この情報は、元のユーザエクスペリエンスのみに適用されます。利用可能なツールは、あなたの教育機関によって管理されています。

ユーザのアクセス権を変更するときには、コースファイルで利用可能なファイルおよびフォルダの表示と操作を実行できるユーザを決定します。

デフォルトでは、コース作成者、教員、ティーチングアシスタント (TA) の各ロールに対して、コースファイルに直接アップロードされたファイルおよびフォルダの読み取り書き込み削除管理のアクセス権が与えられます。学生は、ファイルまたはフォルダがコース内のコンテンツへリンクされるまで、そのファイルまたはフォルダへのアクセス権は与えられません。ファイルまたはフォルダがコンテンツにリンクされると、すべてのコースユーザに読み取り権が割り当てられます。これには、そのコースに登録しているすべてのユーザが含まれます。学生は、リンクされたファイルまたはフォルダを表示およびダウンロードできます。

コースファイル内のファイルまたはフォルダのアクセス権は変更できます。たとえば、ティーチングアシスタント全員に表示とダウンロードを許可するが、特定のファイルを編集したり、削除したりできないようにするには、ティーチングアシスタントのアクセス権を読み取り権に変更します。

アクセス権

アクセス権は、ユーザまたはグループがコースファイルのファイルまたはフォルダを使用できる機能を決めます。

  • 読み取り権のあるユーザは、項目を参照、開く、ダウンロードのみできます。
  • 書き込み権のあるユーザは、読み取り権のほか、ファイル名や設定など、項目を編集または上書きすることもできます。フォルダの書き込み権がある場合、フォルダ内に新しい項目 (フォルダおよびファイル) を作成することもできます。
  • 削除権のあるユーザは、読み取りおよび書き込み権のほか、項目を削除することもできます。
  • 管理権のあるユーザは、項目を完全に制御でき、アクセス権を他のユーザに付与できます。

ファイルまたはフォルダをコピーするには、ユーザにファイルまたはフォルダ(およびフォルダ内のすべてのファイルおよびサブフォルダ)に対する読み取り権と、コピー先のフォルダに対する書き込み権が必要です。

ファイルまたはフォルダを移動するには、ユーザにファイルまたはフォルダ(およびフォルダのすべてのファイルおよびサブフォルダ)に対する読み取り権と削除権、および移動先のフォルダに対する書き込み権が必要です。


ユーザアクセス権の編集

  1. コースファイルで、フォルダまたはファイルに移動します。
  2. ファイルまたはフォルダの行で、[アクセス権]列にあるアイコンを選択します。
  3. [アクセス権の管理]ページで、[ユーザ/ユーザ一覧]列の項目のメニューを開き、[編集]を選択します。

    [削除]は、ファイルまたはフォルダのロールおよびアクセス権を削除します。削除したロールをリストアするには、[コースユーザ一覧の追加]を選択します。[コースユーザ一覧の追加]ページで、1つ以上のロールを追加または編集し、ファイルまたはフォルダにアクセス権を設定します。

  4. [アクセス権の編集]ページで、[アクセス権]のタイプの横のチェックボックスをオンまたはオフにします。フォルダの場合は、[上書き]チェックボックスを選択し、すべてのフォルダコンテンツおよびサブフォルダのアクセス権にこれらの変更を加え、既存のすべてのアクセス権を置換します。[上書き]が選択されていない場合は、選択したアクセス権がすべてのフォルダコンテンツおよびサブフォルダに追加されますが、既存のアクセス権は削除されません。
  5. [送信]を選択します。
  6. [OK]を選択してコースファイルに戻ります。

フォルダのアクセス権を上書きするオプション

親フォルダに対するアクセス権を編集または追加する場合、強制的にすべてのファイルおよびサブフォルダにこれらのアクセス権を継承させるオプションを利用できます。たとえば、フォルダに対する読み取り権および書き込み権が追加された場合、すべてのアクセス権が、読み取りおよび書き込み権にリセットされます。削除権などの他のアクセス権のあるフォルダ内の項目は、読み取り権および書き込み権のみに戻されます。

このオプションが選択されていない場合、ファイルおよびサブフォルダは親フォルダに付与されている追加のアクセス権が自動的に許可されますが、既存のアクセス権は削除されません。たとえば、フォルダに対する読み取り権、書き込み権、および管理権を追加するときに、そのフォルダ内の個々の項目にすでに、読み取り権、書き込み権、および削除権がある場合、ファイルの読み取り権、書き込み権、削除権はそのままで、管理権が追加されます。

フォルダの権限を編集した後、項目の権限を編集できますが、これらは次回に親フォルダの権限が編集された時点で上書きされます。このことは、目的およびオーディエンスが同じである項目を1つのフォルダ内に保存しておくと、権限の管理が容易になる理由の1つとして挙げられます。


フォルダのアクセス権について

ファイルがフォルダにアップロードまたはコピーされた場合は、親フォルダと同じアクセス権を継承します。ただし、ファイルが別のフォルダに移動された場合は、元のアクセス権が維持されます。親フォルダに関連付けられたアクセス権は継承されません。アクセス権はファイルのアップロード、コピー、または移動後に編集できます。

フォルダのアクセス権を編集しても、そのフォルダに含まれるファイルのアクセス権は自動的には上書きされず、追加されることに注意してください。次の例では、フォルダの項目にアクセス権が追加されています。ファイルのアクセス権とフォルダのアクセス権を一致させるには、[アクセス権の編集]ページで[上書き]オプションを使用します。

:ティーチングアシスタントに[Course Notes]というフォルダの読み取り権があり、そのフォルダ内の「Week 1」の読み取り権と書き込み権があるとします。[Course Notes]フォルダのアクセス権を編集して、管理権を追加します。これで、このティーチングアシスタントには[Course Notes]フォルダの読み取り権と管理権、およびファイルの読み取り権、書き込み権、管理権が設定されます。

[上書き]オプションを選択した場合、ティーチングアシスタントには、フォルダと、Week 1ファイルを含むそのフォルダ内のすべてのファイルに、読み取り権と管理権が設定されます。

[上書き]オプションをフォルダ全体に使用した後でも、個々のファイルのアクセス権を編集できます。