユーザを登録し、コースのロールを割り当てます。

ユーザの作成

教員が新規のユーザを作成できるかどうかは、教育機関側が管理します。

  1. [コントロールパネル]で、[ユーザおよびグループ]セクションを展開し、[ユーザ]を選択します。
  2. [ユーザ]ページで、[ユーザの登録]メニューにアクセスし、[ユーザの作成]を選択します。
  3. [ユーザの作成]ページで、必須情報およびその他の関連個人情報を入力します。
  4. ユーザのロール利用可否の設定を選択します。
  5. [送信]を選択します。

複数の情報システムを備えた教育機関では、このページの上部にあるリンクから別の情報システムにアクセスして、ユーザを作成する場合があります。

ユーザに関する情報はユーザプロファイルに格納されます。ユーザプロファイルのどのデータフィールドをユーザに表示し、どのフィールドをユーザが編集できるようにするかは、教育機関側が管理します。


ユーザを検索して登録

  1. [コントロールパネル]で、[ユーザおよびグループ]セクションを展開し、[ユーザ]を選択します。
  2. [ユーザ]ページで、[ユーザの登録]メニューにアクセスし、[ユーザを検索して登録]を選択します。
  3. ユーザ名を入力するか、[参照]を選択してユーザを検索します。コースに登録されていないユーザのみが、ユーザ検索で識別されます。
  4. ユーザ名を必要な数だけ選択または入力します。複数のユーザ名はコンマで区切ります。
  5. ユーザのロールユーザ登録の利用可否の設定を選択します。
  6. [送信]を選択します。

ユーザの名、姓、Eメールアドレスでユーザを検索することもできます。

検索されたユーザ: 1ページに最大25人のユーザ名が検索結果として表示されます。検索結果が25ユーザを上回る場合は複数のページに表示されます。別々のページに表示される複数のユーザを一度に登録することはできません。この場合は、まず1ページに表示されている登録対象ユーザを選択し、[提出]を選択します。その後、再度検索を実行し、さらに登録するユーザを選択します。

利用可否の設定 : 教育機関によって[利用不可]に設定されているユーザは登録できません。コースに登録されているユーザでも、教員が[利用不可]に設定すると、そのユーザは[コース]タブでコースを表示できず、コースにアクセスすることもできません。これらのユーザが、自分がコースに登録されていることを表示できるようにするには、対象ユーザに対してコースを[利用可能]に設定する必要があります。


ユーザの一括登録

[ユーザの一括登録]を使用して、複数のユーザをコースに追加し、対象ユーザにコース担当を割り当てます。システムに存在しないユーザの場合は、そのユーザがシステム内に作成されて、コースに追加されます。ユーザデータがバッチファイルで定義されます。バッチファイルは、システム外で作成する必要があります。一般的な作成ツールは、テキストエディタやMicrosoft Excelです。

ユーザを一括登録できるかどうかは、所属教育機関が設定します。

  1. [コントロールパネル]で、[ユーザおよびグループ]セクションを展開し、[ユーザ]を選択します。
  2. [ユーザ]ページで[ユーザの一括登録]を選択します。
  3. [参照]を選択してバッチファイルを検索し、必要に応じて区切り文字の種類を選択します。
  4. [送信]を選択します。

バッチファイルを書式設定する

バッチファイルの各行にレコードが1つだけ含まれている必要があります。各フィールドは区切り文字で区切られ、引用符で囲まれている必要があります。

Microsoft Excelで作成されたCSV (カンマで区切られた値) ファイルの場合は、各フィールドを囲む引用符が自動的に追加されます。

フィールドは、ユーザレコードごとに以下の順番で表示される必要があります。アスタリスクが付いているフィールドは必須です。

Username*, Last Name*, First Name*, Email, Password*, Course Role*, Student ID, Middle Name, Job Title, Department, Company, Street 1, Street 2, City, State / Province, Zip / Postal Code, Country, Work Phone, Home Phone, Work Fax, Mobile Phone, Website, Course Availability, Other Name, Suffix, Title

ユーザレコードは一括登録処理で変更することはできません。システムがユーザ名を認識すると、その登録はユーザデータを変更せずに処理されます。システムがユーザ名を一度認識すると、コースのロールと利用可否の設定のみが処理され、ユーザレコードのその他の情報は無視されます。

オプションのフィールドは空白のままにしておくことができます。Usernameフィールドは大文字小文字を区別します。Passwordフィールドを空白のままにしておくと、ユーザのパスワードはユーザ名と同じになります。Passwordの値が空白の場合は引用符で囲まれている必要があります。Course Availabilityについて、可の場合は[Y]、不可の場合は[N]を入力します。ユーザはデフォルトでコース内で利用可能ですが、コース内で管理することができます。

バッチファイルについて

バッチファイルとは、システムにアップロードする多量の情報を格納できるTXTファイルです。各バッチユーティリティには、バッチファイルの作成についての具体的な説明が含まれています。以下のバッチファイルの標準はすべてに共通しています。

  • 各ファイルは、TXT (プレーンテキスト) またはCSV (カンマで区切られた値) のいずれかのサポートされているファイルタイプである必要があります。

    ワークシートをCSVファイルとして保存すると、Microsoft Excelバージョン2003以降では各フィールドに二重引用符が自動的に挿入されます。

  • ファイルはDOS形式である必要があります。MacまたはUNIX形式のファイルはDOSに変換してください。
  • 各フィールドは二重引用符で囲みます。例 : "John"とします。
  • フィールド内に引用符がある場合は、次の文字がファイルの終了を示す文字でないことを示すため、エスケープ文字を指定します。エスケープ文字はバックスラッシュ(\)です。例 : "\"NICKNAME\""とします。
  • 各フィールドは、カンマ、コロン、またはタブのいずれかで区切る必要があります。[自動]を選択した場合、各バッチファイルには1タイプの区切り文字のみを使用できます。例 : "John","Smith"または"John":"Smith"と指定します。
  • 各レコードは別の行に置く必要があります。例 :

    "John","Smith"

    "Samantha","Baker"

  • レコードの間に空白行を含めない。空白行が処理され、エラーを返します。
  • Blackboardは、ほとんどのブラウザに関連するタイムアウト制限のため、各バッチファイルのレコードが500を超えないようお勧めします。

コース内の全ユーザの一覧表示

  1. [コントロールパネル]で、[ユーザおよびグループ]セクションを展開し、[ユーザ]を選択します。
  2. [ユーザ]ページで、[実行]を選択します。すべてのユーザが表示されます。

    一覧をスプレッドシート形式でダウンロードすることもできます。詳細については、「成績データのオフライン作業」を参照してください。

  3. [コントロールパネル]で、[成績センタ]セクションを展開して[成績センタ全体]を選択します。
  4. [オフラインで作業]をポイントして[ダウンロード]を選択します。
  5. ダウンロードする列を選択します。学生の一覧が自動的に追加されます。
  6. [提出]を選択し、ファイルを保存します。

コースからのユーザの削除

システム管理者のみが、教員、または教員として機能するように設定されているカスタムコースロールを削除できます。

コースからユーザを削除すると、この操作は元に戻せません。成績管理情報、アセスメント、課題情報、コース統計など、そのユーザに関連付けられているすべての情報も削除されます。掲示板の投稿、受信メッセージ、およびEメールメッセージは削除されません。削除したユーザとそのユーザに対応する情報をコースにリストアすることはできません。ただし、削除済みのユーザでも、関連付けられていたデータなしで再登録することは可能です。

  1. [コントロールパネル]で、[ユーザおよびグループ]セクションを展開し、[ユーザ]を選択します。
  2. [ユーザ]ページで、コースから削除するユーザの横のチェックボックスをオンにします。
  3. コースからのユーザーの削除]を選択します。
  4. ポップアップウィンドウに、この操作が最終的なものであることを示す警告が表示されます。[OK]を選択して、ユーザを削除します。

複数のユーザを一度に削除することもできます。

  1. [ユーザ]ページで、ユーザのメニューにアクセスし、[コースからのユーザの削除]を選択します。
  2. ポップアップウィンドウに、この操作が最終的なものであることを示す警告が表示されます。[OK]を選択して、ユーザを削除します。

ユーザ設定の管理

次のオプションには、ユーザのメニューからアクセスします。

  • 編集 : ユーザの個人情報を更新します。
  • ユーザのパスワードの変更 : パスワードを変更します。変更を知らせるEメール通知がユーザに送信されます。
  • コースのユーザロールの変更: ユーザのロールを選択します。この設定は、指導しているコースにのみ影響します。
  • コースにおけるユーザの利用可否の設定の変更 : ユーザの利用可否の設定を、[はい]または[いいえ]に設定します。この設定は、指導しているコースにのみ影響します。利用可否の設定は、[ユーザ]ページの右側の列に表示されます。
  • コースからのユーザの削除: ユーザを削除するには、このオプションを選択します。削除を確定するように要求されます。

登録オプション

教員は、学生がコースに登録する方法をカスタマイズできます。

  1. 編集モードオンに変更します。
  2. [コントロールパネル]で[カスタマイズ]セクションを展開し、[登録オプション]を選択します。
  3. 該当する登録オプションを選択します。
    • 教員/システム管理者: このオプションにより教員または所属する教育機関のBlackboard管理者は、登録プロセスを管理することができます。チェックボックスをオンにすると、登録リクエストのEメールをコースの教員宛てに送信するリンクが学生向けに作成されます。このリンクはコースカタログに表示されます。
    • 自己登録 : このオプションでは、学生が自分をコースに登録できます。
      • 日付フィールドを使用して開始日終了日、またはその両方を設定することにより、学生が自己登録できる期間を制御します。日付を選択しないと、コースを使用不可にしている場合やコース期間が過ぎている場合を除き、学生はいつでも自分で登録できます。
      • [アクセスコード]を使用して自己登録プロセスを検証できます。アクセスコードで、コースに自己登録できるユーザと自己登録できないユーザをある程度管理できますが、登録プロセスの開始と完了は学生に任せることになります。