Blackboardクラウドを有効にする理由

Blackboardクラウドを有効にすると、ユーザの教育機関でBlackboardクラウドサービスのすべての機能を利用できるようになります。これにはソフトウェア更新とインラインでの課題の採点が含まれます。

これらのツールは、今日の学習者のニーズを満たす教育体験を学生および教育者に提供し、学生の積極的な取り組みを実現します。


Service Pack 10以降、いくつかの機能がクラウドベースなのはなぜですか?

SP 10以降で、一部の機能がBlackboardクラウドベースであるのには3つの理由があります。

  1. より迅速なイノベーションと対応 : Blackboardクラウドに機能を構築することで、単一の現代的なテクノロジーのスタックを構築し、すべてのクライアントに同時展開することが可能になります。これにより、急速に進歩しているテクノロジー分野において、クライアントの要求により迅速に対応できるようになります。同様に、新しい機能、改良および拡張された機能をより迅速かつ効率よくお届けできるようになります。
  2. 低コストでスケーラビリティを確保 : リソースを集中的に使用する機能をBlackboardクラウド内に配置することで、パフォーマンス上の負担をお客様から取り除き、Blackboardが引き受けます。その結果、クライアントおよびエンドユーザの全体的なエクスペリエンスが向上します。

Blackboard Learnのインスタンスをクラウドに接続するには、どうすればよいですか?

クラウドの接続

クラウドは、使用しているBlackboard Learnのインスタンスに接続する必要があります。「クラウド設定 (ツール)」の管理者権限により、管理者はクラウドの設定を管理できます。

管理パネルで、[クラウド管理]の下にある[クラウドコネクタ]を選択します。以下の表に、利用可能なユーザインターフェイスの要素を示します。

要素説明
1.Blackboard Learnインスタンス
外部URL所属する学校が公開するBlackboard LearnのURLを入力します。
2.クラウドの登録
表示名所属する学校を識別するための表示名(学校の正式名称など)を入力します。このフィールドで略称を使用することは避けてください。
説明表示名についてオプションの説明を入力します。
インスタンスのタイプ使用している環境でこのBlackboard Learnのインスタンスを使用する方法を指定します。[製品]、[開発]、[ステージング]、または[テスト]を選択します。
サイトID使用しているBlackboard Learnのインスタンスには、登録後に一意のサイトIDが割り当てられます。
接続日インスタンスが正常に登録された日付と時刻。
3.送信
送信変更した設定を送信する準備ができたら、このボタンを選択します。

クラウドへの接続とファイアウォールの設定

クラウドサービスに対して双方向に通信できる必要があります。テストサーバーとして運用している場合やセキュリティ上の理由からBlackboardをファイアウォールの内部で実行している場合、これらの機能を使うにはファイアウォールを開放する必要があります。クラウドサービスに対して双方向通信を開放するには、使用しているファイアウォールを設定して、以下の表に示すアドレスからの応答を許可する必要があります。

サービス完全修飾ホスト名IPアドレスポート
BbPatchリポジトリbbprepo.blackboard.com69.196.225.8180
Blackboardクラウドを含むソフトウェア更新バージョン2.x以前

handle.blackboard.comまたはconnect.cloud.bb

出力元:69.196.224.135, 69.196.227.20, 69.196.225.107, 69.196.227.60

入力先 :69.196.253.30

443

Blackboardクラウドを含むソフトウェア更新バージョン3.x以降registrar.cloud.bb

入力先 :107.23.34.151

出力元 :69.196.227.60および「AWS IPアドレスリスト」を参照してください。

443
Partner Cloudapi.cloud.bb、ui.cloud.bb、nat.cloud.bb (Blackboardクラウド機能への受信)

入力先 :107.23.34.151

出力元 :69.196.227.60および「AWS IPアドレスリスト」を参照してください。
443
Flickrマッシュアップwww.flickr.com98.136.145.152、206.190.57.60、98.136.145.153、206.190.57.61、98.136.145.154、98.136.145.155、216.115.101.179、216.115.101.17880
YouTubeマッシュアップgdata.youtube.com74.125.228.0-1480
SlideShareマッシュアップwww.slideshare.net174.36.28.1180
Blackboard Mobileファイアウォールの許可リスト」を参照80、443
SafeAssignsafeassign.blackboard.com入力先 :34.202.93.213/32および34.231.5.82/32

出力先 :54.172.28.76/32および202.220.111/32
80、443、8080、8443
McGraw-Hill Connectlms.mcgraw-hill.com204.8.135.97および198.45.24.17080
クラウドストレージ統合Building Blockkloudless.blackboardcdn.com  
 natasha.eppg.com  

所属教育機関がインライン採点用にNew Box Viewを使用していて問題がある場合は、Configuring a Firewall for Box Applicationsの記事を参照してください。


Blackboardクラウドを有効にすると、Learn環境のセキュリティにどのような影響がありますか?

Learn環境およびBlackboardクラウドには、複数のレイヤで構成されたセキュリティが存在します。ユーザの認証は、Learnのインスタンスによって処理されます。Blackboardクラウドを追加しても、Learnの認証メカニズム (パスワード、デジタル証明書、CASなど) が変更されることはありません。

Blackboardは、クライアントに安全なアプリケーションを提供するために努力を続けています。Blackboardは、OWASP(Open Web Application Security Project)のセキュリティエンジニアガイドラインセットに基づいて製品を開発しています。これには、OWASPの10大脆弱性への特定の対抗策も含まれます。Blackboardは、これらのセキュリティプラクティスを、ソフトウェア開発サイクル(SDLC)のすべてのフェーズに取り入れています。

要件は、使用例ごとに認証要件を特定する必要があります。テクニカルデザインドキュメンテーションには、潜在的なセキュリティリスクの分析が含まれている必要があります。Blackboardの開発チームは、実装時にエンジニアリングコーディング標準を活用することで、既知の脆弱性の回避や、実証済みの対策集などを含む開発手法のベストプラクティスへの適合性が保証されるようにしています。

Blackboardは、自社のアプリケーションを保護するために、コードレベルで脅威を検出する「ボトムアップ」手法だけでなく、脅威をモデル化して分析する「トップダウン」のセキュリティアセスメントを含む複数の手法を使用しています。Blackboardは、開発およびリリースプロセスを通じて自社の製品に影響するいかなる脆弱性もタイムリーに解決策を提供できるよう努めており、規則的かつ効率的にセキュリティパッチの開発と配布を行っています。


クラウドのデータはどこに配置されますか?

Blackboardのクラウドサービスに関連するすべてのデータは、Blackboardのクラウドインフラストラクチャにホストされています。

このクラウドインフラストラクチャには、BlackboardマネージドホスティングのデータセンターとAmazon Webサービス (AWS) インフラストラクチャでホストされているサービスおよびコンポーネントが両方とも含まれます。

クラウドベースでのサービスの利点の1つは、複数のインフラストラクチャプラットフォームの活用を可能にする柔軟性を備えていることです。これにより、インフラストラクチャプラットフォームを通じて、サービスの配置の詳細を、時間の経過に伴い変更していくことが可能になります。


理由は?

主に初期リリースのコストと複雑さを抑制するために決定されました。単一テナント、共有クラウドアプリケーションをグローバルに運用して複数の地域のデータセンターに分散してユーザのデータを保存するような設計には、本質的な問題が存在します。プラットフォームがより複雑になるため、結果的に配置およびサポートのためのコストの増大を招くことになります。

将来のアーキテクチャパスとしてデータを地域ごとに分散して管理する方法を除外してきたわけではありませんが、積極的に採用することも控えてきました。これは、今後の開発についてまだ答えの出ていない問題です。

国際的なクライアントへの特別な注意 :

Blackboardは、米国外に拠点を持つデータセンターにより管理されているクラウドサービスを使用することについて、国際的なユーザの一部が懸念を持っていることを理解しています。データセキュリティおよびプライバシー関連の法律は、地域、国、さらに場合によっては同一国内でも州や都道府県等により異なります。この状況は、特定の教育機関のポリシーが、当該地域の法律を異なる方法で解釈、または拡大する可能性があるため、さらに複雑になっています。

Blackboardは、Learnでの新しいクラウドベースを拡張するにあたり、これらの懸念に留意しています。また、従来型LMSにはコースおよび教育機関の壁となる制約が存在します。クラウドベースのアプリケーションの利点の1つは、そうした壁を越えて指導と学習環境を展開できることです。Blackboardは、前述の懸念と、このような利点とのバランスを模索しています。データの配置場所、およびそれがプライバシーに及ぼし得る影響に対するすべての懸念に対して対策を取りつつ、この利点を維持して行くことは新しい課題と言えます。Blackboardでは、こうした新しい機能の導入に当たり、初期段階の対策だけでは、すべてのユーザの懸念を解決できないことを認識しています。ただし、これらの懸念に対するBlackboardの認識が、いくつかの方法において当社のアプローチを特徴付けるものとなっています。

  • 新しいクラウドベースの機能はオプションであり、管理者によるアクティベーションが必要です。
  • 新しいクラウドベースの機能は完全に補助的なものであるため、教育機関がそれらの機能を有効化しないことを選択した場合でも、既存の機能への影響はありません。
  • 機能が有効化されると、個別のユーザは、セキュリティ設定により自分のプロフィールデータを制御できるようになります。また、他のユーザからの検出を可能にする前にオプトインする必要があります。
  • クラウドサービスのアーキテクチャは、将来、データを複数のホスティングセンターに分散して配置可能にすることを想定して設計されています。

Blackboardは、これらの新しいクラウドサービスを利用可能にする過程でこれらの採用パターンに細心の注意を払っていきます。また、これらの機能に対する将来の投資計画時にも、パターンを考慮するつもりです。


    インラインでの課題の採点

    インライン採点では、教員はブラウザ内で直接、学生の課題ファイルに注釈を付けて採点することができます。インラインビューアでは、New Box Viewというサードパーティ製のクラウドベース技術が使用されています。

    インライン採点の詳細