管理者は、各コンテンツエリアのごみ箱を利用可能または利用不可にし、それらのサイズクォータを定義します。コンテンツエリアのごみ箱が有効になっている場合、コンテンツエリアから削除されたコンテンツは、リストアが必要な場合のためにごみ箱に保存されます。コンテンツエリアでごみ箱を有効にしていない場合、削除されたコンテンツは、永久にシステムから削除されます。
どのコンテンツエリアでも[ごみ箱を使用する]設定は、長時間実行される操作であり、すぐには実行されません。
ユーザ、コース、およびコミュニティのコンテンツエリア
ユーザ、コースまたはコミュニティのコンテンツエリアでごみ箱が初めて有効になると、各ユーザ、コースまたはコミュニティに個別のごみ箱が作成されます。
リリース9.1より前のBlackboard Learnでは、ごみ箱をユーザ、コースまたはコミュニティのコンテンツエリアで有効にすると、共有ごみ箱が作成されていました。管理者は、この共有ごみ箱を個別のごみ箱に変更することができます。変更しても、共有ごみ箱は削除されません。共有ごみ箱にある既存のあらゆるコンテンツ、および新たにリサイクルされたすべてのコンテンツは、個別のごみ箱に保存されます。適切なアクセス権があるユーザは、共有ごみ箱からファイルのアクセスとリストアを実行できます。管理者は既存の機能を使用して、該当するコンテンツの移動または削除の計画を立てる必要があります。個別のごみ箱を一度コンテンツエリアで有効にすると、共有ごみ箱に戻すことはできません。
ごみ箱の有効化
- 管理パネルの[Content Management]で、[コンテンツエリアの管理]をクリックします。
- [ごみ箱の管理]を選択します。
- 使用するコンテンツエリアの[ごみ箱を使用する]フィールドで、[はい]を選択します。
- 教育機関またはライブラリのコンテンツエリアのごみ箱を有効にする場合、[初期設定ディスク容量]フィールドで、[無制限]または[制限あり]を選択して、希望する容量の上限を入力します。値が「-1」の場合、このごみ箱にはクォータが設定されてません。
ユーザ、コース、およびコミュニティのコンテンツエリアの個人のごみ箱用のクォータは、[初期設定フォルダ作成設定]で設定されている親フォルダのクォータと共有されます。
- [送信]を選択します。このプロセスは即座には完了しないため、設定の変更が完了した時点で、管理者宛てにEメールが送信されます。
ごみ箱の無効化
コンテンツエリアのごみ箱が無効になると、あらゆる既存のコンテンツは個別または共有のごみ箱に保存されます。
ごみ箱がコンテンツエリアで無効になっている場合でも、ごみ箱の削除スケジュールにより、共有ごみ箱と個別のごみ箱の両方にある保存期間を過ぎたファイルは継続的に削除されます。削除設定の詳細については、「ごみ箱設定の指定」を参照してください。
教育機関およびライブラリコンテンツエリア
教育機関またはライブラリのコンテンツエリアでごみ箱が有効になると、共有のごみ箱が各コンテンツエリアに1つ作成されます。