コースのアーカイブ機能は、コースのある時点でのスナップショットや永久的なレコードを作成します。アーカイブには、すべてのコンテンツ、コースの統計、ユーザ、さらにブログの投稿や掲示板、出欠データ、成績などのコースの対話が含まれます。
コースのエクスポート機能でコースコンテンツのZIPファイルを作成し、それをインポートして新しいコースを作成することができます。コースのアーカイブ機能と異なり、コースのエクスポート機能は、ユーザまたはユーザがコース内で行ったやり取りは含みません。
コースのエクスポート
コースのエクスポート機能でコースコンテンツのZipファイルを作成し、それをインポートして新しいコースを作成することができます。ユーザまたはユーザがコース内で行ったやり取りは含まれません。エクスポートには、リストから選択した項目のみが含まれます。出欠はリストに含まれないことに注意してください。
コースファイル内のファイルのうち、コースで使用されていないファイルや、コースにリンクされていないファイルは、エクスポート時に含まれません。
エクスポートしたパッケージは、圧縮したZIPファイルとしてダウンロードされ、同じ形式でインポートされます。エクスポートパッケージを解凍する、またはパッケージからファイルを削除しないでください。コンテンツを正しくインポートできなくなります。
[コントロールパネル] > [パッケージとユーティリティ] > [コースのエクスポート/アーカイブ]
- [コースのエクスポート/アーカイブ]ページで、[パッケージのエクスポート]を選択します。
- [コースのエクスポート]ページで、コースファイルへのリンクのみを含めるか、コースファイルコンテンツのリンクとコピーを含めます。
- コンテンツのリンクをコピーし、コピーを含めることを選択する場合は、[サイズの計算]を選択して、パッケージサイズが、表示されている[許容パッケージサイズ]を超えていないことを確認します。
- パッケージからファイルとフォルダを削除するには、[パッケージコンテンツの管理]を選択します。
- [コース教材の選択]セクションで、エクスポートする各コース領域とツールのチェックボックスをオンにします。
- [掲示板]を選択した場合は、各フォーラムの各スレッドに最初の投稿を匿名で含めるか、最初の投稿なしでフォーラムだけを含めるかを選択します。
- [送信]を選択します。
教育機関がコンテンツ管理機能にアクセスできる場合は、[ファイル添付]セクションを使用できます。
共通カートリッジ形式
Common cartridgeは、IMS Global Learning Consortiumが主導するイニシアティブです。このイニシアティブは、Blackboard Learnなどのさまざまな学習管理システム (LMS) で使用できるコースパッケージをサポートしています。
Blackboard Learnからは、コースパッケージをCommon Cartridge 1.0、1.1、および1.2形式でエクスポートできます。多数のLMSで再利用を有効にするため、パッケージの機能は広範囲で利用可能なものに限定されています。コースをCommon cartridge形式でエクスポートおよびインポートすると、Common cartridgeでサポートされないコンテンツタイプは含まれません。
- ファイル、項目、掲示板フォーラム、URLリンク(URL)、およびアセスメントはエクスポートされますが、特定のコンポーネントは除外されることがあります。たとえば、掲示板フォーラムのトピックはエクスポートされますが、成績は他のLMSでサポートされないのでエクスポートされません。
- IMS Common Cartridge標準は、現在、すべてのアセスメントの質問のタイプまたは属性をサポートしているわけではないため、互換性のない質問は、エクスポートされるテストおよびプールに含まれません。
Common Cartridgeでは、コースが単一のコンテンツフォルダにエクスポートされます。その後、各コンテンツエリアがメインのコースフォルダ内のサブフォルダとしてエクスポートされます。たとえば、Common cartridgeパッケージをBlackboard Learnコースからエクスポートした後で再度インポートします。この場合、元の各コンテンツエリア用のフォルダが単一のコンテンツエリアに含まれると同時に、すべてのWebリンクが1つのコンテンツエリアに含まれたコースになります。
Common Cartridgeの仕様の詳細については、教育機関に問い合わせてください。
Common Cartridge形式でのコースのエクスポート
[コントロールパネル] > [パッケージとユーティリティ] > [コースのエクスポート/アーカイブ] > [Common Cartridgeパッケージのエクスポート] > [提出]
Common Cartridge 1.1または1.2形式のパッケージをエクスポートするには、該当するチェックボックスをオンにします。チェックボックスをオンにしない場合、コースはCommon cartridge1.0形式でエクスポートされます。推奨バージョンは、パッケージをインポートするシステムがバージョン1.1と1.2のどちらをサポートするかによって異なります。
コースのアーカイブ
コースのアーカイブ機能によって、すべてのコンテンツおよびユーザのやり取りを含む、コースの永久的なレコードが作成されます。アーカイブしたコースは、ZIPファイルとして保存されます。コースをアーカイブしても、システムから削除されるわけではありません。
コース内のすべてのファイルは、ファイルがコースでリンクされていなくても、アーカイブに含まれます。
[コントロールパネル] > [パッケージとユーティリティ] > [コースのエクスポート/アーカイブ]
- [コースのエクスポート/アーカイブ]ページで、[コースのアーカイブ]を選択します。
- オプションで、[コースのアーカイブ]ページで、[成績管理履歴を含める]チェックボックスをオンにします。これによって、ファイルサイズは大きくなり、処理時間は長くなります。
- [ファイル添付]セクションで、コースファイルへのリンクのみを含めるか、コースファイルコンテンツのリンクとコピーを含めます。
- コンテンツのリンクをコピーし、コピーを含めることを選択する場合は、[サイズの計算]を選択して、パッケージサイズが、表示されている[許容パッケージサイズ]を超えていないことを確認します。
- パッケージからファイルとフォルダを削除するには、[パッケージコンテンツの管理]を選択します。
- [送信]を選択します。
教育機関がコンテンツ管理にアクセスできる場合は、[ファイル添付]セクションを使用できます。
コースパッケージのダウンロード
[コントロールパネル] > [パッケージとユーティリティ] > [コースのエクスポート/アーカイブ]
- [コースのエクスポート/アーカイブ]ページで、ダウンロードするパッケージのリンクを選択します。
- 適切場所にファイルを保存します。
アーカイブしたコースのメニューから、基本ログや詳細ログを表示できます。
[エクスポート/アーカイブ]ページ
[コースのエクスポート/アーカイブ]ページでは、コースから作成したすべてのエクスポートおよびアーカイブパッケージを編成します。
コースをエクスポートまたはアーカイブすると、パッケージへのリンクがこのページに表示されます。パッケージをコンピュータにダウンロードし、後でインポートやリストアに使用できます。
パッケージをエクスポートまたはアーカイブしても、このページにすぐには表示されません。システムがパッケージを作成すると、すぐにEメールが送信されます。その後、このページを開き、パッケージを見つけてダウンロードします。
パッケージをダウンロードした後、このページからそのパッケージを削除することをお勧めします。各パッケージはコースディスク容量に計上されます。