通知システムは、Blackboard Learnユーザに通知を配信するためのフレームワークです。課題が作成される、アンケートが提出される、テストが期限切れになるといったイベントがシステムに発生すると、通知システムは利用可能な通知メソッドを1つあるいは複数使用してすべてのユーザに通知します。すべての利用可能な通知の一覧については、「通知タイプ」を参照してください。

このシステムについて最初に理解するべき、最も重要な事は、関連するイベントが発生すると必ず有効な通知はすべて自動生成されることです。たとえば、教員が課題を作成して、学生がこれを利用できるようになると、システムは自動的に適切な通知を作成します。教員がアクションを起こす必要はまったくありません。

生成された通知は、Learnの以下の場所でユーザに直ちに表示されます。

  • My Blackboardの[更新]ページと[投稿]ページ
  • 通知一覧モジュール

システムは、Eメールその他の通信方法で通知を配信することもできます。配信はデフォルトでは無効に設定されています。有効になると、設定可能なスケジュールに従って定期的に通知を送信します。詳細については、「DistributionSendNotificationTask」を参照してください。

管理者が設定するパラメータの範囲において、個別のユーザは受信する通知を構成し、通知の受信方法を選択できます。


通知の作成時

およそ、通知は以下の状況で作成されます。

  1. リアルタイムのイベントにすぐに応答する。課題の作成時、テストの成績をつけるとき、あるいはアンケートの提出時に、1つの通知が作成されます。
  2. ユーザがコースに追加されるとき。これにより、新しいイベントは作成されませんが、新しい受信者が既存のイベントに追加されます。
  3. 何らかのコンテキストの交換イベントに応じて。コースのインポート/コピー時、あるいはユーザがスナップショットを使用する既存のコースに追加されるときなどに、通知が作成されます。これらのイベントは、一般に複数のイベントを作成します。これは、一般に一括通知と呼ばれます。

この中で、一括通知のメカニズムが最も複雑です。

一括通知の詳細


通知を利用可能にする方法

通知は次の二通りの方法で受信者に対して利用可能となります。

  1. オンライン : 通知はコースのホームページに表示されます。教育機関がCommunity Engagement機能にアクセスできる場合、あらゆるコースのユーザ通知を表示するシステムレベルのページである通知ダッシュボードで表示されます。
  2. 配布 : 通知は、Eメールなど1つ以上の配信メカニズムから送信できます。その他の通信方法としては、SMS、テキスト音声変換、Blackboardアプリのプッシュ通知などがあります(システムで有効になっている場合)。

通知が利用可能になると、すぐに通知モジュールでオンライン表示されます。タイムラインはキャッシュ設定に依存します。配信は、いくつかの設定可能な変数に従って定期的に行われます。キャッシュおよび設定可能な変数の詳細については、「通知パフォーマンス」を参照してください。

また、これらの通知のすべてはデフォルトで自動的に作成されます。たとえば、教員は期日のある課題を作成すると、そのコースのすべての学生に課題が利用可能課題の期日の通知が自動的に送信されます。


通知の優先度の指定方法

通知は3段階の優先度に応じて配信されます。

  1. 新規コース登録の通知。学生は、自分が登録されているコースを知らせる通知を受信します。
  2. 課題など、期日を含む通知。
  3. 掲示板の投稿など、期日を含まない通知。

通知は上記の順序で処理され、次に期日が近い順に処理されます。


通知が利用可能になる時

通知は関連する項目が利用可能になるとすぐにユーザの通知モジュールに表示され、配信がスケジュールされます。つまり

  • 項目に開始日が指定されている場合、通知は開始日が来るまで開始しません。項目に終了日が指定されている場合、その日付を過ぎると通知は表示されなくなります。
  • その項目(またはこれを含むフォルダ)に関連付けられた公開条件のルールが指定されている場合、この通知はこのルールを満たすまで利用可能になりません。
  • 項目に開始日が指定されていなかったり(あるいは過去の開始日を指定している)、関連付けられた公開条件のルールが指定されていない(あるいはすでに公開条件のルールが満たされている)場合、通知は速やかに利用可能になります。

通知の送信先

通知タイプはこれらの通知を受信する関係者をすべて一覧にします。次の点に注意してください。

  • 通知によっては、グループ単位になります。グループのコンテキストで通知が発行される場合、そのグループのメンバのみに送信されます。これには
    • 課題が利用可能
    • 課題送信済み
    • 課題送信済み(期日後)
  • すべての期日通知は、期日を過ぎると期限切れに変更されます。このしくみの詳細については、「通知パフォーマンス」の、古い通知データの削除タスクに関する項を参照してください。
  • これらの通知はすべて、2つのレベルで個別にオフにすることができます。
    • コース/コミュニティの管理レベル、つまりシステム全体として。
    • 個別のユーザレベル

[コース/コミュニティが利用可能]の通知は、どのレベルでもオフにすることはできません。