アプリケーション共有
モデレータとプレゼンタは、デスクトップまたはソフトウェアアプリケーションを共有して、特定のトピックについて出席者に教えます。アプリケーションやデスクトップ内を移動すると、学生側も自動的にその動きに従います。
アプリケーション共有では、新たなWebRTC規格により、高品質な操作環境と卓越した画質を実現しています。
出席者
ライセンスによって、デフォルトで最大100~250人の出席者をセッションに参加させることができます。セッションの出席者には、モデレータ、プレゼンタ、参加者が含まれます。
セッションでさらに多くの出席者が見込まれる場合は、ウェビナーモードをオンにします。
音声と動画
Ultraユーザエクスペリエンスでは、新しいWebRTC規格を使用して、高品質な操作環境と、卓越した画像および音声品質を実現しています。
セッションの出席者が初めて150人に達すると、すべてのユーザの音声と動画が一時的にオフになります。セッションは専用のサーバに移行して、参加者が増え続けることができるようになります。
ブレークアウトグループ
モデレータは自分で学生をグループ分けするか、またはCollaborateを使用してランダムにグループ分けするかを選ぶことができます。モデレータは、出席者を他のグループに切り替えるか、特定のブレークアウトグループに参加できるようにして、共同作業が容易に行えるようにすることもできます。
モデレータは、1つまたは複数のブレークアウトグループとファイルを共有することができます。ファイルをブレークアウトグループと共有すると、ファイルの最初のスライドがブレークアウトグループに表示されます。
ブレークアウトグループは必要に応じてオフにできます。Behind the Blackboardのブレークアウトグループをオフにするリクエストを送信 (英語のみ)
キャプションファイル
Video Text Tracks (VTT) キャプションファイルおよびSubRip字幕 (SRT) ファイルをアップロードして記録に追加したり、記録のキャプションと置き換えたりできます。
セッションで ライブ字幕 (クローズドキャプション) を使用した場合は、記録にすでに字幕が付いています。
チャット
ユーザーはセッション中にチャットできます。モデレータはセッションでのチャットを無効にできます。CollaborateのUltraユーザエクスペリエンスの絵文字パックでは、多種類の絵文字とUnicode-8文字が使用できるようになりました。
モデレータは、セッション開始前にチャットメッセージ内の不適切な表現を削除するよう選択できます。不適切な表現のフィルタは、デフォルトではオフになっています。
不適切な顔文字は、顔文字選択ツールから削除されます。
セッションの記録には[全員]チャネルでのチャットが含まれます。プライベートメッセージおよびブレークアウトグループのチャットメッセージは記録されません。Collaborateのチャット履歴には、同時に50件までのメッセージしか表示されません。
ファイル共有
60MB以下のGIF、JPEG、PNG画像ファイル、PDFファイル、 PowerPointプレゼンテーション をセッションにアップロードできます。モデレータは 複数のプレゼンテーションをアップロードできます。ただし、セッションを問わず、ファイルサイズの合計の上限は125MBまでです。
スクリーンリーダのユーザは、セッションで共有されたPowerPointとPDFファイルのテキストにアクセスできます。これにより、スライドの変更に簡単についていくことができます。モデレータとプレゼンタは、スクリーンリーダーがテキストにアクセスできるよう、[ファイルの共有]を選択し、[Collaborate]にファイルをアップロードする必要があります。
セッションの作成後、モデレータは作成したセッションをいつでも開くことができ、共有するファイルもロードできます。これらのファイルは、モデレータによって削除されるまでセッション内に残ります。
サポートされているファイルタイプ
モデレータとプレゼンタは以下のファイルをアップロードして共有できます。
- 画像 :GIF、JPEG、PNG
- プレゼンテーションおよびドキュメント :60MB以下のPDF、PPT、またはPPTX
モデレータは複数のプレゼンテーションをアップロードできます。ただし、セッションを問わず、ファイルサイズの合計の上限は125MBまでです。
すべての出席者はPNG、JPEG、およびJPGファイルをアップロードして、プロフィール画像として使用できます。
Collaborateのフレームレート
フレームレート
- アプリケーション共有 :アプリケーションを共有するときのフレームレートは、プレゼンタと受信者の両方が利用できる帯域幅に依存します。信頼性の高いブロードバンドネットワークがあり、静止コンテンツの場合、1秒あたり25~30フレーム (fps) 程度になるでしょう。コンテンツが動画の場合、フレームレートは動画フレームの大きさと動画の内容に依存します。信頼性の高いネットワークであっても、動画が大きく、変化が多い内容の場合、急激にフレームレートが低下する可能性があります。
- 動画 :動画のフレームレートには40 fpsの上限があります。ただし、動画のフレームレートはユーザの帯域幅とカメラの制限の影響を受けます。信頼性の高いネットワークでは、30 fpsが現実的です。
ライブ字幕 (クローズドキャプション)
モデレータは出席者を字幕入力担当者に設定する必要があります。字幕入力担当者は、セッション中の発言を入力します。その他の出席者は、入力された内容をリアルタイムで確認できます。複数の字幕入力担当者を設定して、複数の言語に対応できます。
字幕はセッションの記録に含まれます。
ナビゲーション
UltraユーザエクスペリエンスによるCollaborateのナビゲーションはシンプルで直感的です。ユーザーが求める全ての機能が、必要なときに利用できます。インターフェイスはセッションのすべてのアクティビティに動的に適応し、発言者と、共有されているコンテンツがフォーカスされます。
アンケート
モデレータは5種類のアンケートのうち1つを使用していつでも出席者にアンケートを行うことができます。はい/いいえおよび複数選択肢 (1-2、1-3、1-4、1-5)
記録
音声や動画、セッション中に共有されるその他のコンテンツも記録可能です。セッション中に使用されるリアルタイム字幕やサブタイトルのキャプチャも可能です。セッションで使用された字幕が複数ある場合には、最初のものが記録されます。記録には、[ 全員 ]チャネルでのチャットメッセージもキャプチャされます。
レポート
CollaborateのUltraユーザエクスペリエンスには、詳細な情報を提供することを目的とした多数のレポートがあります。
- セッション出欠 :セッションに参加した出席者 (出欠確認のため) と、彼らがセッションに参加した時間、彼らがセッションから退席した時間、各出席者がセッションに参加した時間の長さの概要が表示されます。
- メトリック :CollaborateのUltraユーザエクスペリエンスの使用方法に関する詳細な概要を提供することを目的として設計されています。この情報には、所属教育機関に適用される頻度や規模が含まれているため、サービスに関して十分な情報を得たうえで意思決定を行うことができます。
- 記録 :所属教育機関の記録に関するデータを管理者に提供します。このデータには、記録名、記録を見るためのリンク、記録の作成日時、記録の合計時間が含まれます。
- 出席者 :その日のセッション出欠レポートの他に、すべてのセッションの概要とセッション出席者の詳細を管理者に提供します。これには、セッションを開始した時間、セッションを終了した時間、各出席者の参加時間と退席時間が含まれます。
Collaborateセッションのアイドル状態
セッションのアイドル状態
30分経過後にアクティブな出席者がいない場合、セッションは終了し、出席者は削除されます。これにより、記録の終わりに長時間、無音のアイドル状態が続くのを防止できます。
次の活動が含まれている場合、セッションはアクティブです。
- 出席者がマイクをオンにして話している
- チャットメッセージ
- ユーザがセッションに参加または退出する
- アンケート
- ホワイトボードの編集とスライドの更新
- 挙手
- コンテンツのアクティビティ (アップロード、変換、削除など)
- 談話室の活動
- タイマー
アイドル状態のセッションのモデレータには、現在セッションが開いているが、すぐに終了するというリマインダが警告音とメッセージで通知されます。警告音ははずんだり跳ねたりするようなサウンドです。
休憩が必要となるような長時間のミーティングを開催する場合は、セッションのアクティブな状態を保つのにタイマーを使用します。
タイマー
モデレータは、セッション内の全員に対してタイマーを設定したり、他のモデレータに表示したりできます。[ Collaborate ]パネルを開き、[ コンテンツの共有 ]を選択して タイマーを開始します。