Four principles of PowerPoint®のアクセシビリティの4つの原則

アクセシビリティの主な原則を以下に示します :

  1. スライドのタイトル
  2. 読み上げ順序
  3. 画像の代替テキスト
  4. 説明的なリンク

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スライドのタイトル

カスタムテンプレートを作成するのではなく、事前定義されているPowerPointのスライドテンプレートを使用します。これらのテンプレートにはスライドタイトルが構造に組み込まれています。スライドタイトルはスクリーンリーダーの利用者に見出し構造を提供します。

[ ホーム ]タブで、[新しいスライド]メニューまたは[ レイアウト ]メニューからレイアウトを選択し、タイトルと適切な構造要素が含まれるスライドを選択します。

スライドにタイトルを表示したくない場合は、次の手順を行います。

  • Windowsの場合:[ホーム タブの[図形描画ペインから[配置メニューを選択します。[オブジェクトの選択と表示]]を選択します。テキストボックスの横にある目のアイコンを選択して、表示/非表示を切り替えます。
  • Macの場合:[ホーム] ]タブの[ 配置メニューを選択します。メニューの下の方にある[ オブジェクトの選択と表示を選択します。タイトルの横にある目のアイコンを選択して、表示/非表示を切り替えます。

スライドタイトルを追加するときの考慮事項

  • 各スライドには表示または非表示のタイトルが必要です。
  • スライドごとに固有の見出しタイトルを使用します。複数のスライドで同じトピックを参照する場合は、スライドタイトルの後に"(続き)"を追加するか、要素を非表示に設定することを検討してください。

読み上げ順序

デフォルトでは、スライドの読み上げ順序はオブジェクトが追加された順番になります。この順番を変更したい場合があるでしょう。順番を確認して、必要に応じて調整してください。

  1. [オブジェクトの選択と表示]を開きます。
    • Windowsの場合[ホーム] タブの[図形描画] ペインから[ 配置]を選択します。[オブジェクトの選択と表示]を選択します。
    • Macの場合:[ホーム]タブから[配置]を選択します。[オブジェクトの選択と表示]を選択します。
  2. [オブジェクトの選択と表示]に、スライドのオブジェクトが一覧表示されます。オブジェクトの読み上げは、一番下のリスト項目から順番に始めて、一番上のリスト項目で終わります。オブジェクトの順番を変更します。
    • Windowsの場合矢印ボタンを使用してオブジェクトの順番を変更します。
    • Macの場合:オブジェクトを選択してドラッグし、順番を調整します。青い線が表示されて、オブジェクトの配置をガイドします。
  3. テキストボックスに追加されたテキストは、[アウトライン]ビューに表示されない場合があります。このテキストは、[アウトライン]ビューにコピー&ペーストすることができます。
  4. 逆に、非表示のスライドタイトルは[アウトライン]ビューにテキストとして表示されるはずです。

読み上げ順序を設定するときの考慮事項

  • 読み上げ順が論理的であるように注意します。
  • PowerPointに内蔵されたテンプレートには、読み上げ順序が事前定義されています。白紙のスライドから作成されたスライドの場合は、読み上げ順序を手動で設定する必要があるでしょう。

画像の代替テキスト

スクリーンリーダーは、代替テキスト(Altテキスト)を使用して、画像に関する情報をユーザに提供します。

まず、画像が何を目的としているのか自問自答してください。目的がよく分かっていない場合は、画像を使用しないでください! 学習障害を抱える人々にとっては、不要な画像は混乱の元であり、圧倒されてしまいます。次に、代替テキストはシンプルで簡潔なものとし、画像を的確に説明する内容にします。たとえば、alt="細胞分裂の写真"などのようにします。画像が、より複雑な情報を伝える図である場合には、素材に関する長い説明やテキスト形式が必要になります。

  1. 図を書式設定します。
    • Windowsの場合:画像を右クリックして[図の書式設定]を選択します。
    • Macの場合:画像をダブルクリックして[図の書式設定]を表示させます。
  2. 3番目のサイズとプロパティのアイコンを選択し、 代替テキストエリアをドロップダウンします。
  3. [タイトル]フィールドと[説明]フィールドに、画像の同じ代替テキストを入力します。代替テキストは、その外観の文字通りの説明ではなく、画像の意味または目的を表すものにします。

画像の代替テキストを提供するときの考慮事項

  • 説明に"~の画像"や"~の図"などを含める必要はありません。
  • 画像内のテキストはすべて代替テキストに含める必要があります。
  • 代替テキストは簡潔で、実際のプレゼンテーションの画像を説明するものにします。
  • PowerPointのすべての画像は、それが単なる装飾であっても、代替テキストを指定する必要があります。
  • 画像の使用は最小限に抑えて混乱を避けます。

説明的なリンク

リンクはすべて、ユーザがクリックすると何にたどり着くのかを説明する必要があります。WebアドレスやURLは、情報の提供を考慮していないため、使用しないでください。

  1. インターネットを使用してリンクするWebサイトを探します。URLをコピーします。
  2. PowerPointのスライドで、説明的なリンクに変換するテキストをハイライトします。
  3. [ハイパーリンク]を選択します。
    • Windowsの場合:テキストを右クリックするか、[挿入]タブから[ハイパーリンク]を選択します。
    • Macの場合:[挿入]タブから[ハイパーリンク]を選択します。
  4. [アドレス]フィールドにURLを入力またはペーストします。
  5. [OK]を選択します。

説明的なリンクを提供するときの考慮事項

  • リンクのテキストはユーザがアクセスする場所を説明するものにします。例 : モンタナ大学のホームページ
  • スライドを印刷する可能性のあるユーザのためにURLを含める場合は、説明的なリンクの横に括弧つきでURLを配置し、URLを右クリックして[ハイパーリンクの削除]を選択します。例:モンタナ大学のホームページ (http://www.umt.edu)

アクセシビリティチェック

PowerPointにはアクセシビリティチェック機能が内蔵されており、上記のすべての項目について問題を特定することができます。アクセシビリティチェックを使用するには、[ファイル]、[情報]、[問題のチェック]、[アクセシビリティチェック]を選択します。[オブジェクトの選択と表示]と組み合わせて使用すると、PowerPointプレゼンテーションのアクセシビリティをさらに確実なものにできます。[修正が必要な理由]および[修正方法]に関する有益な情報が、[検査結果]の[追加情報] セクションに表示されます。

Microsoft® では最近、PowerPointの2016 Macバージョンにもアクセシビリティチェック機能を追加しました。現時点では、Microsoft Insiderプログラムのユーザのみが利用できます。このプログラムに参加するには、[ヘルプ]メニューから[更新プログラムのチェック]を選択し、[Office Insiderプログラムに参加して、新しいリリースにいち早くアクセスする]のチェックボックスを選択します。[校閲]タブを開いて[アクセシビリティチェック]が利用できるようになったかどうか確認してください。まだ利用できない場合は、上記の手順を繰り返してみてください。これで問題が解決するはずです。スライドを校閲するときは、[オブジェクトの選択と表示]と[アクセシビリティチェック]を並べて開くことができます。


その他のアクセシビリティのヒント

  • 十分なフォントサイズを使用します。
  • テキストと背景の間に十分なコントラストを提供します。
  • 情報を伝える唯一の方法としてカラーを使用しないでください。
  • PowerPoint内の表の操作は支援技術の利用者には困難です。ExcelまたはWordで表データを提供する、PowerPointスライドショーから分離する、リスト形式のデータを提供するなど検討してください。
  • PowerPointに埋め込まれた動画のプレーヤーコントロールは現在利用できません。YouTube™/Vimeo®の動画への説明的なリンクを追加するか、動画ファイルをPowerPointスライドショーとは別に提供することを検討してください。動画に字幕 (キャプション) を必ず含めます
  • 音声ファイルには必ずトランスクリプトを含めます。
  • ユーザはPowerPointファイルをさまざまな方法で利用する可能性があります。PDFではなくPowerPointファイルそのものを提供して、これらのさまざまなテクニックをユーザが利用できるようにしてください。

寄稿者

Marlene Zentz (シニア教育デザイナー&アクセシビリティスペシャリスト) | Aaron Page (アクセシビリティスペシャリスト) | UMOnline| モンタナ大学 | ミズーラ、MT